プシュー?、警官の条件

昨日からめっきり寒くなったけれど、よりによってこんなときにエアコンが壊れた。夕方、例によってソファに寝転んで本を読んでいたら、「プシュー」という空気が抜けるような音がして、なんかヘンだなとは思ったら、その後しばらくしてエアコンが停まっていることに気づき、見るとインジケーターが点滅を繰り返していた。いろんなスウィッチを押してみて、シャープペンシルを使って「点検」とか「リセット」というボタンまで押してみたけれど効果なし。これを書いている今もインジケーターはせわしなく点滅を繰り返している。気がついてから管理会社に電話してみたけれど既に留守電だった。まあ真夏の盛りよりはマシだとは思うけれど……。とにかく明日電話しよう。

今朝は朝方寒くて目が覚めたりもしたのだけれど結局起きたのは10時前になってしまった。朝食後のコーヒーを飲みながらしばらくぼんやりしていたけれど、めんどくさいなあと思いながら結局11時過ぎに業務へ。3時ごろまで。不思議なことに昨日と寸分違わぬ収支だった。今日も食欲はあまりなかったけれど、一応食べた方がいいだろうなということでスーパーで昼食用のいなりずしを買い、ついでに禁断症状が出ないように本屋に寄って佐々木譲「新宿のありふれた夜」「制服捜査」の2冊を買って帰った。こうなると佐々木譲にハマっていると言われてもしょうがない。実際、これまで読んだ佐々木の本はハズレがない。夜はエアコンが壊れた後にセブンイレブンの弁当。ツイッターを見ていたら宮城が震源の地震があったというので念のために田舎に電話を入れる。仙台の弟も大丈夫だったようだ。

そんなわけで佐々木譲「警官の条件」読了。これも面白かった。大河小説、サーガと言っていい「警官の血」の続編だが、こちらはスタンドアロンのミステリ。とは言ってもまだ続きがありそうな終わり方。佐々木譲は綿密な性格描写とか人物造形をあまりしない方だけれど、その代わりエピソードを積み重ねるのが上手い。特に物凄いどんでん返しがあるわけではなく、むしろどちらかというと読んでいる途中で犯人が分かってしまうのだけれど、佐々木の小説はそういったいわゆる推理小説的なトリックで読ませるのではなく、ドラマのストーリーテリングで読ませる。個人的な好みとしてはもう少し感情を削ぎ落としてハードボイルドに徹した方がいいとは思うのだけれど。次に読んでいるのは「新宿のありふれた夜」。先日亡くなった若松孝二が監督して、「我に撃つ用意あり」として映画化された。映画の方は随分前にビデオで見たんだけど。

今日は湯冷めしないように早く寝床にもぐりこむしかないな……。今日からアマゾンのトップページに出てる電子書籍リーダー、Kindleが欲しくなった。昨日今日と分厚いハードカバーを読んだが、重くて読むのが疲れる。しかし、電子書籍って奴が思ったより安くない。これなら場所は取るけれど中古で本を買った方が安い。困ったものだ。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク