更新報告、ヴァインランド、走るということ

音楽紹介のページ、myfm – my favorite musicを更新。Elizabeth Shepherd。

何時に寝たか忘れたけれど、たぶん1時過ぎだったと思う。で、昨日病院で散々待ち時間があったお蔭でもあってトマス・ピンチョン「ヴァインランド」読了。うーん、なんていうか、ピンチョン読むの初めてだったんだけど、不思議な小説だ。全体的にオフビートでハイな文体、忍者は出るわ怪獣らしきものは出るわ、死人は出てくるわ、ある意味悪乗りの馬鹿騒ぎ。それでいて、静謐なエンディングと読後感。訳者と編者である池澤夏樹は「パラノイア」をキーワードに挙げているが、それを言うなら作者であるピンチョンが一番のパラノイアだ。しかし、これだけハチャメチャな交錯したストーリーを書くのって並みのイマジネーションではない。60年代から80年代初頭にかけての話だが、膨大な情報量。知識量半端ない。抑うつ状態じゃないときにピンチョンはまた読んでみたい。


ヴァインランド (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第2集)

で、7時20分起床。今日も日中は暑かった。昨日も暴力的に暑かったと書いたけれど、それを上回るくらいに。しかし、夕方以降は風も出てきて少し気温が下がる。

心配していた母の状態は悪くはならなかった。朝の時点ではまだ昨夜の風呂で髪を洗ったのがおかしいと口走っていたが、午前中、特に朝ぼんやりしているのはいつも同じ、それ以降は比較的しっかりしていて、僕も外出することが出来た。昨夜はやはり疲れていたのだと思う。今朝から母は血をさらさらにするワーファリン(ワルファリン)を飲み始めた。

そんなわけで日中は業務、田舎の売れない風俗嬢ぐらいの時給。帰宅すると、例の隣町に住むやたらと饒舌な叔母がやって来た。この叔母、機関銃のようにああしろこうしろというので最近ホント苦手。書斎に退散するが、扇風機だけでは暑くて参る。その叔母に対するストレスのせいか、夕方から抑うつ状態に突入。ずっと世界陸上を点けっぱなしにして見ていたのだが、夕食後に女子マラソンを見ていて何故かさらに身体に来る。手はいつものように手首から先ではなくて、今日は肘から先が痺れて酷い状態、おまけに顔も痺れて、マラソン自体はスリリングな展開だったのに、次第にそれどころではない状態に。夕食後の安定剤を飲んでもまったく効かず、口も回らなくなってどうにもならなくなったので、早めに風呂に入り、また頭痛薬のイブプロフェンを飲んでみる。すると、どっちが効いたのか定かではないけれど、入浴後は少しマシになった。まあ更新出来る程度には。

で、その女子マラソンだが、銅メダルを取った福士のレースにもぐっと来たけれど、一番凄いなあと思ったのは後半になって何度も歩いたのにまた走り始める野口。結局コーチが止めて棄権になってしまったけれど、どうしてすぐにリタイアせずに何度も何度も走るのだろうと不思議に思った。何が彼女をそこまで駆り立てるのだろうか。もはや勝負云々という状態ではない筈なのに。諦めないとは、頑張るとはああいうことを言うのか。「そこに山があるから」という答えではないような、何故走るのか、という根源的なものを垣間見た気がした。決して分かったわけじゃないけれど、勝ち負けだけではないスポーツの本質みたいなものが。

今日の煙草は19本。今日から世の中は長いお盆休みなのだろうな。この暑さに加えていまの状態の悪さでは、長く休むなんてとても無理。フリーだと、世間の連休という奴がホントに応える。

このTシャツ買おうかどうしようか悩み中。いまいちかな。




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