3月1日、木曜日。

終日雨。昨夜の雪が融ける音は雨だった。午後になって急に風が強くなり不穏な天気になった。どうやら今は雨は止んでいるようだが、天気予報では雪だったらしいからまさか雪に変わったのでは。しかし、暦の上で3月になった途端に雪ではなくて雨が降るということは、それなりに3月っぽくなったということか。

朝は10時12分に目が覚めて起きようとしたのだがまた瞬間的に気絶、結局10時48分起床。どうにも止まらないというか、どうにもならない。手帳を見ると、1月ごろは9時台とか日によっては8時代に起きていたというのに。今日は恋をする夢を見た。

またしても中途半端な時間に起きたので、相場のトレードをするにも中途半端、とりあえず指値を置いて3週間ぶりに業務に行ってみた。すると、なんだか悲惨な状態になっていた。久しぶりに行ってみると、毎日必ずいた2・3人の顔がない。どうやら本格的に終わりかけているのか。ひとまず貯玉だけはあるので無理しない程度に我慢してやっていると、カスを引いて時短で当たったものの4連で終わるというツイているのかいないのかよく分からない展開。がそれ以上やる意味はなく、ちょっと考えた挙句に貯玉と合わせて半分ほど交換。

帰宅後、まだ指値は成立しておらずうだうだな値動きだったのでなんとなく昼寝を試みる。が、特に眠いわけでもなく寝れそうにもなかった。少しうとうとした頃合に指値が成立する音で目が覚める。結局様子を見ながらだったのでそれほどポジションを増やせないまま、夕方ぎりぎりまで今日は最低限の利食いポイントまでなんとか我慢する。これで一応一日の最低目標額を達成したので後は様子見に徹する。

途中まで見た今村昌平監督「復讐するは我にあり」、やたらと気が滅入るのは分かっていながらなんとなく気になって最後まで再見してしまった。

それから、やはり1話だけ見てくだらないと思っていたドラマ「ドクターX」を、なんでこんなものがヒットしたのかということを確認するために2話以降を見る。正直言ってなんで米倉涼子がクラブで踊っているのかまったくもって意味不明だし、人物のキャラクターも台詞も下手な漫画よりも酷いが、これを面白いものだという前提で見てみる、つまり肯定的に見てみるとそれなりに面白く見れるということが判明。そんなわけで5話まで。

また風の音がする。どうにも今日は奇妙な天気だ。

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Wednesday

2月28日、水曜日。

10時23分起床。やっぱり寝るのが遅過ぎた。どうにも10時過ぎに起きる泥沼から抜け出せない。午後少々昼寝。基本相場のトレードも、昨夜日記を書いた後に衝動的に取ったポジションがすっ高値を買ってしまい損切り、今日はその損失分をちびちびと取り戻す作業に終始。が、やはり勇気がない。なんていうか、勝つ勇気が。

昨日途中まで見たので佐藤純弥監督の「人間の証明」を最後まで見てしまったが、案の定恐ろしく酷い映画だった。なんの論理性も整合性もない脚本、冗長な編集と演出、とにかく絵に描いたような駄作。その後なんだかんだ見るのは3回目ぐらいになる今村昌平監督「復讐するは我にあり」を見始めたのだが、冒頭の30分で気が滅入ってギブアップ。先日見たドラマ版「FARGO」のシーズン2の方が遥かに冷酷でリアルな殺人シーンは多かったのだが、どういうわけかそれほどリアルでもない「復讐~」の方が陰惨で救い難く見えてしまう。邦画だからなのか、それとも実際に起きた西口彰事件に基づいているせいなのか、理由はよく分からないのだが。

その「復讐するは我にあり」の刺殺のシーンを見たせいなのか、ずっと忘れていた事件を思い出す。

夜半、トイレに立つと外から雪が融ける音が聞こえた。微かに水が流れる音がする。雪は音もなく積もるが、融けるときは音がする。これは春の足音なのか。そういえば時計が0時を回ってもう3月だ。

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砂の器

2月27日、火曜日。

どうも今日が火曜日だったということがピンと来ない。いずれにせよ、起きる時間が遅過ぎるのだ。今日もくだらない夢を見て起きたのが10時58分。ちと救い難い。昨夜は寝たのが3時半と遅過ぎた。午後からちらちらと細かい雪が舞い降りて、夕方ごろには本降りになって少しだけ積もった。先ほど玄関の鍵を掛けるときに確認したら、今のところはまだ雪かきしなくてもいい程度。何しろ起きた時間が時間だから何を始めるにも中途半端、朝食後の珈琲を飲みながらツイッターのタイムラインを追っているともう昼。昼過ぎから相場のトレードを始めたがなんとなくポジションを取ってすぐ損切り、逆のポジションを持ってまた損切りと往復ビンタ。結局その後はその損失分を取り戻すのに費やす。といっても夜のトレードでまた若干の損切りで結局トータル微損。ホントに何もしてないのと変わらないぐらいの。

今日は夕方に映画を一本、アマゾンのプライムビデオで見た。野村芳太郎監督「砂の器」。この映画は高校のときにテニス部の同級生である中野と学校をさぼって映画館で見て号泣した映画だ。なんで学校をさぼってまでこの映画を見たのかというのは今となっては定かではないが、とにかくあのころは何をするにもまず学校をさぼるということに意義を見出していた。何の意義かということはともかく。そんなわけだからこの映画を見るのは少なくとも三度目で、ディテイルまで全部覚えている。それに不思議なことに(むしろ不思議でもないのか)見るたびに泣けない映画になっていく。ラストの演奏に被る回想シーンでボロ泣きしたのだが、一体自分はどこのポイントで泣き始めたのだろうと思って見たが、泣こうと思えば泣ける箇所は何度もありよく分からない。橋本忍と山田洋次による脚本が実に巧みで、初見ならまず泣ける映画に仕上がっている。で、映画館で見た高校生のときはただただラストシーンが圧巻だったのだが、二度目に見て以来、どうも劇中の音楽がクラシックにしてはお涙頂戴のセンチメンタリズムだけの通俗的なものに思えて、それが妙な違和感となって号泣できなくなってしまった。最後が演奏シーンなので、この音楽が気に入らないとどうしても完璧には入りこめないのである。今回のバージョンはデジタルリマスター版で非常に画質もよく、今見ても映像的にはよくできている映画だと思う。今となっては音楽だけがちと残念。丹波哲郎がいい役者に思えるから不思議。ちなみに映画を一緒に見た中野は、僕に学校をさぼることとパチンコを教えたろくでもない奴である。だがテニスだけは上手かった。

「砂の器」を夕方から一気に最後まで見たので、今日の夕飯は久々に少し遅くなった。夕食後、これまたなんとなくであるが、駄作を撮ることでは右に出るもののいない佐藤純弥監督の「人間の証明」を見始めてしまった。なんていうか、ジョニー山中の主題歌だけ聴こうかなと思って見始めたのだが、案の定冒頭から退屈なシーンの連発、もちろんこの映画も見たことがあるし原作も読んでくだらない作品だということは知っている。岡田茉莉子は唖然とするほどの大根役者だ。だが不思議なことに人間というものは、途中まで見ると先を見たくなってしまうものなのだった。なのでずるずると今3分の2ぐらいまで見たところ。

それはともかくとして、もう5日も連続して10時前に起きれてない。このままでは人間としてどうにもならない。どういうわけか最近は7時間睡眠では起きられないようだ。では一体何時間寝れば気が済むのかよく分からないが、とにかく寝るのが遅過ぎるのは確かっぽい。努力目標として、2時には寝るようにしたい。我ながら実にレベルが低いが、せめて9時台には起きたい。

それはそうと、縁側のテーブルに置いてある二鉢のゼラニウム、このところずっと(たぶん1ヶ月ぐらいか)水をやるのを忘れてとうとう枯らしてしまった。ずうっと大事にしていたのに。残念。ダメ元で今日水をやってみたが、それでもダメならなんか違う花の鉢植えを買ってこよう。

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以下略

2月26日、月曜日。

ただいま午前2時半過ぎ。ドラマ版「FARGO」のシーズン2が面白過ぎて止まらず、最終話まで見たらこんな時間になってしまった。なので今日の日記は簡単に済ませる。というか、今日は5日振りに母と会えたのでそれだけでいい日だったということにしよう。面会室の前で僕を見かけると、一瞬母の顔がほころんだ。それだけで十分だ。

以下略。

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驚異の世界

2月25日、日曜日。

日曜日なので油断したというかなんというか、朝9時に目が覚めたものの、日曜日だからまだいいかと二度寝したら夢を見て結局起きたのは11時20分。いくら日曜日とは言ってもこれは酷過ぎる。朝食を食べていると弟から電話があり、隣町まで来たのであと15分ぐらいで着くという。パジャマで出迎えるのはあんまりだなと、食後の一服をしてから慌てて(なら何故一服するのか?という疑問は残るが)書斎で着替えていると弟と弟の長男(つまり甥っ子)が到着。ようやくズボンを穿いた頃合だった。

ようやっと着替えて台所で3人で話をしていると、なにやら弟の長男が大事な話があるという。何かと思ったら、なんと結婚するというのである。これには「ええーっ?」と腰が抜けるほど驚いた。なんつーか、もう27歳だから不思議でもないのか。それにしても弟の長男と会うのは4年振り、その前に会ったのは仙台のバンドの仕事で弟のところに寄ったときで、彼はまだ小学生になるかならないかぐらいだった。つまり大人になるまで20年ぐらいのブランクがあったので、その20年を一気に飛び越えて結婚みたいな気がしてなんだか狐につままれているようだった。そういえばなんだな、学生時代から付き合って同級生同士で結婚した奴らは早かったななどと思う。自分が結婚したのが50過ぎてからだから遅過ぎるのである。結婚式は11月に仙台で挙げるという話。ちなみに弟の長男はメガバンクの銀行員で今は盛岡で一人暮らし中。それにしても浦島太郎的な驚きがあった。

弟たちが母のところに面会に行くために出ると、こちらの予定は1時キックオフの清水対鹿島の試合。ああこっちはようやっと開幕なのだなという、時間の流れ方が奇妙にずれてる感じがしないでもない。で、結果はスコアレスドロー。なんていうか、鹿島のように常勝軍団と言われているチームを応援していると、勝たないとストレスがある。負けてなくても引き分けでは駄目。何しろ昨シーズン最後に引き分けが2試合続いた結果優勝を逃したのだから。だから気分的には3試合連続で引き分けで勝てなかったという気分。とにかくレオシルバが酷かった。彼を使っている限り優勝できないんじゃないかってぐらい。一方でGKのクォン・スンテはACLに続いてまたもやPKを止め、試合を通じて凄い安定感だった。まったくスンテのお蔭で引き分けたという感じ。ああだがもやもやする。もしかして今日の靴下が青だから引き分けたのだろうかなどと、ある種のゲン担ぎ的妄想が湧いてくる。

その後磐田対川崎の試合を見ると、今年に入って公式戦3連敗していた川崎が0-3とやたらと強い。これもまたストレス。そんなわけで甥っ子の結婚話で驚いた後はサッカーでもやもや。その後もC大阪対横浜FM(1-1)などを見ていたため、夕飯を作るのが面倒になりスーパーに買い物に行って弁当を買う。で、たまげたことにキャベツ1個が先日と同じようにまた600円になっていた。一体全体、何をどうすればキャベツ1個が600円になるのか?

とか書いているとみしみしっという感じで少し揺れ、ツイッターのTLを確認するとやっぱり地震だった。

夕食後はアマゾンのプライムビデオでドラマ版「FARGO」シーズン2の続きを見る。むやみやたらと面白い。8時からはDAZNで柴崎先発のヘタフェの試合も、トップ下に入った柴崎にはほとんどボールが回って来ず、なんか嫌な予感がしたら案の定前半だけで交代。その、最近の柴崎なのだが、今日の試合前にファジルに話しかけられてもうつむいて憂鬱そうな顔をするだけと、やはりメンタル的にどこか内向的な印象を受けてしまう。技術的な巧さだけを見たら今の日本で中村俊輔と小野伸二の次に巧いんじゃないかと思っているぐらいなのだが、どうもそれをなかなか発揮できないもどかしさが今日はあった。一度あったゴール前でのチャンスでもシュートを打たないなど、消極的に見えてしまう。柴崎のよさのひとつは決定力だと思うのだが、なかなか自力でそれを発揮することができない。柴崎みたいな選手は尋常じゃないくらい自信満々にプレーしてちょうどバランスが取れるんじゃないかと。現状はボールが来ないところを見るとそれがチーム内での信頼度なのではないか。もったいない。

それから10時半キックオフの森岡先発のアンデルレヒトの試合を見る。すると、前半から森岡が移籍後初ゴールを決め、それからPKをゲット、これは移籍最初の試合でPKを外しているので自分では蹴らなかったが久々にらしさが出た。ところが後半になって4-0とリードして楽勝ムードが漂うと精彩を欠き、なんでもないバックパスが弱くてボールを取られたり。と思っていると立て続けに3点を取られて4-3という洒落にならないスコアになった。相手は13位のチームなのに。にわかに雲行きが怪しくなってアンデルレヒトはバタバタ。という最終盤で相手GKが出てきたところをかわした森岡が無人のゴールに叩き込んで試合を決める5点目、つまり本日2ゴール目を決めて試合終了。結果だけ見れば森岡にとっては素晴らしい結果に。だが前述のように余計なミスも散見されるので、その辺をなくしていきたい。

とまあ、そんな一日でしたとさ。

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その瞬間

2月24日、土曜日。

今日はなんといってもリアルタイムで見ていたカーリング女子の銅メダル、3位決定戦での勝利。もちろんスケートの高木菜那の金メダルも凄いのだがインパクトはリアルタイムで見ていた方にある。イギリスの最後の一投でちょろっと日本のストーンがど真ん中に動いた瞬間、もう何回見ても「うわっ」という声が出てしまう。今回のオリンピックを見ていて、もちろん僕が見た限りのことだが、もっとも残酷な瞬間にも見えた。本当にあの瞬間で勝者と敗者に分かれた。圧巻とはまさにこのことで、リアルタイムで見ていたときに漏れたのは「うわっ」ではなくてむしろ「えっ?」の方で、要するに思わず息を飲んだ。その後の喜びの爆発は、それまでの張りつめた緊張感とあまりにも落差があって、その感情の振れ幅が半端じゃなかった。なんか凄いものを見たという、凄い瞬間に立ち会ったという感覚。

で、今日試合開始から中継を見て分かったのは、要するにこれまで僕はカーリングのルールというものをよく分かっていなかったということ。前回日本は消極的で攻めていないように見えた、ストーンのスピードが遅いだのなんだのと書いたが、後攻を取るために相手に1点を取らせるというようなカーリング特有の戦術を全然分かっていなかったということが判明。で、そういうことが分かった上で見ていると、今日の試合は物凄い緊張感の連続だった。いやあ、カーリング無茶苦茶面白いじゃん、という。

今日は午後はひたすらJリーグの試合を見れるだけ見続け、結果的に一日中ひたすらスポーツだけ見ていたことになる。ちなみにトイレの洗面台の掃除と玄関と廊下と台所に掃除機をかけたのと、あともうひとつ家事をやったのだがそのもうひとつがなんだったか、どうしても思い出せない。トイレの掃除をやった直後にツイートしようと思ったのだが、そんなことを呟く必要もないかなとやめたら忘れてしまった。一体何をやったんだろう? とにかく、もうひとつ何かはやったのだ。

朝起きてみると外は雪が降りしきっていた。と書くといかにも朝起きたように見えるが、実際のところは10時36分にガスの集金が来てドアチャイムの音で叩き起こされた。もしそうじゃなかったら夢が佳境だったのでまだ延々と寝ていたと思う。雪は昼過ぎまで降っていて、この調子だと夕方には雪かきしなければならないかも、と思っていたのだが、午後になって気がつくと日が差していて、夕方にはすっかり晴れていた。

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リップ・ヴァン・ウィンクル

2月23日、金曜日。

という感じで起きたので気分的には早起きしたような気がしていた(眠かった)のだが、実際には中途半端な起床時間。

ここ数日は特に午前中は天気がいいので、感覚的にずっと晴れているような気がしているのだが、ほとんど外出というものをしていないので実際のところはよく分からない。今日は夕方に買い物に出たけれど。道路の雪は大分融けていたので雪は降っていないのだろう。

今日の予感としてはあまりよろしくないというか、何らいいインスピレーションはなかったのだが(かといって悪い予感があるわけでもない)、ただ相場でドル円が今日は戻ったら下落するだろうなという半ば確信のようなものはあった。そんなわけで朝食後から決め打ちで売りのポジションを持った(一度ポジションを持たないとなかなか入れない気がしたので)のだが、いささかこれは早過ぎた。戻り売りという想定自体は合っていたのだけれど、戻らないうちからポジションを持つようでは。それに、実際どれぐらい戻るのか、いつ下落するのかは分からない。そんなわけだから午後にかけて売り上がる。つまりポジションが膨らんでいく。どこが天井か分からないので迂闊にポジションを増やせない。結果的には夕方下落したところで利確、若干ちびった感じがしないでもないが、一応一日の最低限の目標はクリア。それはそれとして、午後になって途中眠くなり、しょうがないのでポジションを持ったままベッドで布団を被ったのだが眠れなかった。結局チャートに置いたアラートが鳴って起きる。

今日は金曜日、しかも待ちに待ったJリーグの開幕とあって、夜の相場はお休み。夕食後、オリンピックの男子1000mを見てからDAZNでJリーグの開幕戦、鳥栖対神戸(1-1)の試合を見る。基本的にどっちが勝ってもいい試合だったが、なんかリーグ戦が始まったんだなあというわくわく感は多少ある。

その後はカーリング女子の準決勝、日本対韓国を見た。明らかに韓国の方が力が上に見えた。カーリングのことはよく分からないけれど、セカンドとかサードの投ずるストーンのスピードが韓国の方が速い。日本は置きに行くばかり。これはどうやら日本はドローが多く韓国はテイクが多いということだったらしいが、どっちにしても日本が消極的に見えてしまう。もはやこれまでと思った最終エンドで奇跡的に2点を取って延長突入も、ラストの一投で敗れる。まあこれは前述のように力関係で言えば順当だったのだと思う。つまりよく頑張ったのだと。日本はまだ3位決定戦がある。

風呂上がりにメールチェックをすると、アメリカの友人であるキーボードのフィリップ・セスからLinkedinのリクエストが届いていたので、なんだかよく分からないままアカウントを作った。登録後に届いたメールを見ると、どうやらLinkedinというのはビジネスSNSらしい。なんか自分が時代遅れになってる感凄い。田舎で蟄居みたいな生活をしていると、気がつくと時代に取り残され、世間知らずになっていく。実際、自分の情報はほぼツイッターのタイムラインにしかないし。世界が知らぬ間にヴァーチャルになっていた。ネットを始めたのは人よりも早いはずだから、その辺に関して人より遅れを取ることはないもののような気がずっとしていたのだが、考えてみると世の中の人たちがみんなスマホを持っているときに既に乗り遅れていた。考えてみるとこのところ毎朝起きるときに時間がタイムスリップしたりワープしたりするので、そのたびにその分だけ時代遅れになっているのだろうか、などという妄想。

あ、そういえば今日弟から電話があって、明後日の日曜日に来るかもしれないということ。

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予断

2月22日、木曜日。

昨日の日記を書いたあとに、何故俺は毎日こんなにプライベートなことを書いているんだ? という根源的な疑問が湧いた。たぶんそれは日記だからなんだろうけど、では何故その日記を公開しているのかという次の疑問が。正直なところ、こんな風にプライベートなことを毎日書いて、それを読んでいる人は果たして面白いのだろうか。実に当たり前なことに、読んで面白いような毎日を過ごしているわけではないのだし。実際のところは、自分でも忘れてしまったどこかのタイミングで、いつの間にかここが日記になってしまったということなのだろう。たぶんそれはうつ病が酷くなり薬漬けになって時間の感覚とか記憶が怪しくなり始めたころだろう。元々ここは、ブログという形になる以前の方が内容はブログっぽかったのだ。

などということをくどくどと考えてもしょうがない気がするので、とにかく根本的にこれはまずいのでは、と思うまでは日記として書いていこう。そんな風に気がついたころには既に手遅れなんだろうけど。

こんな風に一日はちょっとした罪悪感をもって始まった。ついでに少々眠かった。台所がやけに寒いと思ったら、外は素晴らしい天気だった。

なんとなく嫌な感じで目が覚めたこともあるのだが、昨日がいい日だっただけに、確率論からしても今日はそれほどいい日にはならないのだろうな、という予断がどこかにあった。滅多にないいい日がそんなに続くわけがないと。

結果的に今日は前掲の写真を撮るために外に出ただけで、後はずっと家に篭っていた。午後に昼寝はしたものの、夕方まで相場のトレード。で、相変わらず勇気がない。回数だけはそれなりにトレードしたものの、肝心なところでちびってしまうので収支があまりにもしょぼい。夕方近くに持っていた売りポジションも、下がってきてプラスに転じたところですぐ利食いしてしまった。なんでこんなに勇気がないんだろう。我ながら感心するほどである。たぶんそれは前述の予断というか嫌な感じが抜けなかったからだと思う。

夕食後はオリンピックの複合団体を見たが、日本はジャンプを終えた時点で3位だが、個人戦の結果からどう考えてもドイツが圧勝するだろうし、クロスカントリーで3位を守るのは到底無理だろうと思って見ていたら案の定そうなった。日本は3番目に走った山元があまりにも弱過ぎた。結果、離れた4位に。まあこの辺からして、さしていい日には思えない。

その後の夜はまた相場も、これでもかというぐらいにちびる。そもそも今日は想定自体がまったくもって当たっていた。夜の指標後も、ここで売るんだろうなとか、ここで買うんだろうなというところがことごとく的中しているにもかかわらず勇気がなくてポジションを取れない。取っても瞬時に利食いしてしまう。まったく、世界中で僕よりも気が小さい人間は存在しないのではないだろうか。

今日の日記は久しぶりにリー・リトナー&ジェントル・ソウツのアルバム「Sugar Loaf Express」を聴きながら書いている。故エリック・ゲイルがクソ懐かしい。

ともあれ、考えてみれば毎日がいい日であっても一向に構わないはずなのだが、どうもスタートの時点で思考がネガティブというか、だからうつ病なのだろうか。とりあえずくどいようだが勇気が欲しい。そしてたぶん勇気というものは、それなりに値段が高いものなのだ。そしておそらく、勇気とは無謀と同義なのだ。無謀になりたい。

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よき日の定義

2月21日、水曜日。

昨日の日記にも書いたように、実に中途半端に生きている僕ではあるが、それでもたまにはいい日も訪れる。例えば今日なんかがそうだった。それは素晴らしくいいとか、最高!というわけではないけれど、たぶん今日はいい日なのだろうと思わせるものがあった。

始まりは実に中途半端で、夢を見ていて同じ場面が何度も繰り返されるようになり、スマホの通知音が2度鳴って起きるともう11時4分だった。しかも、それでも眠かった。たぶん昨夜3時半まで寝床で本を読んでいたせいだろう。どうやら8時間寝ないと眠い人になってしまったようだ。今日は2時に母が地元の総合病院で診察を受けるので、トレードをするのであればスキャル(超短期取引)しかないだろうと思っていた。ところが、昼過ぎに取ったポジションがすっ高値を買ってしまい、そこから買い下がる形になって引っ込みがつかなくなってしまった。損切りしたものかどうか、まだ上下どちらにブレイクするのか分からない。病院の時間が刻々と近づくころには目一杯ポジションを持ってしまっていた。しょうがないので逆指値(ストップ)を浅めに置いてそのままにして出かけることにした。

2時ジャストに病院に到着。いまだに面会制限中だから母に会うのは5日振りだ。30分ほど待って診察。特に処方も変わりはなく、次は5月。母が特養の車に乗るのを確認して、帰りがけに町役場に寄って健康保険税を払った。帰ろうとすると、駐車場で声をかけられた。見ると、5年前にこの田舎町に戻ってきて初めてちょっとした恋心を抱いた役場のHHさんだった。彼女は僕のことを、僕の顔をまだ覚えていたのだ。しかし、第一声が「タカナシさん」と僕の名前を間違えていた。5年振りに見るHHさんは5年分年を取っていた。大塚寧々っぽかった容色も若干衰え、確かにおばさんにはなっていたが、まだ十分魅力的なおばさんだった。たぶん彼女の方から声をかけられなければ気づかなかっただろう。母のことを訊ねられたので若干立ち話をして別れた。それまで、ときおり彼女を思い出したときに、左手の薬指に指輪をしていないのは独身だからなのか、といつか訊ねたいと思っていたのだが、結局そんな勇気はなかった。第一声で名前を間違えられた(気がした)ので若干心の腰を折られたというか、久しぶりに会えたというか顔を見れた嬉しさとともに、落胆する気持ちもどこかにあったのだ。

それでも帰宅後、今日は久しぶりに母とHHさんに会えたということだけでもよき日なのではないかと思った。特にHHさんに会えたというだけでいい日なのではないかと。で、そのままにして出た相場のポジションはまだ生き残っていた。見ると、外出した直後にプラスに転じて、それからまた含み損になっていた。それから何度も下を試すような動きをしたので固唾を飲んで見ていたが、4時半過ぎにプラスに転じたところですぐに利確。ちびった気がしないでもないが、結果的にその後の展開を考えるとこれは正解だった。そんなわけでやっぱり今日はいい日なのだとまた思う。

夕飯を何にするか迷っているうちに5時になってしまい、米を仕掛けていないのでスーパーに買い物に行って弁当を買ってきた。夕食後はACLの水原(韓国)対鹿島の試合をコタツに入って見た。結果は1-2で鹿島が勝った。前半金崎のゴールで0-1とリードすると、PKをGKのスンテが止めるビッグセーブ、後半も金崎が押し込んで0-2としたが、終盤にここまで八面六臂の活躍をしていたスンテが最後に股を抜かれて失点。しかしそのまま1-2で試合終了。水原にボールを回される時間が長かったし、ピンチも何度かあったがそのたびにクォン・スンテがことごとく止めた。ポゼッション率は高くはなかったが、今日の鹿島は総じてコレクティブに闘えていたので、正直後半は負ける気がしなかった。

というわけでやっぱり今日はよき日だった。しかもそれはまだ続く。夜はオリンピックのスピードスケート女子パシュートの決勝。日本がオリンピック新記録でオランダを下して金メダル。なんかいいことづくめではないか。

とはいうものの、今日は夜になって大杉漣さんの訃報も届いた。普通、僕は故人に「さん」をつけることはないのだが、大杉さんには「さん」をつけたい。彼は熱狂的な徳島ヴォルティスのサポーターで、しばしばツイッターに一般席で試合観戦している姿の写真がアップされていた。ここまで本気でJリーグのチームを応援している俳優は滅多にいない。訃報には驚いたし残念だ。66歳。一体どういう順番で天に召されるのか。

それにしてもしかし、今日見たHHさんの顔をもう忘れかけている。ずっと記憶に残っていた顔と違っていたのに困惑し、そして時間が経つに連れて曖昧になっていく。彼女と今日たまたま出会ったのはなんだか再び軽い失恋をしたような気がしないでもない。結局のところ、彼女にとって自分がどのような存在なのかなど計る術もない。もちろん勇気もない。結局なんだか甘酸っぱい記憶だけが残っていく。それでも今日はよき日なのだろうか。たぶんそうなんだろうな、と。

というわけで村上春樹訳のエルモア・レナード「オンブレ」読了。

ツイッターのタイムラインで書評家が絶賛していたのでちょっと期待し過ぎた部分もあるが、どうにもレナードではなく村上春樹が語っている感が終始抜けなかった。僕が読みたかったのはレナードであって、村上ではない。いずれにせよ、これはレナードのごく初期の、しかも書き捨てた作品(西部劇であることがそれを示している)だから、レナード感が薄いのも仕方ないのかもしれない。レナードの小説に必ず出てくる、どこか憎めない非常に魅力的な(それでいて徹底的に非情な)悪党は出て来ない。それが残念。

それにしても、どうして今日のHHさんの顔を思い出せないのか? そして、彼女は本当に僕の名前を間違えたのだろうか?

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中途半端な人生

2月20日、火曜日。

真面目な話、中途半端な人生を中途半端に生きている感覚が半端ない。何から何まで、すべてが中途半端だ。もちろん、人は誰も人生に於いて常に中途なわけだけれど。結局のところ、勇気がない。あらゆる意味で。そして、恐らくあらゆる局面で。5年前(正確に言えば5年と3ヶ月前)、父がまだ人工呼吸器で呼吸していたころ、風邪で寝込んだ僕はそれをきっかけに禁煙したのだが、そのときにまだ元気だった母が「人生で何かひとつでも我慢してみろ」と(この場合はつまり煙草のことなのだが)言った。こう書きながら24本目の煙草に火をつける。詰まるところ、僕はそのただひとつだけのことすら我慢出来ないのだ。そして、僕に決定的に欠けているのはやっぱり勇気だと思うのである。

ぐだぐだと書いてもしょうがないので日記を書こう。こういう話は切りがないし、その実、ただの繰り言になるから。

朝の9時34分にドアチャイムの音に叩き起こされた。慌てて出てみると、先日依頼した灯油の配達だった。300リットルと量が多かったのもあるが、以前よりリッター辺り10円も値上がりしているので大枚25000円を払う羽目になった。一昨日はスーパーでキャベツが1個600円もしたし、近ごろの世界はどうかしている。日銀が2%のインフレに達しないというのがどうも嘘くさい。ともあれ、今日は天気は曇りだがそれほど悪くなく、日中は雪が降らなかった(と思う)。夕方までちまちまと相場のトレードをしてちまちまとプラスにしていたのだが、夕方に売りで捕まり結局一日トータルでマイナスにならない程度で損切りしてプラスが半減。なんかこういうところも実に中途半端だ。結果論で言えばそのまま保持していればその後プラスには転じたのだけれど、先日もそうだったように夕飯前で、このまま切らないと夕飯を食べられないと思ったのだった。

そんなわけで幸いにして夕飯は食べられた。その後はテレビでオリンピックを少々とACLの柏対天津(1-1)の後半を見て、それからまたオリンピック。複合のラージヒルで渡部暁人が前半のジャンプで1位になり、解説の荻原健司があまりにも金金というのでかえって不安になりながら見ていたら後半のクロスカントリーで案の定最後で失速、ドイツの3人組だけではなく並走していたオーストリアにも抜かれて結果5位。脱力。なんていうか、ノーマルヒルのときの渡部暁人は結果2位だったが強いなあと思ったのだけれど、今回はジャンプで1位になっているにもかかわらず強いという印象を受けなかった。なんか最初から勝てるレースという感じがあまりしなかった。そういうものなのかもしれない。負けるべくして負けた感。

それからドラマ版の「FARGO」シーズン1を最終話まで見た。見るのは二度目でラストも覚えていたのだが、やはり圧巻だった。ビリー・ボブ・ソーントン演じる悪役が完膚無きまでに非情な悪党であるが故に、そのあまりの無慈悲さがかえってユーモラスに見えてしまうというのはエルモア・レナードの小説に似ている。卑劣な奴は徹頭徹尾卑劣というのも、ここまで徹底するとなんか潔い。それに最後のハッピーエンド感もじわじわと凄い。シーズン2はまだ未見なので、明日以降見るのを楽しみにしよう。こうやってドラマを見るたびに、もしかしたら僕の人生は中途半端になっていくのかもしれないけれど。

と今書いて思ったのだが、要するに今の僕自身の問題というのは物事に徹しきれないということかもしれない。それが中途半端感になってると。明日は午後2時に母が病院で診察を受け、夜はACLの鹿島の試合があるので、中途半端な日になることがもう確約されている。

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