敗者たち

7月2日、日曜日。

今日は自民党が都議選で歴史的な大惨敗をし、将棋の藤井四段が30戦目にして敗れた日である。

それはともかく、個人的には鹿島が首位の柏を破った日。柏には去年2-0で2回負けているし、今日の試合を勝つか負けるかではリーグ戦を戦う上で凄い違いがあった。柏は今季、先制点を取った試合では負けていない。で、前半見事な崩しから先制点を取ったのはホームの柏の方だった。一方の鹿島はラストパスが合わず攻撃を上手く組み立てられない。前述のデータから言っても、鹿島を応援して見ている側にとって柏リードの1-0で前半を終えた時点で、凄いストレスが溜まる試合だった。前半までは。ところが後半になって、金崎がものの見事なスーパーゴールを決めて1-1の同点に追いつくと、直後のFKを永木が直接決めて1-2と鹿島が逆転する。すると柏もクリスティアーノのゴールで2-2と追いつくという、なんだか素手で殴り合っているような試合になった。で、鹿島のペドロ・ジュニオールが個人技で3点目を決め、2-3と再び鹿島がリード、この辺に来るともう前半のストレスはどこかに行って、手に汗握る凄い試合になっていた。試合はそのまま終わり、2-3で鹿島が勝った。鹿島の3点はすべてビューティフルゴール、なんていうか個人技で力技でねじ伏せたような試合だった。組織的な崩しという点ではむしろ柏の先制点の方が見事だった。がとにかく、今日の試合に限っていえば勝てばオーケーなのだった。凄い試合だった。

というわけでようやくテレビを点けてみると、選挙速報はやっておらずNHKは大河ドラマをやっていた。9時から始まった選挙速報では開票から1時間経つのに自民党の議席がゼロという既に大勢は決した状態だった。なので、10時からはおしゃれイズム、10時半からは「ゆとりですがなにか」の特別編を見る。面白かった。で、またもや選挙速報にチャンネルを替えると、案の定の自民党の大惨敗。しかしながら野党がその分票を伸ばしたのかというとそういうわけでもなく、結局のところ都民ファーストの会というよく分からないところに票が流れただけ。民進党に至ってはむしろ議席を減らし、これだけ自民党が惨敗しているのにいかに今の民進党が人気がないかということを露呈した。

それにしても今日は蒸し暑い。朝は9時58分に起きたのだが、昨夜寝たのが4時近かったのでこれは致し方ない。で、朝食を摂っている時点でもう暑かった。午前中から台所の室温は30度。今日は午前中に何をしたらいいのか状態には陥らず、そろそろ使用期限が切れるDAWソフトのCubaseのライセンスをどうするかという作業に勤しみ、とりあえずメールアカウントを新しくひとつ作った。で、暑いしというので今日もまた業務へ。今日は元プロの意地を見せる気にはなれず。というのもネタがあまりにも面白くなかったからで、これだけ面白くないと頑張る気にもなれない。おまけに致命的だったのは隣のおっさんの加齢臭。これには辟易した。まあそのおっさんはじきにいなくなったが。例によって冷房がんがんだったので業務中は涼しかった。帰宅後母のところへ。すると日曜の3時半ごろだというのに駐車場がほぼ満車状態、一体何事かと思ったら、母がかつて所属していた町の混声合唱団が来て歌っていったそうだ。母の話によれば、当然のことながらメンバーの大半は母の顔なじみだったので演奏を聴いて母は涙が止まらなくなったという。合唱団のメンバーたちからも久しぶりと握手をされまくったらしい。

それはそうとして、こう暑いとなかなか思考回路が上手く繋がらない。油断すると頭がぼうっとしてしまう。先日の日記にも書いたように当初は明日の月曜辺りから東京方面に遊びに行こうかなどとぼんやりと考えていたのだが、暑さにぼんやりしてしまってぐだぐだのうちに土日が過ぎてしまい、まったく何のアクションも起こしていない。こういうときは車で発作的に行くという方がむしろ行きやすいが、都心のホテルはほとんど駐車場がないし、何にせよ都心の駐車場は高過ぎる。それにうっかりしていたが水曜日にガンバ大阪と鹿島のリーグ戦が組まれているので今回は東京行きは見送り、行くとしたら再来週辺りかな。ただいまだに行く理由が見つからないのも確か。

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