夕刻、3回目の雪かきをする前。薄暗くなって玄関先が水墨画みたいになってた。
1月15日、日曜日。
雪は何故降るのか。何故降らなければならないのか。知らんよ。
おはようございます。なんか明るいなと思って8時に目が覚めたものの、平日なら起きるところだがもう少し寝ようと二度寝したら、高熱を出す夢を見て結局起きたのは10時半近かった。窓外は神様がムキになっているような雪の降り方。この降り方では8時台に雪かきしてもアレだからむしろよかったか。
— Sukeza (@anykindoflove) January 15, 2017
昨夜寝る前に除雪車が通った。寝たのが3時半過ぎなので、さすがに今朝は起きられないだろうなと思っていたが、誰か来るとしても宅配便(珈琲豆を注文したので)ぐらいだろうと思っていた。ところが郵便受けに回覧板と町報が入っていて、少なくとも2人は雪かきしていない玄関先にやってきたと思われる。ちょっと恥ずかしい。
朝食後、1回目の雪かき。
もはや死語だと思っていたしもやけになりかけたので雪かき一旦終了。ウルトラマンは3分しかもたなかったが、俺のカラータイマーは20分で点滅を始め、30分過ぎたところで力尽きた。昨夜3時過ぎに通っていった除雪車は巨大な雪塊を置いていき、雪はその上にさらに容赦なく積もっている。ギブアップ
— Sukeza (@anykindoflove) January 15, 2017
というわけで力尽きて完遂できなかった。何しろ玄関先から門のところまで雪かきをして振り返るともう積もっているから嫌になる。ひとまず戻って仏壇に線香を上げてから台所で煙草を一服。しかしながらよりによってこんな日にどうでもいい回覧板が回ってきている。これを裏の家に回さなければならない。
なんでこんなときにどうでもいい回覧板が回ってくるんだ。裏の家に回さなければならないが、裏の家の人はずっと留守にしているらしく、うちの脇の私道は一切雪かきされてなくて大変なことに。私道の入り口で「嘘だろ…」と立ちすくむ。この奥に持っていかなければならない。雪は膝上までめり込む。 pic.twitter.com/6unE8N7AlL
— Sukeza (@anykindoflove) January 15, 2017
私道はまさに八甲田山死の彷徨みたいだった。ちと呆然とした。当たり前だが裏の家は留守だった。たぶんこの雪が降る前から新庄の家の方にいるんだろう。ちなみに新庄の方がうち近辺よりも雪が多い。裏の人はまず私道の雪かきをしないと車を停めることすらできない。
とにかく今日の日中は雪かきをしていたという記憶しかない。実際は3回なんだけど。そのたびに疲労困憊してコタツに潜ったりしてたので。今日は朝から物凄い勢いで雪が降っていて、とにかく積もるスピードが半端ない。昼食を摂って朝中途になってしまった雪かきの続きをやろうとするともう10cmぐらい積もっている。
雪の降り方が凄すぎて、もはや雪かきする気力も湧かない。今日はもうどこにも出かけないことにしよう。除雪車が入ったにもかかわらず、道路は圧雪路ですらなくただの雪道と化している。今日は母のところに顔を出すのも控える。
— Sukeza (@anykindoflove) January 15, 2017
本日2回目の雪かき。さっき雪かきしたばかりなのに、玄関前はもう10cmぐらい積もってる。これじゃあ切りがない。除雪車が置いていった巨大な雪塊は凍ってるし。向かいの寺の雪かきをしていた人と珍しく立ち話。聞くと、寺の除雪機は壊れたそう。
— Sukeza (@anykindoflove) January 15, 2017
さっきの、寺の雪かきの手伝いの人と俺の会話が、
俺「除雪機使わないんですか?」
手伝いの人「あー、あれぶくっだ」
俺「あー、壊れたんですか」
手伝いの人「んだ。ベルトんどごがぶくっでよー」
というようにいちいち同時通訳的になっていまいち嚙み合わなかった。ディテイルが聞き取れない。— Sukeza (@anykindoflove) January 15, 2017
かように、今日は向かいの人(正確には向かいの寺の隣なので斜向かい)と数年振りに言葉を交わした(「雪凄いですね」の一言だけ)り、雪のお蔭で久しぶりに外界の人とコミュニケーションを取った。
ここで冒頭の写真になる。もう完全にシャイニングのラストシーンの世界。3回目の雪かきで今日は諦める。しかし、2時間で10cmぐらい積もるのだから、このペースで明日まで積もると一体どれぐらいになるんだ? と頭に浮かんだのだが恐ろしいので考えないことにした。
というわけで、今日は雪かきの合間にコタツで録画した天皇杯の準決勝、決勝を見てた。それだけ。
それはそうと、滝口悠生「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」読了。
滝口悠生『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』読了。饒舌に語られる物語は目まぐるしく時制が変わるが何故かせわしないという感じはせず、しかし唐突に終わる。奇妙な味わいがある。たぶんそれが文学として成立させてるんじゃないかと。
— Sukeza (@anykindoflove) January 14, 2017
まだ30そこそこぐらいの若い作家だ。正直、読むのめんどくさいなあとか思いながら読んでたのだが、終盤になるに連れて、特にドラマチックな展開があるわけでもなんでもないんだけど、これはそこそこ読ませるんじゃないかと。ただ物語を書き切った感はなくて、ツイートのように突然終わる感じでまあ短い長編というよりも中編といった方がいいのでこれはこれでいいのかと。
それはそれとして、洒落にならんのは今日が雪のピークではなくて明日の方が今日よりも積もるという話であることだ。まったく冗談じゃない。さっき書斎のカーテンを閉めるときに見たら庭の雪が凄いことになっていて、まるで本物の豪雪地帯みたいだった。明日も母のところには行けないかもしれない。もうホントに諦めムード。雪下ろしはやりたくないので、それだけは勘弁して欲しい。