音楽紹介のページ、myfm – my favorite musicを更新(東北新幹線 ”THRU TRAFFIC”)。
とまあそんなわけで日付はもう変わってしまったけれど誕生日だった今日は母が自宅に一泊する日。で、8時過ぎに起きたのだが、やたらと長尺の夢を延々と見て、なんかほとんど寝た気がしなかった。舞台はニューヨークと東京、物凄くリアルで今の現実ともリンクする部分が多く、フルに覚えていたらそのまま小説になるんではないかという夢だった。もちろん、残念ながらディテイルはもうおぼろげだ。最後の方は片腕の肘から先を損傷して関節までやられて云々と、つげ義春の「ねじ式」みたいな展開に。
10時に病院の母を迎えに行き、自宅についてから午前中は2人で散歩に。ところが母が目的地を見失うという思わぬ展開で1時間近くの散歩になってしまった。こんなに歩いたのはいつ以来だろう。少なくとも去年悪性リンパ腫になって以来、こんなに歩いたことはない。明日の朝は筋肉痛だろうな。
散歩から戻ってみると、仙台から弟が到着していた。昼食は僕が作り、3人で食べた。午後は各々昼寝、ところが例によって僕が昼寝後に具合が悪くなり、町内の叔母のところに行く予定だったのだが代わりに弟と母に行ってもらった。で、僕はげっそりしながら台所で東アジアカップのなでしこ×中国を見ていた。
試合の序盤は一見中国が優勢、というか、なでしこがミスを連発、なんかなあと思って見ていたのだがそれもなでしこが先制点を決める前半の途中まで、その後は中国は成す術がない、という感じ。後半はもう歩いてたっぽい。
なにしろ今日は僕の誕生日ということで、夕食はこの町に出来てから20年以上になるフレンチ・レストランを予約して行った。この店の利点はその外観の立派さと閑古鳥が鳴いているところにある。案の定、僕らが店に入ると、広い店内に客は僕らだけだった。
まあなんていうか、それはそれなりにゴージャスなことだ。コース料理を食べるのは久しぶり。店のマダムっていうか老婆が母を知っていて、料理やらデザートやらを持ってくるたびに長話になり、なんだか世間話をしにきたよう。だが、値段が安い割には料理はそれなりに美味しかった。なんでこんなに客が入らないのか不思議だ。ひとつには、やってたりやってなかったり、っていう営業の仕方もあると思う。まあ広々として快適な空間だし、混んでるよりずっといいが。で、食事をしながら、生前の父が僕が田舎に帰ろうかまだ迷っていたころ、電話で「3人でご飯を食べよう」と言っていたことを思い出した。確かに3人でご飯を食べてるな、と。だが、ちょっとメンバーが違う。
食事から帰り、夜になってまた母と近所を今度は10分ばかり散歩した。なにしろ僕と母は体力をつけなければならない。外は涼しくて散歩にはちょうどいい気温だった。夜は僕以外の2人が就寝してから冒頭の記事をせっせと書いた。
今日の煙草は20本。そういえば今日は昼寝後の2時間ぐらい以外はそれほど調子は悪くなかった。フェイスブックやツイッターでも誕生日のメッセージをもらったし、まんざら世界中から忘れ去られているわけではなさそうだ。