十字架

8月27日、火曜日。

昨夜は奇跡的に12時前に寝ることに成功、4時半に目が覚めたときにはそのまま起きていようかと思ったが寝直してアラームで7時起床。久々に朝の匂い、朝の光。

母の手術は9時からで8時50分には病室を出るのでその前には着かなくてはならず、普通なら35分もあれば着くところを余裕を見て8時前に自宅を出発、すると案の定道は混んでいた。バイパスを走っていると前方に不思議なものが。

エヴァンゲリオン、パチンコでは散々打ったが映画を1本見ただけなので詳しくなく、これは吉兆なのかなんなのか。ともかく8時45分には病室に到着、間に合った。後は例の如く1階の家族待機室でひたすら手術が終わるのを待つ。

畳の部屋なので座布団を並べて寝転がる。午前中はひたすら寝ようと努力したがいまひとつ眠れず。スマホでツイッターのタイムラインを見るぐらいではとても間がもたない。昨日から読み始めた馳星周「長恨歌」を読む。が、鬼門の2000年を過ぎてからの作品だからなのか、初っ端から乳児のときの記憶がある(あるわけない)という凡ミスをやらかしたかと思うと、主人公が錦糸町で偶然幼馴染の女性と再会するという安直な展開で読むテンションも下がり、なかなか読み進まない。偶然じゃ駄目なんだな、必然じゃないと。

1時間に1回、駐車場の車で煙草を吸って延々と待つ。結局、手術が終わったのは9時間半後の6時半だった。いつもなら麻酔が解けてICUに移動してから医者の話を聞くのだが、今日は手術が終わった直後に手術室で医者の話を聞く。で、今回の手術でシャント(この場合は動脈が静脈に流れ込んでいる箇所)を全て塞いだので今回で手術は終了ということだった。高齢の母がこれ以上手術を重ねずに済んでよかった。しかし、座骨の骨折があるのでいつ退院するかは未定だし骨折が治ってからリハビリもしなければならないということ。

一旦家族待機室に戻り、7時ごろに母がICUに移動したというので会いに行くが、母はまだ麻酔から覚めておらず、覚めるのにあと1・2時間はかかるということだったので今日のところは帰ることにした。帰り道、回転寿司に寄って夕飯。

ただ寝転がって本を読んだりしていただけといっても、10時間待ったのでさすがに疲れた。それに考えてみればいつもより4時間早く起きたので、これを書いている今は11時を過ぎたところだが単純に4時間スライドすると深夜3時に相当することになる。これをきっかけに今日も早く寝て生活サイクルを変えるべきなのか。はて。とはいうものの、今日はずうっと病院にいたので日中の煙草が1時間に1本ペースで済んだけれど、そうじゃなければ7時に起きたら煙草の本数が大変なことになる。

ところで、十字架の意味はなんだったんだろう?

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