海を見に行く

いい感じで朝目が覚めたと思って時計を見ると7時、昨夜寝たのは3時近く。4時間ぐらいしか寝てない。これはまた眠くなるだろうなと思いながら朝食後外を見るといい天気なので、海を見に行くことにした。

そんなわけで9時前に出発、子供のころ家族でよく海水浴に行った鶴岡市の由良(ゆら)海岸を目指す。月山、湯殿山と出羽三山を越えるいわゆる六十里越と昔は言われた道は今では快適な自動車専用道路、距離的には1時間半もあれば行けるはず。朝早く出たお蔭か特に渋滞もせず、11時前には由良に到着。ここに来るのは小学生のとき以来か、それとも中学生のとき以来か。海水浴場となっている海岸には白山島という小さな島があり、橋で渡れるようになっている。島には白山神社という神社がある。

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懐かしい風景だった。久しぶりに見る日本海は風が強くて波が荒い。

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子供のころはここで家族で海水浴をした。

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風が吹きすさぶ橋を渡って島に渡る。子供のころの記憶では島の岩場には気味が悪いくらいに無数のフナムシがいたのだが、今は一匹も見当たらない。頭上をウミネコが鳴きながら飛び交っている。由良の街並みは普通の民家と大差ない民宿があるだけで思ったよりもまったく地味なところだった。由良温泉という温泉もあるはずなのだが、ただの海沿いの町という感じ。僕の記憶は同じ日本海沿いの鼠ヶ関(ねずがせき)とか新潟県の海岸の記憶とごっちゃになっているようだ。スマートボールとかが置いてあった温泉街の記憶はどうやらここではなさそうだ。

何もないので、海岸を20分ほどうろうろして帰途に就いた。帰り道、多層民家で有名な山奥の集落、田麦俣に寄ってみる。

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冬は道路が閉鎖になるほどの豪雪地帯、そのために茅葺の民家は3階建てになっている。一体冬の間、こんな山奥でどうやって暮らしているのか不思議に思える。昼食は途中にある月山の麓、大井沢の入り口にある渓谷に張り出すように建てられた蕎麦屋で蕎麦を食べる。昼食に1000円以上使うなんて法事のとき以来だ。

帰宅すると2時ごろ、往復5時間あまりの短い旅だった。記憶を辿る旅だったが、記憶と重なる部分と解離する部分と。

久しぶりに長時間運転して、さすがに疲れたかなと思って案の定昼寝、2時間弱寝ると寝過ぎな感じで頭痛、かえって逆効果だったようだ。なんだかんだ毎日アドヴィル飲んでる。母の病院に寄ってから夕食。夜になってまたキムチを食べてしまった。重症。今日もちょっとキーボード弾いてみる。が、自分の好きな音楽と自分の出来ることがあまりにもかけ離れていてやる気を失くす。要は根気がない。

というわけで今日も休日。業務を2日休んだのはいつ以来だろう。やはり連休というのは退屈だな。母のことがなければ酒田とか秋田まで行ってみたところなのだが。


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