吸血鬼になりつつある

4月2日、日曜日。

今日は一応手帳に予定として「fragmentsを更新すること」と書いておいた。実際ネタもそれなりに考えていた。考えていたのだが……何しろ朝(?)起きたところから想定外だった。

とまあ、ここまではただ単に起きるのが遅かっただけと言えなくもない。それにしても遅いが。最近起きるのが遅いせいで、朝食後2時間もすると腹が空いてくる。そんなわけだから2時には昼食のパンを食べたのだけれど、驚くべきことにこれで眠くなってしまった! 一体何時間寝れば気が済むんだ、俺。とにかく、眠いのでベッドに潜り込んだ。すると、目が覚めるとなんと5時を過ぎていて、外は日が傾いていた。唖然。なんつーか、もはや吸血鬼になりつつある。とにかく日中眠くなる。深夜になると活動する。これが不夜城の都心に住んでいるのならまだ分かる。ところが実際は夕方7時にもなれば人っ子一人歩いていない田舎町に住んでいるのだ。「日曜日は寝て曜日」とか言っている場合ではない。さすがにこれは危機感を覚える。もう人間として終わってきてるんじゃないかと。

実際問題として終わって来てるんじゃないだろうか。もうかなり廃人化が進んでいるのでは。飲めないのに寝酒に飲んでいるのは真っ赤な梅酒。あれはさしずめ血といったところ。

そんなわけでほとんど意識がない時間の方が長いまま日が暮れてしまい、母のところに行って戻ってくるともう夜。夕食後、まだ予定通りfragmentsを更新するつもりはあった。気力があったかどうかはともかく。ネタというのはイシイさんのことを書こうと思ったのだが、そういえば昔のfragmentsにちょこっと書いたような気がして確かめる。すると、案の定昔書いた自伝(笑)に多少書いている。で、これを読んでいて、レコーディングの遅い方のスタート時間が18時と書いてあるのが引っかかった。19時じゃなかったっけ? うーん、思い出せない。30年前の手帳でも見つかれば分かるのだが。と、そこで現役のアレンジャーであるヨウタロウに訊けば分かるかとダメ元で電話してみた。

すると珍しくヨウタロウは電話に出て、案の定長電話になった。相変わらずヨウタロウは機関銃のように喋る。レコーディングのスタート時間の件は結局よく分からず、気がつくとギターの話、シーケンスソフトの話とかに話は飛んでなんだか収拾がつかなくなりそうだったので一時間ほどでこちらから切り上げる。しかし話を聞いていると現役のアレンジャー・ミュージシャンであるヨウタロウの方が僕よりもまともな生活時間で生活しているということに驚いた。昔は不規則過ぎて胃にポリープが出来て病院にかつぎこまれたことがある癖に。うーん。

というわけで、ヨウタロウと長電話してしまったので結局fragmentsを更新する時間はなくなってしまった。なんだかよく分からないまま一日が終わってしまった。蕭然たり。しかし久々にヨウタロウと電話で話していると学生時代とまったく変わらない。なんか、長いことこういう会話を忘れていたような気がする。とはいうものの、次はいつ電話に出るかはまったく定かではない。真面目な話、今年こそ四年振りに東京に行くかな。

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