狂女

3月9日、木曜日。

予報では一日中雪ということだったが日中は降らず夕方から雨、日が落ちて7時過ぎに母のところに向かうころに雨が横殴りの雪に変わった。しかしそれも帰るころにはまた雨になっていた。相場でバタバタしたせいでいつもよりも遅く母のところに着いたので、今日はテレビもつけず。すると、母の隣の部屋の老婆がひっきりなしに独り言を言い始め、びっくりするくらいけたたましい大声で笑う。隣と言ってもドアがあるわけではなくカーテンで仕切られているだけなので全部聞こえる。実に気味が悪い。完全に呆けているというか、狂女である。今までは大体7時前からテレビをつけてニュースを見ていたので、ときどき隣の人が独り言を言ってるなというぐらいにしか思っていなかった。これは母に気にするなというのが無理な相談。母が可哀想で可哀想で、暗澹たる気持ちになる。以前だったらモンスタークレーマーと化しているところだけれど、以前の自分に気づいた今ではそんな風に強引な物言いをする気にはなれない。しかし、このままでは僕自身が鬱屈してしまう。とにかく明日は早めに行く予定にしていたので、職員に相談だけしてみようと思う。さすがに隣の人を誰かと入れ替えろとまでは言えない。夜だけ母に耳栓をすることも考えたが、管理がたぶん難しいだろう。以前隣だった大正生まれの老婆(今の人の前)は、独り言を言うようになってから間もなく亡くなった。なので、もしかしたら隣の人ももう長くないということなのかもしれない。かといって隣の人が亡くなるのを待つというのも人としてどうかと思う。いずれにせよ、母が毎晩あの声に耐えていると思うといたたまれなくなる。一体どうすればいいのだろう? 結局は母同様自分も慣れるしかないのか。すべてを受け入れるしかないのか。

相場は危機一髪だった。危うく昨日に続いてフルにストップを食らうところだった。そもそも朝の入り方が悪くて損切り、損切りでスタート、その後苦労してようやっとプラ転したところで疲れ果ててベッドに潜り込んでうとうとしていると指値が成立する音で目が覚め、寝起きでぼうっとしているところでポジションを追加していたら、気がつくと売り上がっていてにっちもさっちもいかなくなっていた。正直なんでこんなにユーロが買われるのかよく分からず。結果的には夜EUの公定歩合の発表という重要指標を見落としていたわけで、もう本当にツイていたとしか言いようがないのだが公定歩合据え置きで一瞬下がってくれたので微損で逃げられた。そのまま保持していれば若干のプラスにはなっていたものの、さらに放っておいたらその後ドラギ総裁の会見があって(それも見落としていた)ユーロが跳ね上がったのでどっちにしても串刺しになってストップがついていたところだ。日中あんなにぼんやりしている時間が長かったのに、なんでこんな重要指標を見逃していたのかまったく謎なんだけれど、とにかく今日のところはトータル若干プラスで逃げられた。幸運だったと思うことにしよう。

朝は9時半過ぎという微妙な時間に起きた。そのわりには夕方まで眠くならず。たぶん相場のポジションを持っていたからだと思う。それにしても母の隣の人の問題、とにかく相談はしてみるつもりだけれど、自分の中でどう収めたものやら……。今後、母のところに行くたびに母以上に自分が気にしてしまいそうな気がする。憂鬱。

それはともかく、これまで設置していた無料のアクセスカウンターが終わったっぽい。どうしようか。ひとまず違うものを探すかスクリプトを書くかだが。まあカウンターをあまり気にしない方がいいんだろうけど。

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