ソマリランド、再び半沢直樹

9月13日、水曜日。

11時23分起床。寝過ぎ。まだ残暑は続く。

高野秀行「謎の独立国家ソマリランド」読了。

なんていうか、とにかくカートというマリファナみたいな葉っぱを毎日むしゃむしゃと食べてソマリ語で会話できるまでになり、普通ならとても覚えきれるものではないソマリ人の無数にある氏族の構造を把握するとは、尋常じゃない。たぶん、動機はただの好奇心。好奇心は猫を殺すと言うが、極めると仕事として成立するのだなあと改めて思う。

日中は業務も、「半沢直樹」に第2シーズンがあるということを発見、見始めたらまた止まらなくなり。今日は夜の米経済指標が今週もっとも注目すべきもので勝負どころだった。ところが、さして曖昧な結果が出たわけでもないのにたまにある結果とは逆行する動きで困惑、結果的には同じところをうろうろしただけに終わる。期待外れもいいところだった。一応連勝はしょぼく継続。

ところで、今夜中にも最後まで見てしまいそうな半沢直樹だが、例によって敵役が皆ステレオタイプで揃いもそろって傲岸不遜、分かりやすいのはいいがワンパターンでオーバーアクトでもある。しかし、これが大当たりしたのはサラリーマンでなければ書けない話で、そのサラリーマンである主人公がある意味スーパーマンであるからだろう。原作の池井戸潤はやっぱり元銀行員。結局のところ、主人公が無敵といっていいぐらい強いのにサラリーマンであるということで、誰でも自分を投影できるというところがミソ。確かに「倍返しだ!」はパワーワードだし。構造的には水戸黄門みたいなものだけれども。

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