春の雪

3月18日、月曜日。

またしても興味深い夢を見て9時30分起床。それにしても、どうして夢の記憶というのはほぼほぼ消え失せてしまうのだろう。

朝起きてカーテンを開けたら外は雪が積もっていて驚いた。結局今日は終日雪。もうお彼岸だというのに。日中の気温に至っては昨日より15度も低かった。

昨夜あれから、深夜2時半までキーボードの山崎と長電話。世界情勢から宇宙に至るまで、ありとあらゆる話をして、ボロボロだったメンタルのリハビリにはなった。ある意味ちょっとした現実逃避みたいなものだけれど。

午前中昼寝。午後母の病院へ。

今日の母はまた夜眠れなかったということでハイになっており、非常によく喋った。例によって虚実ないまぜではあるが、現実の割合が高くそこまで妄想成分が多いわけでもなかった。

夜、町営の温泉に行ったら外は本降りの雪だった。12年前、父が倒れて実家に戻った日のことを思い出す。あの晩も本降りの雪だった。

今回の冬はトータルで見れば雪は全然少ないんだけれども、1月に雪がなかったのに3月になってもまだ雪が降るという具合になんだかバランスがおかしい。昨夜山崎と今の世界のバランスがおかしいと話したことそのまんま。なんだかハルマゲドンの手前にいるような感覚。

いずれにしても、絶対とは言わないまでもほぼほぼ自分の孤独死はもう確定している気がするし、そういう意味でもこの山形の片田舎の町は自分にとってこの世の果てである。闇雲に突き進む時はとうに過ぎ、僕らは日々人生の瀬戸際をうろうろしている。

今ちょっと思い出したのだが、今朝方見た夢は入れ子構造の夢だった。つまり、夢の中でまた夢を見ていた。とすると、現実もまた入れ子構造になっていて、この現実もまた夢である可能性は……などということをふと考えたのだった。

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