VPS騒動

5月7日、火曜日。

何の夢だったか、なんらかの夢を見て起きると10時56分。いささか寝過ぎ。日中暑かったという印象の連休に比べると今日は15度ぐらいと、日中こそ暖房は入れなかったがちょっと寒いくらい。夜は暖房オン。

今日は連休明けなのでまず例の無料期間のはずなのに4月分9.53ドルの請求が来たAWS(アマゾンウェブサービス)の問題を解決しようと。朝食後に見ると既に9.53ドルはクレジットカードから引き落とされていた。AWSのサポートに問い合わせ(請求のことで訊きたいので電話をかけて欲しいと要請)をすると驚いたことに瞬時にスマホに電話がかかってきた。こういうところはアマゾンて凄い。で、サポートと延々と電話で話したところによると、今回の問題はVPS(MT4を動かすための仮想サーバー)を構築するのに、間違えてEC2ではなくてLightsailでインスタンス(サーバーのことらしい)を作ってしまったことにそもそも原因があった。とあるブログを参照しながらインスタンスを作っていたのだが、どうも手順がブログよりも簡単なのでおかしいなとは当時思ったのだが、結果的にVPSができてMT4もインストールできて動いたからまあいいやと思っていた。どっちにしろ一年間は無料なのだからと。問題は、Lightsailのプランの中で無料じゃないもの(若干容量の多いもの)を選んでしまったことにあるようだった。つまり結果的にわざわざ有料のものを選んでしまったということらしい。とはいうものの、無料というバナーを延々とたどっていってできたものなのだから請求されるのはおかしいんじゃないかと食い下がると、それではLightsailのインスタンスを削除したら返金を検討すると。そう言われると困った。削除してしまうとMT4を24時間稼働させるためのVPS自体がなくなってしまうことになる。

VPSがなくなってしまっては元も子もない。それではと、もう一度AWSのトップページからたどって今度はEC2でサーバーの構築を試みた。すると、どうやら前述のブログに書いてあった手順通りになるのでこれでインスタンスを構築することができそうだ。今度は有料のプランを選んでしまわないように無料と書いてあるプランの中から選んでインスタンスを作る。手順はLightsailよりも複雑で、例のブログがないと途方に暮れてしまうくらい難しい。途中、EIPというサーバー用のアドレスを間違って違うリージョン(オハイオ)に2つ作ってしまい、それは有料になってしまいますよとサポートに言われて慌ててEIPのアドレスを解放したりと、試行錯誤の上バタバタながらなんとかインスタンスができた。だがリージョンを選ぶのを忘れて東京で作ってしまった。ブログによるとリージョンを東京にするよりもロンドンとかにした方が料金は安いらしいが、これはもうしょうがない。

サポートに念を押すと、どうやらこのEC2で作った方のインスタンスは今度こそ一年間無料で使えるらしい。あとはこのインスタンス上でMT4が動けば(できれば複数)いいわけである。長々と付き合ってもらったサポートにはあとで料金表とかもろもろのURLをメールで送ってもらうことにして一旦電話を終え、これで試してからLightsailの方を削除するかどうかまた連絡するということにした。

アイコンをクリックするだけだったLightsailと違って、EC2の方はログインして立ち上げるのにリモートデスクトップを立ち上げなければならない。なので最初はちょっとめんどくさいのかななどと思ったが、一通りやってみると無事MT4をインストールして動かすことができた。ログインも一番最初は複雑なパスワード(変更の仕方が分からなかった)を入力しなければならないが次回以降はただリモートデスクトップを立ち上げるだけだった。これで全部無料のプランで組んだEC2のインスタンスでもVPSの役割を果たすことを確認して、またサポートに連絡。またしても瞬時に電話がかかってくる。さらに先ほど延々と話をしたサポートの人に繋いでくれた。こういうところはアマゾンのサポートはホント凄い。

で、サポートの人と話しながらLightsailのインスタンスを削除。サポートの話で気になったのは、前述のEIPというアドレスがインスタンスに関連付けられていないと料金が発生するということで、一応自分では間違って作ったものを消したつもりだが若干不安は残る。正直なところVPSの使い勝手という点ではLightsailの方が使いやすい。で、EC2もLightsailも従量制で料金が発生するのだが、サポートに月額いくらになるか訊ねたところ、どうやら有料の場合はLightsailの方が若干安いということが判明。と、ここまでくるとさすがに話はややこしく、とどのつまり構築するのは大変だがEC2でサーバーを作れば一年間無料で使える。しかしその無料期間が終わって有料になった場合はLightsailの方が安いということ。なので、とりあえず一年間はEC2のインスタンスを使って、一年後有料に切り替わる頃合いになったらLightsailのインスタンスに切り替える、という作戦がよさそうということになった。まあEC2の方が高いといっても500円ぐらいの違いなのだが……。

という具合に昼ごろから延々とアマゾンのサポートと電話で話して、ようやっとEC2でVPSができて解決するころには驚いたことにもう夕方になっていた。つまり、ほぼ半日サポートと電話で話していたことになる。なので、向こうから電話をかけてくれるというのは本当に助かる。ちなみに、これがLightsailの電話サポートだと本来有料らしい(正確なところはよく分からなかった)。

話がまったくパープリン(死語?)な人もいるだろうから一応説明しておくと、AWS(アマゾンウェブサービス)の中で仮想サーバーを作る方法として、EC2とLightsailという2種類の方法があるということです。で、有料になった場合は一時間いくらという従量課金で、一ヶ月目一杯使ったとして1400円から2000円ぐらい(使わない土日とかにサーバーを停めておけばもうちょっと安くなる)。なので、お名前ドットコムのfx用の月額制のVPSと比べると使う容量にもよるがAWSの方が若干安い。安いといっても何百円という程度の差しかないので、サーバーを構築してMT4をインストールするのが面倒という人は最初から月額制のVPSを使った方が楽だろう。しかし、VPSにMT4をインストールできない人がMT4のEA(自動売買プログラム)を扱えるとは思えないのだが……。

夕食後、AWSのサポートの人から料金表とかのURLを書いたメールが届いた。サポートの人も大変だなあと思った次第。そんなわけでVPS問題でほぼ一日が潰れ、今日はトレードどころではなかった。チャートを持続的に見ることができなかったので相場の動きにもついていけず。一見問題が解決したように見えるが、一番の問題はそのVPS上で動かしたEAがいい結果を出せるかどうか。損失ばかりを出すようではそれこそ本末転倒。しばらく様子を見るしかない。ちなみにこれまでひとつだけ動かしていたEAは一応いまのところプラスになっている。一方、ZuluTrade(ミラートレード)の方は含み損を抱えまくっている。今日はトレイダーズプロという無料でEAを使えるサイトを使って、さらに2つEAを稼働させた。どうなることやら。

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