寝過ぎの刑

3月3日、金曜日。

誰かに近づいて油断させては毒殺するという殺し屋になった夢を見た。ある意味なかなかにタイムリーな夢である。夢の中で僕は犬を飼っていていつも連れ歩いていた。最後は毒を飲ませても相手が死ななくて逆に追い詰められるというサスペンス。

というような夢を見て起きて時間を見ると11時12分。唖然。昨日は早く起きたんじゃなかったっけ? なんでこうなるの? で、神様が「寝過ぎの刑に処す」と言ったのかどうかわからないけど、起きた瞬間から寝過ぎで頭ががんがんに痛かった。朝食後に頭痛薬を飲んだものの、頭痛はなかなか治まらない。さすがに眠くはなかったがとにかく頭が痛い。久しぶりに蕎麦を茹でて昼食を摂ると本日2錠目の頭痛薬を飲む。それでも頭痛はいつまで経ってもなかなか治まらなかった。寝過ぎの刑、恐るべし。

頭痛いなあと思いながら相場のトレードをやっていたんだけれども、これだけ寝ても何故か夕方になると眠気が襲ってくる。しばらく抵抗していたがギブアップ、4時半ごろにベッドに潜り込んで昼寝。1時間ちょっとで目が覚める。すると、ようやく頭痛は治まっていた。いわゆる迎え酒の理屈か。本日の教訓。寝過ぎの頭痛がするときはとりあえず寝てみる。

今日は朝(っていうか昼か)玄関の鍵を開けてみると外は寒かった。午後にちらちらと雪が舞い降りる。いつものように6時半過ぎに母のところに面会に行く。昨日久しぶりに母の左足を見たら、膝から下が丸太のように浮腫んでいたので、今日からマッサージをする。とはいうものの、この静脈血栓から来るむくみ、太腿のところまで凄いことになっているので、膝から下をマッサージしたところで気休めにしかならないのだが。ただ以前マッサージしていたときには、一応押すとへこむのでそれなりに些少ではあるが効果がある気がしていた。今日の母はいい表情をしていた。僕が帰るというと起き上がって握手をした。駐車場に停めてあった車は、フロントガラスが凍っていた。

母のところから帰宅後、炊き込みご飯の夕食。相場に関しては週末の金曜日であるし今日はもういいかなと思っていたのだが、夕食後ふとチャートを見るとユーロドルが指値(まだ置いたままだった)近くまで上がっていたのでついショート(売り)する。それですっかり油断して放っておいたら今度は指値が成立、そのままユーロはどういうわけか上がり続け気がつくと最初のポジションから30ピップスも持ち上げられていた。ここまで上がるとは想定外、固唾を飲んで見ているともはやダブルでストップがつきそう。生きた心地がしなかったがなんとか下がってきてちょうど一瞬同値まで下がってからまた上がり始める。一瞬過ぎて叩けなかった。するとまたあれよあれよと高値まで上がる。ドル円は上がっているし、なんでこうユーロが買われるのかいまひとつわからない。が、僕がわかろうがわかるまいがお構いなしに上がるときは上がる。深夜0時ちょうどの指標もよかったのになかなか下がらず。ああさっきのところで逃げていればと悔やむものの、もはや引っ込みがつかない。ときおり気休めにギターを弾いたりしながらチャートを睨んでいると、ようやく深夜1時ごろになって下がってきて1時半近くにほんのちょっとプラスに転じたところで決済してようやく逃げる。ああ疲れた。最初にポジションを持ってから持ち過ぎた自分の失敗。とにかく負けなくてよかった。

それにしても毎日なんかしら睡眠で苦労している。一体どうすればちょうどいい加減なのか、さっぱりわからなくなってしまった。と、書いている間にもう2時半近い。要するにもっと早く寝なくちゃ、ということなんだろうな。

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