決戦

8月26日、土曜日。

今日のメインイベントは19時キックオフの2位と首位の直接対戦であるC大阪対鹿島。鹿島の先発メンバーは前節清水相手に完璧な試合運びを見せたメンバーと変わらず。ところが試合が始まってみると、ホームのセレッソがいいということもあるが、鹿島はパスミスが散見されて上手く攻撃に繋がらず終始セレッソに押される展開となる。前半は0-0のスコアレスで終えるが決して鹿島の出来はよくなかった。後半になって多少修正して鹿島が押し込む場面が増えたものの、試合を通して決定機が多かったのはセレッソの方だった。そのたびにGKの曽ヶ端が鬼神の如く立ちはだかり、ことごとく跳ね返す。こういうときの曽ヶ端はホントに凄い。神がかっている。すると終了間際の88分、金崎のクロスを受けたレアンドロがゴール、ついに先取点が鹿島の方に入った。これで試合は決する。結果、セレッソ大阪との勝ち点は4から7に広がる。改めて鹿島の勝負強さを見せつけた試合だった。

などと書いているものの、実際のところレアンドロのゴールが決まったときには絶叫してたのだった。前述のように今日の鹿島は決していい出来ではなかったし、後半途中から右サイドバックの伊東を投入したことから、大岩監督はスコアレスドローでもいいという判断を下したものと思っていた。それでも数少ない決定機を決めたのは鹿島の方だった。なんだかんだいって鹿島が勝つ、という鹿島らしい強さを見せた。というわけで今日はこれだけで満足。

とはいうものの、日中は今日もボロボロだった。

まず朝8時ちょうどに目が覚めて起きようと思ったのだがそういえば今日は土曜日だなということが頭に一瞬浮かんだ途端に10時6分にワープして、浴衣をはだけて全裸になっていた。しかし2時間もワープするかね、という感じなのだが、そんなわけだから睡眠時間は十分に足りていたはずなのである。で、起きてみると昨日のようにどうにもならないくらいに具合が悪いというわけでもなかった。朝食後はDAZNの見逃し配信で大迫先発のケルンの試合を見る。で、見終わった昼頃になって何故か眠くなり、結局今日も昼過ぎまで昼寝をする羽目に。なんで毎日こんなに寝るのか、自分でもさっぱり訳が分からない。ここ数日、トータルで一日辺りどれぐらい寝ているのか、足し算してみる気にもならない。さながら眠る病に罹っているよう。

夜は前述の試合があるので、母のところには4時ごろに行った。いつものように母を歩かせようとしたら、今日は母が何故かふらついてまともに歩けず、手を繋いでいるだけでは立っているのも危ういくらいだったので取りやめ。昨日は普通に歩いていたのにどうしたのだろう。しばらく母と親戚の話とかをしていた。誰それはどっち方の親戚であるとかそういう。そのうちどういう話の転がり方か、母が僕のことを一番褒めているのは弟だと言った。弟は「おにいちゃんはちゃんとしている」と言ってると。そう言うと母はちょっと涙ぐんだ。なので何回かハナをかませた。

しかし弟だけではなく、どうしてみんな、今の僕が「ちゃんと」しているというのだろう? 今の僕がちゃんといていないことはこの日記を続けて読んでいる人には周知の事実だろうし、何より僕自身がちゃんとしていないことを一番気にしている。どこからどう見ても「ちゃんと」してはいないのだ。もはや今の僕にとって人並みになるということはまるで手の届かない夢のように思える。たぶんうちの家系始まって以来のダメ人間だと思う。今の僕が生活出来ているのは、いろんなものの辻褄がたまたま合っているだけに過ぎない。つまりはただの偶発的事象に過ぎない。確かなものなんて何もない。だから毎朝仏壇の父に祈っているのである。

などと思ってはいるのだが、なかなか真っ当になれないところが辛い。なんだか気がつくと真っ当というところから一番遠いところにいるし、まるでかけ離れた発想にしかならない。つまりあまりにも真っ当じゃないところまで来てしまったので、もはや引き返せない。

と、殊勝に反省をしてみるものの、実際のところは伴っていない。例えば今日だったら先日読んだ柚木麻子「BUTTER」で木嶋佳苗の事件をおさらいした流れで稀代のサイコパス松永太が気になってアマゾンで「消された一家―北九州・連続監禁殺人事件」を注文、ついでに安部公房「無関係な死・時の崖」と「大江健三郎自選短編」と、また本を買い込んでしまった。安部公房はほとんど全部読んでいるはずなのだが、二階の自室の本をチェックしてみたところなかったので。大江健三郎は初期の短編はほとんど読んでいるのだが、中後期の短編を読むためとコレクターズアイテム的に。

岡崎先発のレスターの試合(対マンチェスターユナイテッド)が始まっているので今日はこの辺で。という具合に、まだまだ懲りない。反省が足りない。

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