末期

６月８日、月曜日。

相変わらず日中は冷房を入れるくらい暑く、朝晩は冷える。

今日の相場は雇用統計明けの月曜日とあって正直よく分からなかったが、金曜日に金で損切りした分を金で取り戻した。ショックだったのは先日損切りした米国株が今日になって爆上げしたことだが、やはり自分はいつか上がるだろうと思って果てしなく持ち続けるというのは性に合わないし、米国株は少額でやるには手数料が高過ぎる。

金を利確したあと、最近あまりにも運動不足なので、天気もいいことだし散歩がてらコンビニまで歩いて往復した。すると、たかだか３０分歩いただけでへばる。凄まじい体力のなさだ。我ながら感心してしまうくらい。これでは正直セックスする体力もないのではないか、などと思う。

買い物病は治まるどころか悪化する一方で既に末期状態に突入している。今日はドラム音源とベース音源が調べれば調べるほど欲しくなり（要するに調べなければいいのだろうが）、延々とアマゾンやらサウンドハウスやらメルカリやらを行ったり来たりを繰り返し、とどのつまりはまた同じことの繰り返しでこれしかないだろうと思えば思うほど買いたくなるのだった。で、考えてみれば当たり前なのだがこれしかないと思うものはいいものなのでそれなりの値段がする。これがしばらく買い物をしていないときであればそれほど迷わないし、かつてヨウタロウが安いじゃん！と言っていたのを思い出したりもするのだが（確かに昔だったら０が１つ２つ多かった）、さすがにこのところジェットコースター的に買い物をしているのでもはや依存症と言っていいぐらい自分は制御が効かなくなってるんじゃないかという思いもある。とはいうものの、これまで曲を作ってきて結局気になるのは歌とドラムとベースであり、歌に関しては先般エフェクターを買ったし所詮自分が歌うのだからしょうがないと言えるけれども、ドラムとベースのリアリティのなさは常々気になっていた。つまり、どう聴いても打ち込みに聞こえてしまうところが。まあ土台ドラマーでもベーシストでもない（ベースを弾いていたことはあるが）自分がやっているというのもあるけれど、もうちょっとなんとかならないかといつも思うのだった。

とはいうものの、考えてみればなんで最近になって急に自分で歌い始めたのか、次から次へと曲を作り始めたのかというと結局は土日サッカーをやっていないからのヒマつぶしであり、もう一言付け加えればトレードのストレス発散という部分もあるけれど、いずれにせよコンペに出すわけでも誰かに聴かせるというわけでもなく、そんなものに銭を注ぎ込むのはどうかという根源的な疑問はあるのだが。だが一方ではこれ以上年を食ってから買ってもしょうがないんじゃないの的な部分もあり。そんなわけで夜になって我慢ならなくなりひとまずドラム音源をポチってしまった。アーメン。ベース音源の方が高いのだが、買うのは時間の問題と思われる。

買い物と言えば今日は午前中にふと、４０％オフになってるしクーポンも使えるというのでボーカル用のエフェクター（DeBreath。息の音を抑えるプラグイン）を２０００円ぐらいで買ったのだが、夜になってメールが届いてもう１個プラグインをプレゼントという、田舎のディスカウントストアみたいな話が。で、この中からどれでも好きなものを１個選んで、とずらーっとプラグインが並んでいて、結局自分が買ったものよりもずっと高いボーカル用のプラグイン（Eddie Kramer Vocal Channel ）をタダでもらった。これをDAWで試してみるとかなりいい。先般自分が７０００円也で買ったものよりもいいくらい。というわけでこれはこれでラッキーだった。

今日の買い物はそれだけではなく珈琲の生豆をいつものところに頼んだのだが、コンビニに散歩に行ったときに代金をATMで入金したのだけれど、そうしたら財布の中には千円札が一枚しか残らなかった。というわけで明日は銀行に行かなくちゃ、なのだった。

それにしても生きることには金がかかる。