4月16日、土曜日。
公言通り、久々にfragmentsに駄文を更新(「六本木」)。今日はこれを書くのになけなしの精力をほぼ使い果たした。というのに、なんということか、以前同じfragmentsに「ヒロミ」と題して同じ彼女のことを既に書いていることに今気づいた。愕然。おんなじ話を2回書いちゃったよ。どういう記憶力してるんだ、俺。せっかく書いたので一応晒しておくが……。しかし、六本木で真っ先に思い浮かぶのはやっぱり彼女のことなのだった。
と、ひとしきり滂沱。
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余震はまだ続いている。というか、昨夜の震度6強の方が本震だった。深夜過ぎに突然ツイッターのタイムラインに地震速報が立て続けに出てきて一体何事が起きてるのかと思ったが。
今日一番印象に残ったのは、試合後のヒーローインタビューで熊本出身である鹿島のDF植田が言葉に詰まって流した涙だった。
ドアチャイムの音で朝起きた。時間を見てびっくり、もう10時42分だった。というわけで明らかに寝過ぎなんだけど、むしろというかそのせいというべきか、一日中眠かった。
午後2時、母を一時帰宅させるために車で迎えに行く。以前から母がしきりに自分だけパンを食べさせてもらえないとこぼしていたので、スーパーに寄ってクロワッサンとシュークリームを買った。向かいの寺の桜は盛りを若干過ぎた感。
今回は母に桜を見せたくて一時帰宅させたのだけれど、案の定というか母はあまり心を動かされた様子はなかった。むしろ、縁側の籐椅子で買ってきたクロワッサンにマーガリンを塗って食べさせると「おいしい」としきりに言って顔をほころばせる。シュークリームも喜んで食べる。というか、放っておくといつまでも食べ続けそうで、途中で片付けなければならなかった。母はすっかり年老いた。ぼうっとして感情をあまり表に出さず、食欲だけはがつがつとある。まるで幼児のようだ。
4時近くに母を特養に送っていく。帰宅後、湘南対鹿島の試合を見る。0-3で鹿島の快勝。で、試合後に熊本のことを聞かれて植田が言葉を失い涙を流す。万感胸に迫る、って感じだったんだろうな。
夜まで眠気に悩まされる。それでようやっと意を決して一文を書いたら以前とダブる内容だった。ショックすぎる。結局のところ、人間は何故思い出すのかという命題は、何故忘れるのかという命題とイコールなんだな、この場合。