10月7日、水曜日。
いつもより早い時間に日記を書いているのは、言わずもがな、寒いから。あんまり寒くて肩が凝ってしょうがないので早めに風呂に入ってしまった。
朝起きたのは9時半過ぎ、昨日今日と二日続けて朝起きたときから頭痛がしたのは寝過ぎなのかそれとも風邪をひきかけているのか。たぶん前者だと思うけど。気分的には寒くて頭痛がするという感じがしないでもない。もちろん、そんなわけはないが。昨日も今日も寒くて朝早く目が覚め、二度寝して頭痛がするというパターン。
午前中庭先の草取りをしていると、斜向かいのお婆さん(元教師)がやってきて、うちの庭になっているザクロをくれという。そんなものがうちの庭になっているなどと知らなかった。斜向かいの家から見えたのだろうか。目ざといものである。ザクロの木は塀際にあって、何しろ草がぼうぼうと生えているし蜘蛛の巣だらけだし、木に近づくのも一苦労、おまけにザクロの実はちょっと高いところになっている。3つあるというので、めんどくさいなあと思いながら苦労して取って渡した。玄関に飾るという。見ると、ザクロというもの、なかなか風情がある。いまさらながら写真を撮ればよかったなと思う。老婆はザクロを受け取ると、しばしうちの母の話をして帰っていった。なんというか、近所の人と世間話をするということ自体がほぼ皆無に等しいので、なんだか新鮮な体験をしたような気になる。普段一人で家に引き籠っているので、こうやってなんとはなしに人と話をするのもいいものだし、常日頃面倒だとばかり思っている近所付き合いもたまにはちょっとした息抜きになることもあるということが分かった。
午後から夕方までは相場。なんとか昨夜パニクって食らった大敗分を取り戻す。なんだか馬鹿げたことをやっているような気がしないでもない。結局のところ、損失をいかに減らすかというのが課題だ。いつもながら。
午後隣町の叔母が顔を出して米を届けてくれた。叔母の話によると、今日は母のところに母の友人三人が訪れたという。夕食後に母のところに行って地元紙を読んでいると、お悔やみ欄に小中学校の同級生であるマキのお父さんの名前が。葬儀は明日になっている。マキは僕が実家に戻って以来唯一付き合いのある町内の友人なので、これは出席しなければと思う。しかしながら、考えてみるとうちの父の葬儀にマキは出席しておらず、彼のお父さんとも小学生のとき以来会っていない。こういう、町内会以外の田舎の葬式というのは、どの程度の範囲まで会葬すべきなのか迷う。夜、同じテニス部だったハラダに出席するかどうか聞いてみようと電話してみたが留守だった。考えてみると、うちの父の葬儀には僕が高校生のときに初めて付き合ったアサギヨシコの弟も出てくれた(理由はよく分からない)ので、この場合葬儀を知っていながら出ないというのも気が咎めるので一応行こうかと思っている。午後の1時半なので、夜は日本代表の試合があるし葬儀に出ると明日は相場をやるタイミングがなくなってしまうが。
しかし毎晩だけれど、夜になると寒くて何もする気になれなくて参る。