10月7日、日曜日。
それなりにいい夢を見ていたのだが、宅配便が珈琲の生豆を届けに来て起こされた。二度寝してみると、夢の続きを見ることができた。だが結局はいいところまでいって起きてしまう。
13時キックオフ、鹿島 0-0 川崎。今日はなんとしても勝ちたかったところだったが、小林悠のPKをクォン・スンテが止めたところが今日のハイライトだった。ツイッター上では後半の、エリア内での川崎DFのハンドを審判が見逃したということがいつまでも話題に上っていたが、今日のところは引き分けが妥当という内容ではあった。つまり、まったくの互角だった。川崎は家永がいたら……という人もいるだろうが、それを言うなら鹿島だって昌子がいたら、ということになる。
4時15分に精神科。4分ばかり遅れて行ったが、15分ばかり待って診察。このところずっと悩まされている五十肩について相談したら、当の精神科医が五十肩を経験していて、場合によっては半年から一年ぐらいかかりますよと言われた。医師は明らかに僕よりもずっと年下なのだが。ところで、この精神科に行くころから左肩だけではなく左の脇腹が痛み始めた。最初はチクリチクリと。間欠的にぴりりとした痛みが走る。これがいつまで経っても治らず、それどころかだんだん酷くなっていった。
母のところに行くころには、いちいち声を上げるほど痛みは酷くなっていた。母が心配して僕の手を握るほど。
夕食後も脇腹の痛みは一向に治まらず、これでは寝ることすらままならないのではという危機感を覚えたほど。痛みが来ない間も僕は顔色を失ってすっかり具合が悪くなっていた。山形弁でいうところのガオっていた。「ガオる」というのは具合が悪くて弱っているというような意味だが、個人的には顔色が青ざめるというところに語源があるのではと思っている。とにかく、ひっきりなしに左の脇腹に痛みが走り、そのたびに「あ」だの「う」だのと声をあげる。もうほとほと疲れ果てていた。ただでさえ尋常じゃなく肩が凝っているのに。
しょうがないので風呂に入ると、気がつくと風呂上がりに脇腹の痛みは消えていた。嘘みたいに。なんだか狐につままれたようだが、もしかして血行の問題だったのだろうか。神経痛っぽかったけど。
ひとまず脇腹の痛みが取れただけでもありがたい。ホントにどうなることかと思った。痛みがあまりにも治まらない場合は病院の緊急外来に行って痛み止めをもらうしかないかとか考えていたので。