金縛り、パニクって自爆、日本×イラク

1月16日、金曜日。

朝7時半にトイレに目が覚めて、今日は燃えるゴミの日だと気づき、ゴミが出せるかもと思ってそのまま起きた。無事ゴミは出せたものの何しろ睡眠不足、朝食後に眠気が襲ってきて結局コタツで昼寝。すると目が覚めかけたところで久々(10年か15年振りぐらいか)の金縛りにあった。部屋の中に誰かがいる(気配がする)のだが身動き出来ない。玄関から叔母の声がする。声をかけようとするがまったく声が出来ない。明らかに人の気配がするのに身体は微動だにしない。まるで幻覚と幻聴のようだが、物凄くリアルな感覚。ようやく身体が動くようになって起きてみるともちろん部屋の中には誰もいないし玄関に叔母もいない。考えてみるとこれまであった金縛りはいつも寝入りばなで、目が覚めかけたところであったのは初めて。

今日は夕方からのアジア杯日本×イラク戦ぐらいしか予定がなく、週末であるので相場も控える予定だった。予定では。ところが、あまりに手持無沙汰なので昼過ぎに軽い気持ちでなんとなくポジションを取ってしまった。これが間違いの元。しかも売買の方向を間違って取ってしまい、これで一日すべてが狂ってしまった。どんどん裏目って4連続ストップロスを食らい、すっかりパニクってしまった。それですっかり平静を失ってしまい、どんどんポジションを取り続けてしまう。それで引っ込みがつかなくなってしまった。そのうちアジア杯が始まってポジションも放置、決済のタイミングを失う。試合が終わり、もう夜の指標で決済するしかなくなったのだが、あろうことかここでも決済し損ねて裏目に。指標時に即決済していればかなり挽回出来ていたのだが結局損切りせざるを得なかった。本来ならここで残念でしたと手仕舞いするところなのだが気がつくとすっかり状態に突入してしまっていた。こうなるともう止まらない。深夜の指標でまたポジションを取ってしまい、後はバタバタ。この時点で今日が週末であり、週明けの月曜日が米市場が休みということもどこかに行ってしまう。気がつくと延々ポジションを取りまくっては少し取り戻してまた損切りというのを繰り返す羽目に。気がついたときには僕にしては大量の(しかも無意味な)トレードをして大敗の上塗りをしてしまっていた。とはいうものの、ちまちまとポジションを数多く取っていたのでどうにもならないほどの負けではないのだけれど、とにかく行動自体はもう無茶苦茶になってしまった。そんなわけなので午後にポジションを取って以来、サッカーを見ている間を除けば深夜までずっとパニクっていた。

そういえば昨日のスイスフランの暴騰で一千万以上の負けを食らった人がいたと書いたが、FX業者の大手アルパリUKがなんとこれで破綻、日本支社のアルパリジャパンもポジションをすべて強制決済、新規ポジション・入金・口座開設すべて中止という惨事に。恐らく日本のみならず世界中で犠牲者多数と思われ、これに比べれば今日の僕のバタバタとパニクって大敗したことなど実に取るに足らないレベル。しかし問題は金額よりもむしろ平静さを失ってやってはいけないことをやり続けてしまったことであり、こういう風にパニクるようだとそのうちとんでもないことになりかねない。そのことが地団太を踏むほど悔しいのである(実際地団太を踏んだ)。こういう状態に突入してしまうといつのもやり方、自分のルールというものがどこかに行ってしまう。実際、深夜の指標で取ったポジションをいつも通り冷静に持っていれば実はかなり挽回出来たのだった。ところがそれが出来なかった。しかもその後ポジションを取り直して自爆してしまった。まさしくやってはいけないことのオンパレード、正直言ってまだ心臓がどきどきしている。それだけ冷静さ、平静を失ってまともな判断が出来る状態ではなかった。人間ていざとなると意志が弱い動物だなあと改めて思う。明日から土日で相場が休みというのはこの場合有難い。少し頭を冷やす必要があるから。今日大敗したといっても今月というか今年に入ってからはまだプラスであるのだから、また改めて仕切り直してやり直せばいいのだ。それにしても今日のところはあまりにもお粗末な立ち回りでそれが物凄く悔しい。どうもさっきから同じことを繰り返しくどくどと書いているような気がするが、それぐらい、憤死するぐらい悔しいのだった。

というわけでここからは梅酒を飲みながら酔っ払って書くことに。

アジア杯、日本×イラク、1-0。結果的には本田のPKの1点止まりに終わったが、内容としては特に前半の立ち上がりは非常によかったと思う。効果的なパス回し、崩しが随所に見られた。決定的なシーンがことごとく本田で、3回もポストとバーに当ててしまったのには驚いた。普通に決まっていればハットトリック出来たのに。数は多くなかったがピンチもそれなりにあり、押し込まれる時間帯もあるにはあったが、事前に思っていたようにイラクはそれほど強いチームではなかった。今日のところはゴールポストとバーが立ちはだかったという印象。香川がまだ本調子にないところが気になるが、長友のパフォーマンスはよかった。トータルで日本の調子自体は上がっているように思えた。しかしながら本日、アギーレの八百長疑惑の告発が受理されたということで、先々を考えるとなかなかに複雑な心境。アジア杯後には監督が交代する可能性が高くなった。しかし、この時期にアギーレ以上の監督を呼ぶのは非常に難しい。後任に日本人監督の名も挙がっているが、それはそれでちょっと心もとないものがある。

どうやら昨日の雪かきの筋肉痛が来たらしく、一日中右のあばらの辺りがちくちくと痛む。母のところからはいまだに面会再開の連絡は来ない。


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