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8月23日、日曜日。晴れ。

寝間着を作務衣に替えたお蔭で効果てきめん、ぐっすりと眠れた……と書きたいところなのだが、実際のところは8時半に廃品回収の車がスピーカーでがなりたてる声で目が覚めた。まったく腹が立つ。このところ、どういうわけかこの界隈に毎日廃品回収だのちり紙交換が回ってくる。こんな狭い田舎町でそうそう毎日廃品を出すわけがないと思うが。大体において、以前回ってきた廃品回収の業者に二階の自室の机を引き取ってもらおうと(てっきり無料だと思っていたのだ)見てもらったらなんと7000円と吹っかけてきて唖然として断った覚えがある。こんなもの、粗大ゴミで出せば1000円もかからない。実際、机はその後粗大ゴミで5・600円で済んだ。まったくもってこの手の業者はぼったくりである。

というわけで朝からむっとして二度寝。次に目が覚めて時計を見ると、なんと10時14分だった。確かに昨日は終日風邪気味ですっかりバテてへばっていたものの、なんでこんなに寝てしまったのだろうか。よく分からないがともあれ、こんな時間に起きてしまうと朝食後のコーヒーをのんびり飲んでいるともう昼である。なんだか知らないが毎日午前中というものがない。

昼を回ったところで久々に業務に行ってみる。なんのことはない、ただ単に遊びたくなったのである。しかし、久しぶりにやってみるとなんとつまらないこと。ストレスだけが溜まる。こんなものに人生の何分の一かを棒に振ったかと思うとまさに慄然とする。結局のところ、今も昔もやっていること自体は大して変わらないと思うのだが、たぶん僕自身の精神構造が変わったということなのかもしれない。こうなると、今の持ち合わせがなくなったら今後は煙草をいよいよ現金で買わなければならなくなりそうだ。まあそもそもそれが当たり前なのだけれど。

帰宅後、コンビニから買ってきたサンドイッチの昼食を食べたのはもう4時近かった。もはや一日のリズムが出鱈目になっている。あっという間に夕方だ。起きるのが遅いと一日はあっという間に過ぎていく。ま、今にして思えば若かりし頃、業界時代はスタジオのスタートが午後の1時なので、毎日11時ぐらいに起きていた。その代わり帰宅は2時3時で寝るのは明け方近かったのだが。さすがに田舎の一人暮らしでそのサイクルは無理だ。

いつもの6時半過ぎ、正確には7時近くに母のところに行き、結局夕飯は9時半ごろに(腹はまだ減ってなかったが)スパゲッティを食べた。

そんなわけで、業務以外は日がな本を読んでいた。佐藤正午の「鳩の撃退法」、終盤に差し掛かって俄然面白くなってきて、巻を置くに能わずという感じ。このまま一気に読み終わってしまいそうな勢い。

夜、ドルトムントの香川が今季リーグ戦初ゴール。

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