ハリルホジッチ初陣

3月27日、金曜日。

朝最初に目が覚めて時間を見ると7時40分、これはそのまま起きて着替えればゴミを出せるなと一瞬思ったもののすぐ諦めて二度寝三度寝してしまった。今日は本当の快晴、暖かい日だった。にも関わらず、暖房をつけないと寒いと思ってしまう。相変わらず体調が酷い。もはや体調が悪いといちいち書くのはあまりにも毎度のことで、むしろこのところずっと体調が悪い方がデフォルトであり、体調がいいなどと思うことの方が滅多にない。

今日は夕方からU-22代表の五輪アジア予選、日本代表のチュニジア戦とサッカー日本代表の試合が続く。朝から業務に行き、早めに切り上げて2時過ぎには母のところに寄った。今日の母はいつもに比べるとよく喋ってくれた方で、むしろ自分の調子の悪さの方が気になった。

あまりにも体調が悪いのでいい加減肺気腫と慢性気管支炎の診察を病院で受けるべきかと、地元の病院と悪性リンパ腫の予後検査で通っている県立中央病院の両方に電話してみた。ある程度予想はしていたものの、対応からしてやはり後者にするべきなようだ。一応週明けにもう一度連絡して、現在の担当医にどうすればいいか尋ねてもらうことにした。

正直、煙草を吸うことはもうそろそろ限界に来ている。喉が詰まるような感じがして息苦しい。夜には頭痛までしてきた。夕方、茶の間のコタツに入ってU-22代表のマカオ戦を見ていると、寒くてしょうがない。暖房をつけるものの室温は18度ぐらいあるのに。謎だ。この試合中にまた具合が悪くなり眠気に襲われた。マカオ相手だから当然のように試合は一方的に日本が攻めて7-0で終了、台所に移動しても寒い。しょうがないので暖房をつけてコートまで羽織る。すると、今度は暑くなってきた。なんだか顔が火照る感じがしたので熱でもあるのかと計ってみるがない。大体において、この気温でなんで暖房をつけないと寒いと思うのか、皆目分からない。

ともあれ、夕食後にハリルホジッチ監督の初陣、親善試合チュニジア戦。まず本田も香川も岡崎もいない先発に驚く。一応書いておくと、GK権田、DFは右から酒井宏樹、吉田、槙野、藤春、MFは長谷部、山口、2列目は右から永井、清武、武藤、ワントップは川又。この日記にも書いたけれど先日のドルトムント戦での清武と酒井宏樹のパフォーマンスは非常によかったので先発に選ばれたのは不思議ではない。というか、よく見ているなと思った。

序盤から日本は積極的にプレスを仕掛ける。ハリルホジッチのスタイルは分かりやすい。このところのACLでJリーグのチームがことごとく球際の弱さを見せているが、その球際を詰めることをこれでもかとやらせている。0-0で終わった前半はチュニジアのポゼッションの方が上回ったものの、日本の内容は悪くない。長谷部、山口蛍のボランチ二人が素晴らしい。序盤ボールタッチが少なかった山口だが徐々に攻守に渡って効いてきて目についた。逆に初代表の左サイド藤春はちょっと物足りない。永井は積極的に動いてはいたが、ロンドン五輪のときのびっくりするような暴力的なまでのスピードは見られず。

後半に入って、永井、清武に代えて香川と本田を投入、続いて川又、武藤に代えて岡崎、宇佐美、最終的には内田、今野も入り、いつの間にかおなじみのメンバーに。それでも前半から見られた攻守のスタイルは変わらなかった。結果的に本田のアシストから岡崎が先制点、香川のアシストから本田が追加点と、いつもの3人で2点を取ってハリルホジッチ初陣は快勝。結局いつものメンバーで点を取って勝ったようにも思えるが、ザッケローニ、アギーレと続いた日本代表のこれまでのサッカーの弱点を埋めるような試合が出来たと思う。簡単に言うと全員が連動した素早いプレス、攻守の切り替えの速さ、球際の強さ、攻撃時のスピードといったところか。見ていて面白い試合だったし、これからを期待出来る内容だった。次のウズベキスタン戦ではまたメンバーを変えてくるだろうが、スタイルは変わらないだろう。とにかく、期待通りというか想像以上にハリルホジッチのサッカーは明快だった。

という試合に興奮したので少し体調の悪さを束の間忘れることが出来た。サッカーを見た流れで僕にしては珍しくそのままのチャンネルで金スマとか見てしまう。元柔道の篠原が面白かった。

今日は一応指値をしておいたもののサッカー2試合を見るためと体調があまりにも悪過ぎて夕方指値を外して相場は休む。それにしても息苦しい。喉とか胸が詰まる感じがする。もう本当に禁煙しなければならないのだなと思う。

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