8月11日、日曜日。
不屈の逆はなんて言うんだろう?
人間とにかく体調の悪さには勝てない。自分ではどうしようもない。気力で克服するとかそういう問題でもない。ただひたすら何かが通り過ぎるのを待つしかない。とにもかくにも今日はあまりにも体調が悪過ぎて、まったくもって歯が立たなかった。
今朝は10時50分に電話がかかって来ず、11時38分起床。とはいうものの、何しろ寝たのが明け方の4時近かった。眠気は格別なかったのだがなんとなく調子悪いなと思っていたら昼食後酷い頭痛。頭痛薬のアドヴィルを飲んだもののなかなか頭痛は治まらず、ベッドに横になっていたらいつの間にか気絶していた。目が覚めると3時間が経過していた。まだ頭痛の残滓はあったが、それよりも胃がむかむかして気分が酷く悪い。いわゆる悪心という奴だ。夕方母のところに行くころには気持ち悪くて今にも吐きそうだった。あまりにも気分が悪くて何も食べられる気がせず、帰りがけにコンビニで盛岡冷麺を買って帰り、帰宅後なんとか食べる。しかしながらこれを書いている今現在まだ胃がむかむかする。
このところの習慣で書斎はずっと冷房を入れていたが、今日もそれほど暑くはなく、夕方以降はむしろ涼しかった。
前述のように日中はほぼ廃人。いつもなら三連休などというものはうんざりするだけなのだが、今回だけは明日が休日でよかったと思った。夜、Netflixのオリジナルドラマ「全裸監督」を最後まで見た。ドラマの前半は無茶苦茶面白かったのだが、何しろ実話に基づいているものだから話は後半失速。村西がハワイで拘留されてからは彼の破天荒ぶりを描くわけにもいかず。なので徹頭徹尾痛快というわけにはいかなかったが、おしなべて面白かった。「ナルコス」といい、Netflixのオリジナルドラマはよくできている。
それから途中になっていた是枝裕和監督「万引き家族」を最後まで見た。多少奇妙ではあるものの日常を延々と描写するのにちょっと辟易していたが、ちょうど一時停止していたところからようやく話は急転直下動き始めた。ネタバレになるので詳しく書くわけにはいかないが、正直なところこれでカンヌのパルムドール? と思わざるを得なかった。辿り着くべきところに辿り着いてない感。中途感がある。なので圧倒的なカタルシスは得られない。多分に気分の映画なのかなという印象。是枝が最後に子供たちに言わせたかった(映画の中では言わない)ことは分かるが、それは映画のモチーフとしてはいかにも小さい。
気がつくと明後日からお盆、そして明後日には母が入院。明日は盆の準備もしなければならないので、今日のように一日死んでいるわけにもいかない。母が入院する明後日はもっと死ぬわけにはいかない。かといってどうしたら体調が悪くならないで済むのか。こればっかりは起きてみないことには分からない。とにかく今日は早めに寝ることにしよう。気持ち悪いし。