また朝7時の寺の鐘で目が覚める。結局朝食後の一服をする前に眠くなり、ソファで9時半まで寝る。午前中は怪しげな天気で風が強く、昨日の猛烈な暑さという感じではなかった。午後になって晴れてきてそれなりに気温が上がる。
1時過ぎに母が特養から一時帰宅。弟が仙台からやって来て連れて来た。虐待防止法という裏技を使って本来なら何年も順番待ちしなければならない特別養護老人ホームに母を入れたため、恐らく身元引受人である弟がいないと僕だけでは一時帰宅させるのは無理っぽい。今度訊いてみようとは思うが。母を縁側の籐椅子に座らせ、今年初めて茶の間の冷房を入れてみたがあまり効かない。縁側まで入れると10畳以上の広さになるので、たぶんパワーが足りないのだろう。母は弟が持ってきたマンゴープリンとかお茶菓子の煎餅とかをばりばり食べる。やはり自宅だと落ち着くのだろう。しかし去年からの一年だけで随分と年老いた感じは否めない。
しばらく縁側にいて、それから台所に行って。僕が4時に精神科の予約があるのでその時間まで。途中トイレに連れて行ったりしても思ったのだけれど、改めて再び自宅に連れて来てみると思った以上に母は衰えていて、今の状態では自宅で僕が母の面倒を見るというのは現実的ではなく、やはり施設に入れたのは正解だったのかもしれない。母には気の毒なのだけれど。
精神科ではこのところの不調をあれこれとなんとか伝えたものの、やはり抗うつ薬ぐらいしか残りの手はなく、僕が躁転や離脱症状を嫌がるので結局薬は変わらず。正直抗うつ薬は長いこと飲んだものの人間関係が壊れたりとロクなことがあった試しはなく、出来れば飲みたくない。特にパキシルとかのSSRIは離脱症状物凄いし、躁転して攻撃的になったりするので絶対飲みたくない。夜中の2時に母を電話で叩き起こして怒鳴り散らしたり、いろんな人に食ってかかったり、ホントに友達を何人なくしたことか。
夜はBSでセレッソ大阪と鳥栖の試合を見た後、NHKスペシャルでSTAP細胞の特集を見た。事前にウィキペディアで予習しておいたら当然のことながらそれ以上の情報はなく、予習しなければよかったと思う。しかしこうしてみると理研というのはまるでCIAのような巨大な組織に見えてしまうから不思議。なんていうか、視点が非常に偏った造りでNHKなのにパパラッチ的な糾弾の番組ではあった。確かに蓋を開けてみると瑕疵だらけで何故ネイチャーが論文を掲載したのかというような不可解な点は多いが、考えてみれば発表当時はメディアはこぞって小保方を持ち上げていたではないか。何の疑念も持たず。これが本当にハナから存在しないものをねつ造したのだとすれば、こんな大騒ぎになるような一大科学的な発見となるものを理研のような巨大組織が穴だらけの論文で発表したのが不思議。どうせいずれバレることなのだから。どう考えても今回の結末は見えていたはずなのだ。誰も再現出来ないものを出来たなどと何故発表したのだろう。妙な事件(と言っていいだろう)だ。
それはともかく、一日中風の吹いていた今日は日が落ちると窓から涼しい風が入って来て夜になるとそれが肌寒いくらい。昨晩の暑さが嘘のよう。今日ぐらい夜が涼しければいいのだが。これを書いている今、窓際でTシャツでいると寒いくらいだ。やっぱり冷房いらないかなと思ったり。
今寒くて窓閉めたところ。信じがたい。