今そこにある危機

サイモン・シン/エツァート・エルンスト「代替医療解剖」読了。感想はツイートを引用すると、

まあ簡単に言うと期待が大き過ぎた。サイモン・シンは難解な科学を平易に面白く読ませることに関しては素晴らしく秀でている。今回は題材が題材なだけに、やっぱりなあという印象の方が強く、驚きはそれほどなかった。それにしても、この中では巻末の付録に2ページだけで何の根拠もなく論外なものと一蹴されている人智学医療に同級生の女子がのめり込んでいて、子供をシュタイナー学校に入れていたり、Facebookでローフードが凄いだのなんだのと入れ込んでいるので、宗教と同じでいくら科学的根拠がなくプラセボ効果しかないのだと言ってもこういう人たちは聞く耳を持たないのだなあと改めて思う。結局、この本に書かれてあることは基本的に普通に考えれば分かることで、それを改めて科学的手法で検証したという内容。だが実際問題として日本でも鍼やカイロプラクティック、指圧といったものは普通に行われているわけで。この本では言及されていないが、考えてみれば接骨医院でよくやる赤外線なんてなんの根拠もないし実際効果があった試しがない。本当に赤外線が治療効果があるのであれば日光を浴びればよいわけで。

今日は恋する夢どころか何故か業務の夢を見て9時過ぎ起床。とにかく一日中ダルくて閉口した。普段はやらない東京タイムで成行でポジションを取ったら片っ端から裏目、日中で自分が決めている一日の損失の限度を超えてしまった。慣れないことはするものではない。それはともかく、とにかくあまりにもダルいので午後ソファで少し寝ようとしたのだがどうにも眠れない。横になると悪性リンパ腫を患ったときに倍ぐらいに膨れ上がった脾臓の辺りが締め付けられるような感じがして気になってしょうがないし、いつまで経っても眠れそうな気配がなく、諦めて今日はいつもより早めに母のところに行った。相変わらずダルかったけれど、外出して少しは身体を動かしたことで気分的にも多少の切り替えにはなった。

夕食後にそろそろ終盤に差し掛かった「ツイン・ピークス」を1話分見るが、ここに来てどうにも話がダレてきた感じがして一気に見る気はせず。前回見た「家政婦のミタ」と比べると話がてんこ盛りになり過ぎてる感が否めない。まあここまで来たら最後まで見るけれど。

ダルいわ脾臓は気になるわで体調がよろしくないので、清水潔「殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」を読み始めたら面白くて止まらない。一気読みしてしまう勢い。清水潔はここにも書いたがフォーカスの記者時代に独力で桶川ストーカー殺人事件の実行犯を見つけたジャーナリスト。もう1回書いておこう。「桶川ストーカー殺人事件―遺言」は読まないと損する傑作。今回の「殺人犯はそこにいる」は冤罪の話なので自分の体験も重なり、身につまされる。清水の執念はホント凄い。たぶん明日には読み終わってしまうだろう。

この本読んでるとアドレナリンが出てくるようで、頭を冷やすために夜中に散歩に出ようかとも思ったが、この界隈は夜暗くて怖いので階段の昇降で済ます。で、風呂に入って風呂場の床を洗ったりした。

どうもこのところ、心臓とか脾臓とかいろんなところが気になるし真剣にダル過ぎる。突然死してしまうのではないかという危機感すら覚える。で、ふと振り返ると今週は相場でボコボコに負けてるし、日本代表がW杯で敗退して虚脱感も凄い。明日から土日で相場も休みだし、いろんなものから距離を置いて気分転換を図りたいところ。天気がよければ海を見に行ったりしたいところだが、なにしろ体調が。それと元気がない。こういうときにどう身体を上手く動かせばいいのか、アイディアが浮かばない。どうにも気力がないもので。楽器の練習でもすればいいんだろうけど。

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