シリア撃破

10月8日、木曜日。

W杯予選、シリア対日本、0-3。

前半は日本がらしくないミスを連発でスコアレス、今日の試合は負けたら自力でのグループ1位がなくなるという絶対負けられない試合だったのだが、酷暑でバテたのかまったく冴えない内容だった。ピッチに慣れていないせいなのか連係もままならない。このままでは0-0のまま終わってしまうのではないか、下手したら負けもありうるという以前に、サッカーとして恐ろしくつまらない試合になってしまう可能性もあった。後半になってどこをどう修正したのかシンプルなサッカーで上手く連係するようになり、岡崎が倒されたPKを本田が決めたのを皮切りに香川の見事なアシストから岡崎、本田のアシストから途中交代の宇佐美が決めて後半だけで3点を取り、結果的にはスコアだけ見ると快勝。ただ、そもそも力関係で言えばこのスコア以上に開きがあった。シリアはサッカーどころではない国情に同情する部分もあるけれど、前半から痛がる演技連発で露骨な時間稼ぎをして決して褒められたプレー内容ではなかった。瞬発力には見るべきものがあったがラストの精度を欠いた。相変わらずと言えば相変わらずだけれど、中東のチームはもっとクリーンなサッカーをしないとアジアのレベルが上がらないと思う。

今日の試合に関しては前半に象徴されるように出来の悪い選手の方が目立った。後半最初に宇佐美に代えられた原口はいいところがなくミスの方が目立った。本田もPK以外のシュートは枠に飛ばず、決して好調とは言い難かった。それでも1ゴール1アシストと結果を出すところは本田らしいが。インテルで試合に出ていないわりには長友のプレーがよかったのは意外といえば意外。とにもかくにも、今日は前述のように絶対勝たなければならない試合だっただけに、勝ててよかった。先制点を取るところまでは見ていてひやひやだった。日本はこれでシリアを抜いてグループ1位。しかしこうしてみると引き分けに終わった初戦のシンガポール戦は一体なんだったんだろうなあと思う。確かにあの試合は決して上手くはないシンガポールのGKが一生に一度と思われる「大当たり」の日ではあったが。それにしても。

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昨日はあまりにも寒かったので12時半には寝るという僕にしては早寝だった。それで朝最初は6時台に目が覚めたが当然二度寝して8時半前に起床。最近にしては早起き。相場をやるには中途半端なので午前中は時間潰しの業務、帰宅して喪服に着替えて午後は友人の父親の葬儀に出席。どうしようかと思ったがやはり知っていながら出ないというのは気持ちが悪かった。小学校の教師だった友人のお父さんの葬儀は受付の辺りまで席を増やすほどの人数、僕の父の葬儀の1.5倍くらいの参列者で、正直な気持ちを言えば嫉妬を覚えた。同じ元教師(僕の父は高校の教師だった)なのにどうしてこう会葬者が多いのだろうかと。読経の途中でうとうとしてしまい、気がつくと弔辞の途中だった。15分か20分ほどワープしたっぽい。葬儀は1時間ちょっとで終了。今日は大学の卒業証書が届いたのでその足で喪服のまま町役場に赴いて障害年金の申請の追加手続きをする。

帰宅後、サッカーまでには手仕舞いをしなければと思いながらも相場、常日頃書いているように我ながらどうにも利食いが下手だ。あと5分、10分というところを待てない。それでもなんとか日当ぐらいは叩く。

昼に業務から一旦帰宅したときは家の中が物凄く寒く感じて思わず暖房を入れてしまったのだが、夜はサッカー観戦に熱が入ったせいか今夜はあまり寒いと思わなかった。とすると、近ごろ異様に寒がる(というか身体が冷える)のも、多分に精神的な部分があるのだろうか。自律神経とか。

超大型と言われていた台風は温帯性低気圧に変わったらしいが、その影響なのか外は不穏な風の音がする。今日はとにかくシリアに勝ててよかった。友人の父親の葬儀に出席したのもどうしても出なければならないというわけでもなかったので自己満足という感じもしないでもないが、たぶん出席しなかったらどこか気持ちの上で引っかかっていただろうから結果的には出てよかったと思う。

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