朝起きて階下に降りていつものように台所でトースト1枚の朝食を済ませ、書斎でPCに向かいながら食後のコーヒーを飲んで一服していると、尋常じゃなくダルいことに気づいた。とにかく半端なくダルい。そのうち気分も悪くなり、起きているのもしんどくなった。結局午前中一杯、ソファで毛布を被って寝込んだ。
昼頃目を覚ますと、気分の悪さは多少ましになったもののダルさはあまり解消されない。どうしてこんなにダルいのか考える。低血圧かもと思って血圧を計ってみても普通。やはり貧血なのかなあと考える。晩年の父が肺気腫でときおり死ぬほどダルいと言って医者で点滴を受けていたのを思い出す。自分もそれかなあなどと。実家に一人でいると、どこまで具合が悪くなったら病院の救急に行けばいいのかとかいう加減が分からない。いずれにしても町の病院は母のことで内科医2人と喧嘩しているし、それでなくても外来の受付は午前中だけ。どうしようかとしばし悩む。
今日は暑さが戻ってきた。扇風機を久しぶりに回す。結局、いつまで経ってもダルさが取れないので、本来明日の予約だった泌尿器科が内科も兼ねているので行くことにした。先々週県立中央病院で受けた血液検査の結果を持って行った。医者にそれを見せると確かに貧血気味ではあるがこの検査結果であれば特別何かをすべきほどではないという。さかんに点滴していきますかと言われたが、1時間半かかるというので断った。根性がない。かつて悪性リンパ腫の抗がん剤治療のときは8時間近く点滴していたというのに。結局血液検査を再度してもらう。ついでに血糖値も計ってもらうことに。結果は明日出るということ。明日の朝も今日と同じようにダルかったら明日は諦めて点滴を受けよう。医者にはひとまず前立腺肥大の薬を中止するように言われた。因果関係は定かではない。
夕方になってもダルさは取れず、さすがに今日は母のところに行くのを諦めようかと思ったが、なんとか夕飯を食べた後、ちょっとでもいいから顔を出してこようと行ってきた。帰宅して夜になってようやくダルさがなんとか気にならない程度に治まり、人心地ついた。そんなわけだから結局今日も日中はまったく使い物にならず、ただの病人だった。それにしてもあの異様なダルさは一体なんだったのだろうか。