墜落

5月30日、火曜日。

という具合に確かに朝起きたときから闇雲に眠かったのだが、それがたまげたことに午後まで一向に収まらなかった。とにかく眠いしだるい。椅子に座っていても起きていられない。眠気でぐらぐらして頭が回らないので午前中から1時間半ほど昼寝。ところが起きてもふらふらなのである。パンの昼食を済ませても身体に力が入らずグロッキー状態でふらふらでどうしようもなく、またベッドに倒れ込む。また寝込む。結局暑くて目が覚めるのだが、それにしても一体何がどうしてこんなにふらふらになってしまったのか、何がどうしてこんなに眠かったのかいまだに分からない。昨夜風呂上がりに浴衣一枚でいたせいなのか、それとも今日が無闇に暑かったせいなのか、いずれにせよそんなことで起きていられないくらい眠くなるようでは人間としてどうにも心もとない。野生動物であればまず捕食されるパターン。

今日の予定としては5時キックオフのU20W杯の決勝トーナメント、日本対ベネズエラ、7時キックオフのACL、鹿島対広州の2試合。なので母のところには3時半ごろに行く。帰路、2試合の時間からして夕飯を作っている時間はないとみてスーパーに寄って夕食用の弁当を買って帰る。試合が始まるころにはようやっと人心地ついた。

事前の情報ではフランスの次に強いと評判のベネズエラ、話だけ聞いているととても日本はかなわないんじゃないかと思っていたのだが、いざ試合が始まると日本はまったく遜色なく互角に渡り合っている。とうとう90分では決着がつかず、0-0のまま延長戦突入。これはまずい。何故かというと7時から鹿島の試合が始まってしまうからである。どっちを見るべきか悩む。こういうときに限って録画予約してない。結局散々悩んだ挙句鹿島の試合を見ることにした。というのも鹿島を応援することによって精神的に随分救われてきたから。ツイッターのタイムラインで日本が延長後半に失点したことを知る。うむむ。しかし鹿島もアウェイで0-1で敗れているので今日は2点以上取って勝たなければならない。しかも1点も失点するわけにはいかない(アウェイゴールになるから)。結局U20日本は0-1で敗れたが、鹿島は前半のうちにペドロジュニオールのゴールで1-0と先制、これでトータル1-1とする。後は失点しないで延長戦まで行けばアウェイゴールは関係なくなる。しかし今日の鹿島はどうもプレー精度がよろしくない。などと思っていたら後半、痛恨の失点。これは痛い。見てるとGKクォン・スンテの判断ミスっぽかったが。とにかくアウェイゴールを1点取られたので今日のスコアは1-1だけれどあと2点取って勝たなければならない。これは厳しい。金崎を投入するもなかなか得点できず時間だけが過ぎていく。とうとう植田を前線に残すパワープレー。で、終了間際になってようやく金崎のゴールで2-1と勝ち越すものの、2戦トータルでは2-2でアウェイゴールの差で広州の勝ちになる。もう時間がない……。試合終了。無念。これで鹿島はACL敗退、なのでスカパーも解約する。

そんなわけで2試合とも敗れてしまった。国破れて山河在り。日中はほとんど廃人同様だったし、サッカーは応援する2試合とも負けてしまうし、なんとも痛恨な一日となってしまった。

何しろ酷い体調だったから今日は楽器を触っていない。ところで相場だが、気絶する前に置いておいた指値が絶妙なポイントで成立してたのだが、サッカー観戦中だったのでハーフタイムにとっとと利食い、鹿島の試合後もまたしても絶妙なポイントで指値が成立したのだが、これまた試合に負けて完全に脱力していたので頭が回らず即利食い。今日の体調ではちょっと相場まで頭が回らなかった。っていうか、そもそも起きてすらいられなかったのだから。

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