悪夢

1月15日、木曜日。曇り。

高いところから飛び降りなければならないという高所恐怖症の僕にとっては怖い夢(以前からたびたび見る)が何故かそのまま父(だと思う)が自分の服に火をつけ始めるというとんでもない悪夢になり、8時半に目が覚めた。昨夜は本を読むのに熱中して寝たのは3時半近かったから当然睡眠としては足りないが、何しろ嫌な夢だったので起きるしかなかった。

しょうがないので本日も業務に赴く。が、しょぼい展開になったので早々に退散、無駄骨に終わる。帰宅して、黒川博行「悪果」を終盤から最後まで一気に読み切る。しかしこの小説、後半は面白いのだが警察の腐敗と捜査の一部始終を事細かに書いた前半が、いくらリアリティを追及するためとはいえ伏線と前振りとしてはあまりにも長過ぎた。前段に300ページを費やすのはどうかと思う。とにかく全体としてはバランスが悪い。大阪弁の会話も果たしてこれは必要なのかと首を傾げたくなるものが多い。無駄な描写を省いたらページ数は半分ぐらいで済んだのではないかと思う。アマゾンのレビューで非常に評判がよかったので読んでみたのだが、まったく無駄のないシーラッハを読んだ後だけに気になった。

そのシーラッハだが、本日「罪悪」が届いたので次はこれを読む予定。

本を読み終えて4時近く、さてどうしたものかと思ったが予報は雪だったのに雪が降らなかったので車庫の雪下ろしの続きをやることにする。屋根に上ってみると、少し融けたがそのせいで圧雪のように固くなっていた。なので雪下ろしはかえって大変、無理せずに30分でやめる。まだ3分の1ぐらい残っているが。

日が暮れて、「ニュー・シネマ・パラダイス」の続きを少々見た後、BSでアジア杯のカタール×イランの試合を見ていたら、雪下ろしの疲れがじわじわと来て、同時に睡眠不足から猛烈な眠気が襲ってきた。普通ならテーブルに突っ伏して寝てしまうところなのだが、なんとか眠気をこらえられたのは相場が大変なことになったから。ちょうどポジションをひとつ取ってチャートを見ていたら、6時42分に突如として急落、あっという間にストップに引っかかった。一体何事が起こったのかと思ったら、スイスが対ユーロの上限を撤廃して金利を下げたためだった。ドル円もユーロドルもユーロ円も急落したのだが、スイスフラン絡みはもっととんでもないことになっていて、後でツイッターを見たところによると一瞬で一千万円以上の損失を食らった人が続出していた。とにかく凄い乱高下というか暴落(スイスフランは急騰)、よせばいいのにポジションを取り続けてしまったものだから一時はかなりの含み損を抱えることになってしまった。なんでポジションを取り続けてしまったかというと、当初のプランがあったからなのだが、それにしてもやたらと動くので夜の指標で裏目ったらと思うと生きた心地がしなかった。幸いにして指標は裏目には出ず、なんとか微損で収める。というか、またちびっただけでもう少し辛抱すればプラスだった。結局、風呂上りに深夜の指標に向けて少々ポジションを取り直し、トータルでは若干のプラスになった。今日は本来なら相場は様子見にしておこうと思っていたのだが、朝方プランが浮かんだので結局手を出してしまい、結果、スイスのサプライズのお蔭で散々振り回される羽目に。

相場が大変なことになったお蔭でイランとカタールの試合は気もそぞろでちゃんと見れなかったのだが、1-0でイランが勝ったもののスコアが示すようにそれほど両者に差があるとは思えなかった。このグループからはイランとUAEが勝ち上がったものの、見たところイランは優勝候補との前評判ほどは強くない。というか、今回の中東勢は全体的にあまり強くないと思う。日本が勝ち上がったらこのイランかUAEのどちらかと準々決勝で当たるわけだが、普通にやれば勝てる相手だとみた。問題は僅差になったときだが、リードしたときのイランの露骨な時間稼ぎは相変わらず。

いまだに母のいる特養からは面会再開の連絡がない。インフルエンザと風邪の人が出たということで面会が出来なくなってからもう今日で9日目だ。ずっと一日も欠かさず行っていたので、どうにも母の精神状態が心配だし、顔を見ないと気分的に落ち着かない。早く面会を再開して欲しいと切実に思う。

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