1月2日、日曜日。
夜、スティーヴン・オカザキ監督の「MIFUNE: THE LAST SAMURAI」をアマゾンプライムビデオで見た。三船敏郎を回顧するドキュメンタリーである。懐かしい黒澤映画の名場面、出演した俳優が次々に登場して、その昔まだ日本では売っていなかった黒澤映画のビデオやレーザーディスクをアメリカでも買い漁っていたころを思い出す。で、感無量になる。あのころは大前提として映画オタクだったということもあったが、とにかく黒澤映画に夢中だった。今考えてみると純粋だった。そして、ある意味では幸せでもあったのだろうと思う。
で、ふと今の自分を見ると、もちろん体力が衰えて朝雪かきをするとへとへとにへばってしばらく昼寝をしなければならないのだけれども、このところの自分はオンラインでのバンド活動に夢中になっている。そういう意味ではあながち純粋であると言えないこともない。
実際のところ、Plugin Allianceからまたしても正月の3日間限定での25ドルクーポンが来たので、先日迷ったbx_townhouse buss compressorを買ってしまった(1700円ぐらい)し、遂にはオーディオインターフェイスをポチってしまった。というのも、今使っているSteinbergのオーディオインターフェイスがちょっと中低域に寄っていて天井が重い印象があるので、どうせならもうちょっといい奴が欲しいと前々から思っていたのである。
それでメルカリやらPayPayフリマやらでチェックはしていたのだが、いまひとつ思いきれなかった。ところが今日もまたネットで調べていたところ、ちょうど買いたいと思っていたもの(MOTUのM2)と同価格帯でかなり評判の高いオーディオインターフェイスを比較する記事を読み、価格と品質、それと自分の机の上に置くという物理的な条件等も考慮して、AudientのiD4mkIIを注文した。MOTUはフリマでもなかなか安くならないし、SSLは大き過ぎる。それで同等かそれ以上の音質でサイズも一番小さく、かつそれなりに安い価格(ポイントとか使ってだが)のAudientにしたのだった。
プラグインにしろオーディオインターフェイスにしろ、どうしても必要というわけではなく贅沢といっちゃ贅沢なんだけれども、これはある意味夢中になっているということなんだなと思えるようになった。なので、何をしたらいいのか分からず茫然としているよりはいい、と考えることはできる。
まあそんなこんなで今日は夕方になってどうも例の曲のギターソロが上手く弾けていないのが気になって弾き直してみた。すると、自分にしてはそこそこ上手く弾けた部類のテイクが録れた。とはいうものの、音をソフトウェア(プラグイン)で作って弾いているのだが、試しに違う音にしてみるとピッキングノイズが目立って全然ダメだったり、結局は弾いたときの音色じゃないとダメっぽい。そのつもりで弾いているのだから当たり前といえば当たり前なのだが。
そんな感じでそこそこ進んでいるバンド用の2曲目なのだが、今日になってベースのヨウタロウにLINEしてみると今月は前半がめちゃめちゃ忙しいということだった。少なくとも11日にリハがあるというのでそれまではコンタクトを取るのも難しいという。これはこのところ猛烈なペースで曲を作っていたので、一息つけということなのかな。
そういえば午後寺に御年始を持って行ったのだが、いつもなら歩いている人すらほとんどいないこの町だが、今日は初詣の人で往来が賑わっていた。