優雅ではないが感傷的なワルツ

7月13日、木曜日。

そういえば昨日の日記に書くのを忘れていたが、昨日スタジアムのある公園で蝉が鳴いていた。うちの近所ではまだだけど。

昨夜の天皇杯観戦の疲れもあって10時10分起床。ちょうど7時間睡眠。しかし今日も暑い。あんまり暑いので、朝食後相場の想定をして指値だけ置いて涼みがてらの業務に出かけた。で、案の定冷房効き過ぎで寒かったのだが、驚いたことに今日はやけに面白かった。結果が伴ってないのに。あんまり面白かったのでついつい4時近くまで。これはあまりよろしくない傾向。つい昨日かな、新しい規制が発表になってこれから先、まず業務では勝てなくなる。帰りがけに隣町の業務スーパーまで車を飛ばしてドレッシング(1リットル)とマーガリンを買い込む。買い物から帰宅するともう夕方。一応煙草休憩の間はWiFiで値動きをチェックしていたものの、業務にうつつを抜かしてしまったのでどうも相場の方がお留守に。ツイッターのタイムラインをチェックしているとユーロドルが急落とあったので驚いてチャートを見ると、まずつかないだろうと思っていた指値ぎりぎりのところまでユーロドルが落ちて反発しているところだった。反射的に買い、なんとなく勘としかいいようがないがすぐに利確。ひとまず指値はそのままにして母のところに面会に行く。

6時半ジャストに行ったら、母はまだホールのテーブル席にちょこんと一人で座っていた。いつもだったら僕を見ると表情を緩めたりするのだが、今日の母はまるで抜け殻のようにぼうっとしていて、僕が声をかけても表情を変えなかった。だがそういうことにも慣れていかなければならない。

今日は米を炊いていなかったので、母のところからの帰りにスーパーに寄って弁当を買って夕飯にした。スーパーの隣の農協の温度計が23度となっていたような気がして、その割にはもっと暑い気がするのではて?気のせいかなと思った。実際帰って家中の窓を全開にしても暑くて食後にじっとりと汗をかく。あんまり暑いのでとうとう二階の自室から短パンを持ってきて穿き替えた。今まで短パンにならなかったのは8月になればもっと暑くなるだろうと思ったからなのだが、考えてみればもう36度とかになっているのだから。それにしても暑くて頭がぼうっとして物事に集中出来ない。昨夜のスタジアムは涼しかったのになんでうちの中はこんなに暑いんだ? 本当に外は涼しいのだろうかと訝って、外に出てみた。

真夜中の寺の境内は虫の声が盛んに聞こえてくるのだが、確かにひっそりとしていた。それはつまり、涼しいということに他ならない。蒸し暑いときはひっそりとしない。山門の電灯に照らされた地面はリアルだ。それは確かにそこに存在するのだから当たり前なのだけれど。

外が涼しいことを確認したのでまた台所に戻るとやっぱり暑い。もしかして珈琲の生豆を煎っているからこんなに暑いのだろうかとも思ったが、どうやらそれだけでもなさそうだ。とにかく暑いものは暑い。頭が相場の頭に切り替わらないので、しょうがないからTVerで「最高の離婚」の第2話を見た。

それから何故かふと、自分のサイトを立ち上げたころのパチプロ仲間のことが頭に浮かんだ。

みんな確かにまだ存在してるのだろうか? どうしてみんなネット上からはいなくなって、僕だけがまだこんなサイトをやっているのだろう? で、なんで僕は相も変わらず業務をやったりしているのだろう? どうして僕は元妻の顔を忘れてしまったのだろう?

そういうのはちょっとした感傷的な気分に過ぎない。現実というのはそこまで感傷的に存在するものではないことも分かっているはずだ。

これを書きながらBGMにかけていた高田みち子の「せつない痛みだわ」という歌詞がそこだけ響いてくる。ああこれは確かにせつない痛みなんだなと。

ひとまず、明日頑張ることにするよ。

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