朝書く日記

昨日の日記を翌朝に書くというのも、実に奇妙なものだ。昨日の午後以降、特に夜はあらゆる音楽を聴けなくなるほど精神が荒廃した。あらゆることが嫌に思えた。ありとあらゆることが。もちろん僕自分も含めて。結果的に頓服を3錠飲み、いつもより早めに寝た。お陰で今朝は6時起床。で、これを書いている今、ラフマニノフのピアノ・コンチェルトを聴いている。元々クラシック上がりなので、原点回帰というわけだ。昨日の夜の閉塞感・孤立感を思うと、朝の窓から差す光というのは実に開放的に思える。実際、昨夜は頭がおかしくなりそうだった。考えつく限りのあらゆるネガティブな思惟が僕の頭を埋め尽くした。それはとても苦しい。言葉に書き尽くせないほど。だが幸いなことに、一夜明けるとそれもほぼ消える。たぶん脳内のどこかにその残滓は頑固に残っているのだろうが(たぶんそれは僕の病気が治るまではびこるだろう)、少なくとも表面上は雲散霧消し、それに悩まされることもないし、多少なりともポジティブな思考になれる。でも、たぶんそれでいいのだと思う。人は日々、かりそめの時間を生きているのだとすれば。何事にも起伏があってしかるべきなのだ、と思う。気分というのは、恐らくそういうものなのだ。

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