凍死と圧勝風味

9月8日、火曜日。今日は弟の誕生日。

午前中は皮膚科で手術。手術といっても太ももにできた皮膚腫瘍(要するにできもの)の除去。混んでることを覚悟して行ったが珍しく空いていて、それほど待たずに済んだ。太ももへの麻酔の注射は痛かったが……。

帰宅後昼食、その後今日も寒くて身体が冷えて参る。あまりにも寒いので2時過ぎにソファで毛布を被るが、驚いたことにそれでも寒くて眠れなかった。ヨットパーカーを羽織って毛布にくるまっているというのに、どんどん寒くなる。信じ難い。特に下半身が寒くてどうにもならない。これではまるで雪山で遭難しているよう、このままでは凍死してしまうという危機感を覚えて寝るのを諦めて起きる。不思議なことに起きているとそこまで寒くない。なんであんなに身体が冷えたのだろうか。謎だ。

今日の相場は日中にびっくりするほど動く乱高下、昨日があまり動かなかったせいで昨夜指値しておいたものが成立したのがかえって仇になり、ストップの3連発を食らい早くも大敗確定ムードだったが、その後なんとかほとんど取り戻す。というか、母のところに行く前にリスクを回避するために決済してしまったのだが、そのまま保持していればプラスに転じていた。がしかしこれは結果論、どうも上海株が取引き終了してからポジションを取る方が無難なようだ。それにしてもこのところボラティリティ(変動率)高くて振り回される。

ジュノ・ディアス「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」読了。何しろ主人公がオタクという設定なので、読み始めは怒涛のようなサブカルチャーの薀蓄の連発にうんざりしていたのだけれど、案外とすいすい読めることに途中から気づいた。それに、短いパラグラフの使い方とか、語り口や構成が絶妙だった。それで読み終わると、なんとポップな悲劇かと感嘆した。ジュノ・ディアスを読んだのは初めてだが、小説の書き方が実に巧いと感心することしきり。

そんなわけでW杯アジア予選、アフガニスタン対日本、0-6。確かにスコア通りの圧勝だった。圧勝だったがしかし……後半の選手交代・起用は疑問が残る。酒井宏樹に代えて武藤を投入し、原口が右サイドバックとは。ちょっとこれでハリルホジッチが何を考えているのか分からなくなった。6点リードして既に試合が決してしまい大味になったというせいもあるが、その後も香川に代えて宇佐美、長谷部に代えて遠藤航と3人の交代枠を使ったがチームが次第に上手く機能しなくなっていってしまった。ここ2戦の武藤はただ強引なだけで個人プレーに走り、チームプレーができていない気がする。まあ6点取って勝ったのだから文句を言ってはいけないような気もするが。中立地ではあるにしろ、一応アウェイの試合なのだし。

ただ、6点取って試合がダレるまでは日本のよさが目立った。特に2得点の香川の出来は最近になく素晴らしく、左サイドで先発した原口は非常に効いていた。前半はこの2人の活躍が目立つ。後半はゴールラッシュになり、岡崎も2得点したけれど、まだ本来の出来ではないように見えた。本田しかり。右サイドバックの酒井宏樹も今日はあまりよくなかった。早々に大勢が決してしまったので見ていていろいろと欲が出てしまう。概して今日はバリエーションのある攻撃ができていたし、日本らしいところを見せたと思うけれど、なんかまだ安心できない。次のアウェイでのシリア戦で見極めるべき、という感じがする。シリアは今日も6-0で勝って今のところグループ首位だ。個人的には柴崎が見たいのだけれど、なかなか使ってくれないな。

今日は一応手術をしたので風呂に入れず、夜になってサッカーの試合が終わった後また寒くて身体が冷えてきて参った。腹が減ってきたので先日買っておいたじゃがいもを電子レンジでチンして食べてみる。恥ずかしい話だがじゃがいもの食べ方がよく分からない。とにかくバターと塩で食べてみると、少し身体があったまった。滅多に食べないのだが、小腹が空いたときにじゃがいもはいいかもしれないと思った。それにしても連日寒くて参る。

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