八日目の蝉

3月9日、水曜日。

体調さえず。

久々にモテる夢、2人の女の子に言い寄られるという夢を見たのはよかったが朝8時過ぎに起床で睡眠足りず、午前中ちょっと昼寝。睡眠不足のせいか、今日は夜まで頭が回らなかった。あんまり冴えないので抗うつ薬のトレドミンを止めたことが裏目に出たのかと思った。そんな調子だから午後は何をしていたものかあまり記憶にない。なんとなく本を読んでいた時間が長かったか。

五輪予選の最終戦、なでしこは苦手の北朝鮮に1-0で勝ち、佐々木監督はなんとか有終の美を飾った。

茶の間のコタツでサッカーを見ていたのだけれど、何故か寒くてしょうがなかった。夜になって格別冷えたとも思えないし、かといって寒気がするという感じでもなく、要するに体調がよろしくなかったんだと思う。そのせいか、観戦中に眠気がたびたび襲ってきた。

サッカーを見終わった後も頭が回らなくてどうしようかと思っていたら、午前中に指しておいた相場の指値が次々と成立、しばらく含み損を抱えてそれでようやく目が覚めたというか、少しは頭が回るようになった。結局つい先ほどまで粘ってなんとかプラスで終えることは出来た。

そんなわけで角田光代「八日目の蝉」読了。

ここでは男は嘘つきで身勝手な、女を振り回して孕ませるだけの存在に過ぎない。逆に言えば女たちはそんな男たちに振り回されるほど愚かだ。親子であるが故の、そして親子でないが故の希望と絶望。前半は乳児を誘拐しての逃避行、後半は誘拐された子供が成長してからの話という構成が巧い。愚かしさの中にも希望が見えるところ、「八日目の蝉」というタイトルのつけ方が絶妙だった。角田光代をもうちょっと読みたくなって、夕方久しぶりに図書館に行って「紙の月」を借りてきた。

ああまた夜更かしになってしまった。ほぼ一日調子が悪かったので煙草だけが増えた。

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