揺れ、警察庁から来た男

むむ、今気づいたがもう引っ越して4日目なのだな。

1時就寝、8時半起床。昨夜は耳栓なしで眠れた。睡眠薬も飲まなかった。ただし、リフレックスを1錠半飲んだ。Mサキの夢を見て目が覚めた瞬間、死に対する強い恐怖感を覚えた。夢との因果関係はないのだが。またもやパニック障害が再発するのではという、ウィキペディアによると予期不安に近いものを感じたため、朝っぱらから安定剤を飲む始末。まあなんとか押さえ込む。

で、今日も遊びの業務を4時間。虚しい。が、今は業務というよりも何事も長時間やる気力がないので、一種のリハビリである。3時半から歯医者の予約が入っているので、昼食を摂りにモスバーガーに入りそのまま3時過ぎまでぼうっとして時間を潰す。ここで本日2錠目の安定剤を飲む。すると、電車で隣駅(かつて住んでいた駅)に移動して歯医者の待合室で待っていると安定剤が効いてきて猛烈に眠くなり、名前を呼ばれるまでどうやら20分ぐらい寝ていた模様。で、どういうわけか歯の治療をしている最中が本日もっとも気が楽な時間であった。医者は僕の病気のこととかを知っているので、すみませんを連発してもうすぐ終わりますからと盛んに言うのだけれど、僕の気分としてはなんならこのまま延々と何日もぶっ続けで治療を続けてくれたら禁煙も出来るのだが、などと考えているぐらいだった。たぶん、治療中というのはある意味集中していて余計なことを考えないで済むからだろうか。選択の余地がないし。

5時ごろに歯医者を出て、夕飯には早いのでサイゼリヤのドリンクバーでカプチーノを飲んで時間を潰す。と、久々に携帯の緊急地震速報が鳴り、身構えていると母親から携帯に電話が掛かってきて、出ると音を立てて物凄く揺れていて怖いと母親が言う。後から聞いたところによると母親は地震が来てから電話したのではなく、たまたま僕に電話した瞬間に地震が来たようだ。話している最中にタイムラグでこちらも揺れ始め、結構長い間揺れた。たまたま他の客もいるファミレスにいたのでそれほど怖くなかったのは幸い。帰宅してから気象庁のサイトを見ると、こっちも震度4だった。夕飯はそのままサイゼリヤで済ませた。

今日参ったのはどちらかというと地震ではなくて、母親が体調を崩したことだ。前述の電話は気分が悪くなったのだがトイレで吐いたら治った、ということを報告するためであったらしいが、夜、9時ごろに心配になって電話してみると、また吐いたという。それもジュースを2口飲んだだけで。この時点で、最近の僕の傾向である常に最悪のケースに思考が一気に飛躍してしまう状態に陥り、今母親に入院でもされたらと頭に浮かび、目の前が真っ暗になった。暗澹たる気分というほかない。電話で話しながら、これはもうすぐにでもここを引き払って田舎に帰るべきなのではないかと思った。母親は夕飯を食べておらず(腹は空かないらしい)、今まで寝ていたが口が渇いてしょうがないというので、父親用に買ってあると聞いた点滴と同じ成分のスポーツ(?)ドリンクとゼリーを飲むように薦めた。すると、電話を切って10分ぐらいしてまた電話が掛かってきて、半分ぐらい飲んだが吐かなかったということだった。その後少し気分的に落ち着いてきたところでHと長電話。いつも同じ話に付き合わせて悪いね、H。

おっと忘れてた、佐々木譲「警察庁から来た男」読了。道警シリーズ、つまり「笑う警官」の続編なのだけれど、今作は「笑う~」に比べるとスピード感やサスペンスという点では劣る。小ぢんまりとした作品、という印象。つまらないというわけではないが、少々物足りないことは確か。前作同様に面白くなるキャラクターは揃っているのだけれど、事件が少々小粒だったか。この道警シリーズはさらに「警官の紋章」があるが、そのうち読んでみよう。今読んでいるのは島田雅彦「優しいサヨクのための嬉遊曲」。3度目のトライ。今度は最後まで読めるだろうか。

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