クソ暑い。朝は今年初めてのミンミンゼミが鳴いていた。どういうわけか今夜は夜になっても気温が下がらない。僕のいる南向きの書斎は、これを書いている今現在まだ室温が30度を超えている。というか、温度計を見なければいいのか。
今日も8時前に起きたので結局涼みがてら業務に行き、ボコボコに。今日は激シメだった。いくらガンガンに冷房がかかっているといっても、客の増える午後はさすがに今日の猛烈な暑さ、Gジャンを脱いだ。3時過ぎに帰宅すると室温は34度、扇風機をかけていても暑くて頭がぼうっとする。どうせ家の中にいても暑いのは変わらないからというので、今年ずっと放置していた庭の草取りをする。すると、汗かきではない僕が汗だくに。食事以外で汗をかいたのは今年初かもしれない。戻ってソファに寝転がって相場の方法論を考えてメモしていたらいつの間にか気絶、目が覚めてもぐったりして食欲もない。実際、食べてもあまり美味しいと思えない。例によって夕食後に母のところに行く。さすがに老人ホームは冷房が効いていて涼しい。母は比較的落ち着いており、むしろ僕の方がげっそりしていた。帰りがけにスーパーに寄って買い物をするが、夜だというのにアスファルトの駐車場は異様な熱気でむっとする。
前述のように夜になっても一向に気温は下がらず。さすがに今日は短パン着用。あっついなあと思いながら途中になっていたマーティン・スコセッシ監督「タクシードライバー」をhuluで最後まで見る。もうこの映画何度見たか分からないのだが、それでもラストは忘れていた。人間の記憶力なんていい加減だなあと思う。初めて仕事でニューヨークに行ったとき、ああ「タクシードライバー」と同じ景色だと思った覚えがある。リトル・イタリアに行ったらちょうどこの映画のハーヴェイ・カイテルそっくりの風体をした用心棒風の男がやはり同じようにマンションの入り口に所在なげに立っていて、まるでデジャ・ヴのようだった。
それにしても昨日から一変した今夜の暑さ、2階の自室がどうなっているのか想像したくない。果たして寝れるのだろうか。去年はこんなに暑かった覚えはないのだが。ただ、こうして風呂上りに扇風機の風を浴びているとほのかに涼しさを感じないわけでもなく、多分に今日は温度計を気にし過ぎたのかもしれない。
明日は午後弟が仙台から来て、母を一時帰宅させる予定。夕方には僕は精神科の予約が入っている。今年の夏はこの暑さが続くのだろうか。どうやら真面目に書斎に冷房を導入することを検討しなければならないようだ。悩む。