艱難辛苦

４月１８日、土曜日。

一日中風雨が吹き荒れる酷い天気だったが、それよりなにより、極度の抑うつ状態で日中はほぼ廃人状態になりかけた。

朝の日課としてネットのお悔やみ情報をチェックしたら、小学校時代の音楽の先生（たぶん）の名前があった。最近は情報が出た時点で半分くらいは葬儀終了になっている。

— Sukeza (@anykindoflove) April 18, 2020

最悪だ。朝食後、昼まで昼寝した。昼に起きたのと変わらない。起き上がって菓子パンを1個食べ、冷めた珈琲を飲んで煙草を吸い、また毛布にくるまった。また寝ようかと思った。何もする気力がない。恐ろしいほど何もできない。顔が青ざめる。ゆっくりと死にかけている気分だ。

— Sukeza (@anykindoflove) April 18, 2020

朝、頼んでいた灯油の配達が想定以上に早く来て起こされたので眠かった。朝食後に血圧を計ると低かったので、それで眠いのかとも思った。いずれにしても昼食後のツイート後、このまままた寝てしまっては本当に人間として終わる、と思いベッドに寝たままでスマホで電子書籍を読んでいたがそれも長く続かなかった。とにかく横になっていてはダメだと思い、起きて何かをするべきだと思うのだが、何をするにもあまりにもモチベーションが低い。

正直なところ記憶の順番が怪しいのだが、シンセの電源を入れて曲の大サビをなんとか書き、それから（だと思う）ボーカルのピッチ補正ソフトのMelodyneを思い出し、一ヵ月は無料で使える（買うと恐ろしく高い）ので以前と違うメールアドレスでインストールして、先日の曲のボーカルの直しをやり始めた。それでようやく廃人状態からはなんとか脱する。ちょっとだけボーカルを手直ししたものはSoundCloudにアップし直した。本当を言えばYouTubeの方も入れ替えたいが。

それから必死の思いでコンビニまで夕飯の買い出しに行く。新しい曲の打ち込みをやり始めたのは夕食後の夜からだった。イントロのたかだか１６小節ぐらいに延々と時間がかかる。とにかくモチベーションが低いので何度も挫けそうになる。手を休めると、俺は一体何のためにこんなことをしているんだろうという疑問が湧いてくる。ピアノひとつちまちまと打ち込むのが辛い。かといってシンセを机の前に移動してリアルタイムで弾くのもそれ以上に面倒に思える。

自分は母に会えない以外はコロナウイルスの直接の被害を受けていないと思うのだが、例えば土日にJリーグの試合がないとかそれだけでも気が滅入るし、いつの間にか憂鬱な沈殿物のようになってしまう。今の時期、楽しい人なんてまずいないのだろうが。