10月6日、土曜日。
スマホによると今日は30度まで気温が上がって暑かったらしいが、自分はというと身体が冷えて低体温症で死にそうだった。というのも、今日もまた業務に行ったのだけれど、例のネタの場所が冷房がピンポイントで吹き付ける場所だからだ。今日は普通に当たって普通にSTで連チャンしないという、実に普通の負けパターンだったんだけれども、何よりも身体が冷え過ぎてこれ以上踏ん張るのはいろんな意味で無理だった。世の中の人がTシャツ1枚でいるときに、自分は帰宅後ソファで毛布を被って昼寝。
しかし、ツキというのは一体何なのだろう? 特にギャンブルに於いては、ツイて勝ったときの喜びはさしたるものではなく、その割にはツイていなくて負けたときはなんだかいかにも悪いことをやっている気がしてしまう。これを引き摺ると一日がなんだか台無しの気分になる。いかにも自分がダメな人間である気がしてくる。しかしながら、これが冷房ガンガンでなければ、まだもう少し意地を張る気持ちにもなっただろう。とにかく、延々何時間も冷房に直撃されたのではたまったものではない。
夜は気分転換も兼ねて、最近一番気になっているナ・ホンジン監督の映画を2つ再見した。「哭声/コクソン」は二回見てもよく分からなかった。どこかに正解が隠れているはずと思いながら見てのだが、それでも監督の伝えたいことが自分に理解できたかというとそうではなかった。しかし、これが一度でストンと分かる人って滅多にいないんじゃないだろうか。そして、そこまで自分の伝えたいことを理解されたいと思って作っているとも思えないのである。ただ、何か禍々しいものを見たという印象だけが残る。
一方のデビュー作である「チェイサー」はやはり圧巻。凄まじいまでの容赦のなさと延々と続く緊迫感。ここまで徹底して非情でありながら、最後になおかつヒューマニズムが残るというのが凄い。ワーナーとディカプリオがリメイク権を獲得したということだが、果たしてハリウッドでここまで非情なものを作れるかどうか疑問。「セブン」でのデヴィッド・フィンチャー辺りになるかな、強いて言えば。
という日記を書き始める前に、武藤が先発だというのでマンチェスターユナイテッド対ニューカッスルの試合を見始めたら、途端に武藤が初ゴールを決めるのを見ることができた。