救い

10月3日、木曜日。

9時45分起床。

午後、15時に医者と話す予定なので、14時45分に母と面会。すると、酸素吸入器が鼻からになっていた。ぱっと見の母は数日前よりもよく見えた。弟が15時に仙台からやってくる。5・6分遅れて、ナースステーションで医者の話を聞く。

弟も呼べということだったので、てっきり覚悟を決めろという話だと思っていたが、話を聞いているとちょっと様子が違うようだった。CTだかMRIだかの写真を見せて説明するのだが、確かに肺炎になっているということだが、痰を吸引したところ肺の状態が少しよくなったという。それで、肺の外側に溜まっている水も減ったということだった。それで、通常の点滴がもう7か月も続けているので血管的に難しくなったので、太腿の付け根かあるいは首のところにある太い静脈に点滴するか、あるいは皮下点滴をするという選択肢があると。太い静脈に点滴をすると炎症を起こす可能性があるが、十分な栄養を与えることは出来る。一方皮下点滴の場合は安全だがタンパク質と脂質を入れることが出来ない、つまり栄養としては足りない。

そんなわけで気がつくと今後の治療方針の話になっていた。それで、まずは太い静脈の点滴を試して、熱をたびたび出すようなら皮下点滴に移行する、ということに落ち着いた。結果的には母の状態が数日前よりもよくなったという朗報だった。これで母はどれぐらいか分からないがもう少し持つ可能性が出てきた。

意外な展開でほっとしたものの、果たしてこれで安心していいものか、気持ちの持ちようはあまり変わらない。ただ淡々と日々を過ごすしかない。

病院に行く前に台所の床の拭き掃除をした。結構疲れた。

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