奇跡的に作戦が成功して朝4時半に目が覚めた。懸念された身体も動かないわけではなく、早速録画しておいた五輪男子サッカー、日本×モロッコを見た。で、ようやっと決めてくれました、永井。スペイン戦では散々決定機を外してくれたが、今回はむしろ難しいゴールを決めた。がやっぱり、山口がGKとの1対1を外すなど、今回も1-0の勝利だった。しかしながら、清武といい大津といい、シュートが枠を捉えていたのはよかった。序盤はモロッコの勢いに守勢に回ってどうなるかと思ったが、今大会でここまで無失点に抑えているのは日本とメキシコの2チームだけ、やはり出色なのは守備だろう。
というわけで比較的気分よく、余裕かまして病院に行ったのはいいけれど、診察を終えて化学療法室に入り、いつも通りまず血圧を測った。すると……上が88、下が83、唖然。超低血圧。これではダルくて動けなくなって当然、っていうか、上下の幅がこんだけ狭くて立って歩いている方が不思議、だがその数値を見ても看護婦が平然としているのが謎だ。どうでもいいのか。それでもとにかくやれるときにやってしまおうと珍しく根性らしきものを出そうとしたが、いきなり見るからに若い男が点滴の針を刺すのを2回失敗して腕がズブズブになる。長丁場の点滴、さすがに今の体調、超低血圧、超早起きでは起きていることが出来ず、3分の2から4分の3ぐらいは寝ていた。それでもしんどかった。が、一番しんどかったのは終わってから。なかなか椅子から降りられないほど消耗、薬をもらって外に出ると足に来て、おまけに気分も悪い。歩き始めてしまった手前、いまからタクシー乗り場まで戻る元気も出ず。とにかく這うようにして駅前まで行って喫茶店で一休み、それから折りよく来た通勤快速に乗ってなんとか地元まで辿り着き、スーパーで夕飯の冷やし中華を買って、今度こそタクシーで帰った。帰宅して冷やし中華を食べるとなんとかオリンピックを見ていられる程度まで回復、歯を剥き出しにして気合を表にさらけ出し、なんかゾンビよりも怖そうな野獣そのものの柔道女子57kgの松本が金メダルを取るのを見届けるころにはさすがにへばってきた。テレビでは体操男子団体決勝をやっているが、もうそろそろ限界。