彼岸のコミットメント、午前中が20分ある世界

3月19日、日曜日。

朝一度10時台に目が覚めたのだがあっという間に気絶したのでああ昨日の二の舞かと思ったのだが、起きたのは11時36分、今日はなんとか午前中が20分ばかりあった。

今日は予定として隣町の叔母(母の妹)のところに顔を出そうと思っていた。先日母のところに面会に来た叔父(母の弟)の話でどうやら具合が悪そうだということだったし。なにしろ2013年以来だからもう4年近く顔を出してない。手ぶらではアレなので葬式に出るたびに溜まっていた日本酒を6本持って。

四年ぶりの割には道を間違えずに一発で辿り着いた。叔父と叔母は玄関右手の部屋にいる。外から見ると、叔父だけがいた。玄関の左手の方から誰かがピアノを弾いているのが聞こえてくる。玄関口でごめんくださいというと、叔父が出てきた。叔母のことを訊ねると今入院しているという。去年の今頃から叔母は左手が痺れると言っていたのでそれ系かなと思ったら、話を聞くと僕が通っているうちの町内の精神病院に入院しているというのだ。もう10日ばかりになるという。なんでかと訊ねると、眠れなくなったからという。眠れなくなって精神病院に入院? と頭の中でクエスチョンマークが飛び交ったが、何やらそれ以上突っ込んで訊くのは悪いような空気が流れていたので、玄関先に持ってきた日本酒を置いて帰った。

町内の精神病院は母も入院したところだが、母が統合失調症を発症したときは頼み込んで入院させてもらったという感じだったから、眠れないからという理由で入院というのはどうにも不可解だ。つい先日自分の診察で行ったばかりだが一応見舞いに行った方がいいのかなと考える。

今は彼岸、外は天気がいいので墓参りに行くことにした。なので帰り道にスーパーに寄って花を買い、一度家に寄って線香を持って寺に行った。雪が多い年だとまだ墓参りはできないのだが、もうほとんど雪は融けているので大丈夫だろうと。確かに大丈夫だったが寺の軒下にはまだ大分雪が残っていた。で、驚いたのはうちの墓の3つ隣の墓の墓石が2つ、倒れて通路に転げ落ちていた。その墓石をまたがないとならない。雪の重みで墓石が倒れたとはなんとも考えにくく、そもそも倒れているのはその墓だけだし、しかも2つ転げ落ちているというのは実に奇妙だしどう考えても人為的な匂いがする。震災のときですら倒れなかったのだから、誰かの力が加わらないと無理なはず。なんとも禍々しいというか、何やら怨念のようなものを感じて。住職に教えた方がいいのかどうか悩むが、本堂にお参りしても住職の姿を見かけなかったのでそのままにしておいたが、なんか見てはいけないものを見てしまったような気が。

寺の帰り、叔母の見舞いに行った方がいいかと精神科の方に向かうがやっぱりなんだかそっとしておいた方がいいのかもと思って途中で引き返した。

一旦帰宅してから冷蔵庫から昨日発見したバジルシードドリンクを持って母のところに面会に行った。バジルシードドリンクは母にも好評だった。母にしては珍しく3回も飲んだ。なので帰宅後にアマゾンで24本大人買いした。スーパーで買うのの約半額になるので。

それはそうと、母のところから帰ろうとすると母が僕を見て「緑色のものが見える」と言う。また被害妄想からの幻覚でも見えるのだろうかと思ったら、僕の穿いているカーゴパンツのポケットが破れて、そこからガラケー(緑色)が顔を出していた。やれやれ。

とまあ、昼近くに起きたにしては親戚のところに顔を出し墓参りをしとなんていうか一仕事したっぽいというか、久しぶりに世の中にコミットした気がした。要するにようやく人並みのことをしたというだけなのだが。

夕食後ガンバ大阪対浦和。その後アマゾンのプライムビデオでドラマ「銀と金」最終回。ツイッターで昔講師をしてくれと依頼されたことがある専門学校で実際に講師をしていたという人とツイッターでやりとり。なんか楽しい。これもまた、世の中にコミットしている気がする。昔僕がマネージャーをやっていた新川がプライベートスタジオを閉めたと聞いてびっくり。つくづく浮世離れしていると痛感。

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