火曜日。
昨夜は何時に寝たのか定かでない。2時近くだったと思うが。で、今朝は8時過ぎに起床。それほど悪くない夢を見たような気がするがこれも定かではない。本来なら昨日台風一過というはずなのだが、今日になってようやく晴れたという感じだ。日中はようやっと暖かさが戻る。夕方までは少なくとも寒いだのなんだのと言わずに済んだ。
昼食用のサンドイッチを作って10時から業務。2時前まで。帰宅するころには久々にぽかぽかとした陽気、相場のチャートに向かっていると眠気がやってきたが今日のところはソファに寝転がらなかった分、昼寝をせずに済んだ。
夕方からはまた寒くなる。夕食後に母のところに行くと、今日もあまり調子がよくない。言うことが少し支離滅裂なところがある。若干被害妄想傾向もみられる。やはり一気にはよくならず、波があるのだなあと思う。そろそろ帰ろうと腰を上げかけるともう少しいて欲しいと気弱なところを見せるので、時間ぎりぎりまでいる。少し涙ぐむ母を見るとこちらも悲しくなる。駐車場から見上げるとほぼ満月の月が浮かんでいて、ついこの間は三日月だったのにと思う。どうも最近時間の経過がよく分からなくなっている。
帰宅後の夜は相場。午後から取ったポジション、利確出来るタイミングを再三逃してしまううちにそれを見透かされたように夜が更けるに連れて裏目に。気がつくとちょっとした塩漬けみたいになっている。どうも上手く抜けられない。どこに問題があるのかさっきからずっと考えているのだが。ちなみに昨日のポジションは決済しないで寝たら、寝ている間にストップロスに引っかかってしまった。今日も同じ目に遭わないことを祈る。
今日はオンラインレンタルで故池田敏春(山形県出身)監督の名作「人魚伝説」のDVDが届いたのでリッピング。相場に振り回されて見る余裕はない。
サリンジャー「大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア ―序章―」読了。グラース家を扱った一連の作品を読み通したわけだけれど、それまでずっと軽妙な会話中心に進んできたこの物語、中編の「シーモア」だけ会話がなく話者であるバディ・グラースのいささか自意識過剰な独白のスタイル、それがどうもすっきりしないというか、最後に空回りしてしまった感がある。いささか理屈っぽ過ぎるわりにはシーモアが何故自殺に至ったのかというところは結局浮き彫りにされることがなく、ただシーモアの外周をうろついただけに終わったような読後感。晩年極度に寡作になってしまったというかほとんど作品を発表しなかったサリンジャーだが、そういうことをあまりいい意味でなく象徴してしまったような気がする。いささか歯がゆい。
次は丸谷才一の「女ざかり」を読み始めたところ。ちなみに丸谷才一も山形県出身。丸谷は意図的に旧仮名遣いを使っているが、文章が軽妙で非常に読みやすい。