雪は降る、つなぎ銭、文庫X

12月10日、土曜日。

今日の日記も昨日同様、昨日の出来事から書かなければならない。だったら昨日書いておけよ、という話でもあるが。昨日回覧板が回ってきて近所の幼馴染みが亡くなったという知らせが届いた。彼は双子の兄で、僕よりも2つ上だ。もうかれこれ45年以上前、子供のころに遊んでいたのだが、一昨年かその前かの町内会の総会のときに双子の片方と久方ぶりに遭遇したのだけれど、それが兄なのか弟なのか区別がつかなかった。葬儀は明日の日曜の午後ということだ。この界隈では町内の誰かが亡くなるとつなぎ銭といって各戸から10円ずつを集める習慣がある。うちの父のときも全部10円玉で280円もらった覚えがある。

朝、そのつなぎ銭を集めに来たのに起こされた。時間を見ると9時半近くだった。つなぎ銭を集めに来たのはやはり子供のころに一緒に遊んだ年下の幼馴染みだった。寝間着にナイトガウンを羽織って玄関で10円を渡すのは結構恥ずかしかった。

そんなわけで朝はいきなりドアチャイムの音で飛び起きたわけだが、何故か今朝の夢は覚えていた。

それはともかく、台所のブラインドを開けると外はすっかり雪景色になっていた。

snowing2

こんな感じで雪が降りしきっていた。今日は雪の勢いが収まることはなく、一日中降っていた。弟から電話があって、母のところに直接行ってうちには寄らないということだった。ところが午後台所でYouTubeの動画を見ていると3時ごろに弟夫婦が顔を出して仏壇に線香だけあげて帰っていった。雪は相変わらず結構な勢いで降っていて、この調子で明日まで降り続けるのであれば、明日の朝は雪かきをしなければならないだろうと思った。もうそういう季節なのだった。

道にはそれほど積もっているわけではないのだけれど、何しろ雪の降り方が半端なく、夕方母のところに面会に行っている間の小一時間で駐車場に停めた車にはすっかり雪が積もっていた。それで久しぶりに、えーとあれはなんていうんだろう、歯ブラシのでかいような奴で雪を払う。(ホントにあれはなんて呼ぶのだろう?)母のところの帰りにスーパーに寄って買い物をして帰宅も、外がすっかり暗くなってからも雪は一向に止む気配はなかった。夜は外を見ていないけれど、玄関の戸を透かして雪明かりが見える。この調子では除雪車が出るほどではないかもしれないが、多少の雪かきはせねばならないだろう。

ああそうだ、明日は葬式に出なければ。それはそれで憂鬱。回覧板と町内会の総会を除けば近所の人と接する機会というのは葬式ぐらいしかない。

ところで昨日辺りからツイッターのタイムラインで話題になっていた「文庫X」が一昨年の日記で感想を書いた清水潔のノンフィクション「殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」だということ公開された。「文庫X」というのは、文庫化された「殺人犯はそこにいる」をタイトルも内容も隠してカバーに推薦文だけを書くという売り方を盛岡の書店が始めたものが全国の書店に広がったということ。これで「殺人犯はそこにいる」はノンフィクションとしては異例の18万部も売れたという。前述のように僕自身は単行本の初版で既に読んでいた。確かにこの本も衝撃的なのだが、個人的には同じ清水潔のノンフィクション「桶川ストーカー殺人事件 -遺言」の方を強く推したい。事件そのものの陰惨さとともに、一介の雑誌記者が実行犯を突き止め追い詰めていく迫力が凄い。

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