5月28日、土曜日。
10時35分起床。午後、ディーラーで車の6カ月点検。
それはいいのだが例のバンドの配信の件、ディストリビューターのtunecoreから審査の返事のメールが届いたのだが、驚いたことになんとFirst Prayer(アルバムでは3曲目、元々Main Streetのカップリング曲)が聞いたこともない人の曲を含んでいる可能性があるので、許諾を取ってくれ的な内容だった。唖然。システムが第三者の曲を検知したということだった。それでその他人の曲というものをYouTubeで聴いてみた。確かにFirst Prayerのイントロとサビの一部(サビの終わりからイントロを作った)にフレーズは似ているが、よく聴けば分かるがフレーズ自体がそもそも違う。
↓これがシステムに検知されたという曲。
エレピの音色が似てるっちゃ似てるが譜面にすればフレーズもコードも違うのが分かるはず。少なくとも、ちょっとでも音楽的素養のある人間が聴けば2曲が違うものであることは明白。これで第三者の権利物を含んでいると書けなどというのは言いがかりもいいところ。憤懣やる方ない。
怒りのツイートを連発した。
この程度のフレーズの類似ということであればあらゆる楽曲が同様の指摘を受けてしまうことになり、作曲という行為そのものが成り立たない。
— Sukeza (@anykindoflove) May 28, 2022
それにしてもしかし、自分の曲に見知らぬ誰かの曲が含まれているという今回のtunecoreの指摘、平均律12音階で作ったフレーズは組み合わせが限られているので、あらゆる楽曲には何かしらの曲が含まれているということになってしまう。それは表現の自由の侵害であり、音楽の成り立ちそのものの否定。
— Sukeza (@anykindoflove) May 28, 2022
例えば、SMAPの「がんばりましょう」にはNiteflyteの曲が完全に含まれているし、BEGINの「恋しくて」には松田聖子の「Sweet Memories」が、松原みきの「真夜中のドア」にはRay Parker Jr.の曲が完全に含まれていることになるが、これまで著作権上問題になったことがないことはどう説明するのか。
とにかく、間違いなくCarlo Borrataなる人物の曲は一切知らずに自分が独自に作曲したものであるから、第三者の権利物を含むとか許諾書類の添付などはする必要はない。それに、First PrayerはSPINNUPというディストリビューターからISRCコードを得て現在配信中の楽曲である。そもそも前述のYouTubeの動画の概要欄を見ると、Bottledというのは作曲者が別人になっている。つまりCarlo Borrata氏の作曲ですらない。
というわけで怒り心頭のまま、メールに返信してFirst Prayerだけ現行のISRCコードをつけて再申請した。最悪それでもtunecoreが譲らない場合はFirst Prayer1曲を外してアルバム配信すると返信したが、考えてみるとそれもおかしな話だ。明らかに自分が作った曲なのに。あまりに理不尽なのでtunecoreを提訴することまで妄想した。
そんなわけで物凄くもやもやしたままでtunecoreの返事待ち。どうやら土日休みらしいが……。