田舎の夜

5月19日、火曜日。

昨夜何時に寝たのか記憶が定かでない。たぶん2時近かったと思うのだが。8時台に一度目が覚めるとなんだか寒い。見ると、掛布団がずり落ちていた。もしかしたらこれが体調不良の原因のひとつかとも一瞬思ったが、布団をかけ直すと今度は暑い。結局9時59分に起きた。

今朝は昨日までほどのダルさではなかったものの、どうやら寝過ぎで頭痛、朝からアドヴィルを飲む。昨日あまりにも調子が悪かったので、朝昼晩飲むことになっている新しく処方された漢方薬を昼飲まないで朝晩にしてみた。が、どこが違うのかいまひとつよく分からない。

午前中から相場のポジションを持ち、午後までポジションを増やすも含み損が膨らんで失敗したかもと思う。が、方向性は合っているという自信はあったので、正直気が気ではないが3時ごろに含み損に目をつむって母のところに面会に行く。母は表情は悪くないのだが、とにかく話がはずまない。母の記憶は大分怪しくなってきていて、そのせいか会話が上手くリンクしない。だんだん辛くなってきて40分ほどで切り上げる。

帰宅すると4時ごろ、果たして相場のポジションはまだ生き残っているかとチャートを見ると、ちょうどECB理事の発言でユーロドルが急落したところだった。そんなわけでラッキーと言えばラッキー、見立てが合っていたと言えば合っていたということで久々に大きく利食い出来てこのところのマイナス分を一気に取り戻すことが出来た。相場が一気に動いて決済してしまったことだし、本日はこれで手仕舞いとすることにする。とすると今度はなんだか手持無沙汰になる。

それに、夕方になってくるとまた体調が悪くなる。身体がやたらと重い。しょうがないのでソファに横になって本を読み始めたのだが、それもしんどいと思う始末。寝転がっていても落ち着かないのだからどうしようもない。

昼を2時ごろに食べたのに、毎日6時過ぎに夕飯を食べているせいで6時近くなると猛烈に腹が減ってくる。習慣というものは恐ろしいというか、こうなるともはや条件反射のようにも思える。腹は減るのに気分がすぐれないので食欲はないというジレンマ。実際何を食べてもあまり美味しいと思えない。胃の調子が悪いのだと思う。先日FXの業者がキャンペーンで大量に冷凍の餃子を送ってきたので餃子で夕飯を済ませたが、まだ190個もある。

体調もよろしくないし、相場もやらないとなると夜を持て余す。なんだかいろいろ不安になってくる。冷蔵庫の中身が心配になってきて閉店間際のスーパーに行ってジュースやレトルトのカレーなどを買ってくる。2巻目に突入した宮部みゆき「ソロモンの偽証」、読み終わったらどうしようと不安になり、確か町内に一軒だけの書店が10時まで営業と書いてあったので車で3巻目を買いに行く。つまり、超心配性の状態。

その足で、深夜まで営業している隣町のモスバーガーで本を読もうと行ってみる。すると、先日午後に来たときは喫煙席に僕以外の客はいなかったのに、夜の10時過ぎなのに僕の他に3人連れとカップルがいた。その3人連れの話し声があまりにもデカくてまったく本を読むのに集中出来ず。おまけに珈琲が恐ろしく不味い。これでは一体何のために来たのか分からない。気分転換になるかもと思ったのにかえって気持ち悪くなってしまった。煙草を1本だけ吸って帰宅。まあこんな田舎でも夜更かしの人が結構いることは分かった。

モスバーガーの珈琲があまりにも不味かったので帰宅後に風呂を沸かしながら紅茶を淹れて飲んだらさらに気分が悪くなった。紅茶を飲んで気分が悪くなるなんて本当に救いがない。どこかでけたたましいバイクのマフラーの音がする。田舎の一人暴走族か。こんなゴーストタウンのように静まり返った田舎の夜に走って何が面白いのだろうか。

風呂から上がると固定電話が一瞬鳴って切れた。いまだにワン切りなどというものがあるのか。と思ったらまた鳴って切れた。奇妙な夜だ。

真面目な話、体調さえよければなあと思う。どこをどう改善すればいいのかいまひとつ分からない。禁煙ぐらいしかないのか。しかし、今は煙草を吸うぐらいしか楽しみがない。実際問題としては体調が悪いので吸っても美味しくないのだが。

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