僕たちの失敗

1月18日、日曜日。

8時起床。いささか睡眠足りず。朝から雪。朝食後に雪かき。除雪車が置いていった雪でへばる。朝、平井和正の訃報が入る。中学から高校にかけて、「幻魔大戦」以外の初期作品は全部読んだ。ウルフガイシリーズはいまだに全部持っているし、「サイボーグ・ブルース」(「エイトマン」のノベライズ)、「死霊狩り」も手元にまだある。日本人のSF作家では夢中になって読んだ一人。

外は雪の世界、相変わらず日中は何も出来ない。台所でシーラッハの「罪悪」を読み終わる。

という具合にツイートはしたものの、相変わらず簡潔な文体でとても読みやすい。あっという間に読み終わってしまう。ひとつひとつ、短編としては非常によく出来ている。何よりもとても分かりやすい。長編の「コリーニ事件」も今日アマゾンに注文した。というか、本を一度に4冊買ってしまった。

で、昼にまた携帯が繋がらなくなっていることに気づく。電源を入れ直してみると復活したものの、これではいちいち確認しないと繋がっているかどうか分からず、緊急の電話とかを受けられない可能性があるので困る。なのでまたサポートに電話してみた。昨日は分かりにくいと書いたが、故障・盗難・紛失時の24時間サポートの番号というのがちゃんと存在していた。それでショップに行ってICカードを無償で交換するように言われる。昼過ぎに雪は止んだものの、道路はすっかり雪に覆われているので隣町まで車で行くのは非常に面倒だと思ったのだがこの際しょうがない。

auショップでの待ち時間の間、外に出て煙草を1本吸ったら気分が悪くなり、カウンターに呼ばれたころにはただの具合の悪い人になっていた。それでもなんとかICカードを交換してもらい、帰りについでにすぐそばにあるケーズデンキに寄ってテレビのケーブルを買って帰る。帰り道、近道を通って行ったら圧雪路が凍結しており、カーブで滑った。たまたま対向車がいなかったからよかったものの、危うく事故るところだった。

恐る恐る帰宅したものの、4時に精神科の予約なのでまたすぐに出かける。今日は待たずに済んだ。もはや薬は変えようがなく、その辺に関しては万策尽きた感じがあり、診察もただの人生相談みたいになりつつある。日中何も出来ないことを相談するが、医者もいっそのこと夜型になって午前中は寝ていてもいいのではないかと言う。処方薬局で薬を受け取り、裏道で帰るとまた雪が凄く、底を擦るのではないかとひやひやする。大きな通りはまだいいのだが、それ以外の道はすっかり雪が積もっていて気をつけないと危ない。

スパゲッティの夕飯を食べながら今日もアジア杯、中国×北朝鮮の試合を見ようとするが、食後に猛烈な眠気が。睡眠不足と朝方の雪かきのせいだと思うが、眠くてどうにもならず、テレビの音は消して少しテーブルに突っ伏してうとうとする。そんなわけだから真面目に試合は見れなかったが、既に中国の1位通過と北朝鮮の敗退は決まっていたので元々興味をひかない試合な上に、スコアこそ2-1で中国が勝ったものの試合内容は冴えない試合だった。中国がダークホースになるかもとこの日記には書いたのだけれど、確かに技術的には以前より上がったもののこうして改めて見るといささか買いかぶり過ぎていたかなと思う。そういえば昨日の日記に準々決勝は韓国が中国と当たると書いてしまったが、オーストラリアの間違いだった。たぶん普通にオーストラリアが勝つと思うが。

相変わらず体調はあまりよろしくない。煙草を吸うと気分が悪くなる傾向があるし、眠気が一向に取れない。やはり風邪気味なのではないかと思う。

夜になってなんとはなしに学生時代の同級生女子であるRにLINEで電話してみる。これが大失敗だった。近頃気になっていること(HとMのこと)を気がつくと一方的にまくしたててしまっていた。どうやらちょっと躁転したっぽい。すると、途中から溜息のような息の音しか聞こえなくなった。そこで我に帰り、どうやらHと仲のいいRに愚痴を一方的にこぼし過ぎたことに気づいたのだが、「もしもし」とか「どうしたの」と言ってもいつまで経っても息の音しか聞こえない。電話中に寝てしまったのか、具合が悪くなったのか、それとも極度に気分を害したのか。何が起こったのかさっぱり分からなかった。しょうがないので通話を切り、余計なことをまくしたてて迷惑をかけたとメッセージを送っておいたが、また友達を一人なくしてしまったのかもしれないと思うとある種の被害妄想に捕らわれそうになる。とにかくどういうわけか(恐らく躁転したのだろう)冷静さを欠いて喋り過ぎたと猛省する。

実に嫌な気分だ。何が起こったのかさっぱり分からないし、どうやら自分が酷く馬鹿げた行為をしてしまったらしいことは確かだ。不安感がひたひたと押し寄せてくる。よせばいいのにフーちゃん、ヨウタロウ、ヤマザキと電話してみたが誰一人繋がらなかった。こういうときはそういうものである。なんだかまた電話コンプレックスに陥りそうだ。

医者には夜型になってもいいと言われたのだが(夜の方が精神的に安定してまだ何かやれると僕が言ったので)、今夜は夜が更けても電話の失敗のせいでどうにも気分が落ち着かない。どこかに気の緩みがあったのだろうか、どうも躁転してしまうときというのはリアルタイムでは気づかず、タイムラグがあって気がつくタイミングが遅れる。なんとかならないものか。この10年あまりで、薬によるブレで随分と友人をなくしてしまった感があるので、またそれを繰り返してしまいそうな恐怖感がある。そのうち誰も電話に出なくなるのではないかと。こういうときは、皆が僕の電話を疎んでいるという強迫観念に駆られる。それもかなり強烈に。こうなると被害妄想だ。気分的に、取り返しのつかない失敗をしてしまったという気がしてしまう。なんていうか、人間というのはなかなか上手に生きられないものだと思う。まあ確かに、上手に生きられるのであればうつ病なんかにならないとは思うが。

それにしても今日から再読し始めたジョイスの「ダブリン市民」、最初に読んだときもそうだがちっともピンと来ず、どこが面白くてどこがいいのかさっぱり分からなくて悩む。読んでいて頭に入って来ないのは訳文のせいなのか、原文のせいなのか、それとも僕の頭と読解力が極度に悪いのか、自分の精神状態のせいなのか。こういうときは無理に読んで理解しようとせず(どうやっても分からないのだから)、違うものを読んで頭を切り替えた方がよさそうだ。

人生は難しいなあと思う。


カテゴリー: 未分類 | タグ: | 僕たちの失敗 はコメントを受け付けていません

不調

1月17日、土曜日。

昨夜は寝床で本を読んで寝たのが4時近かったということもあるが、二度寝して今朝起きたのは10時近かった。で、どうも朝から体調がよろしくない。昨日から引き続き右のあばらの辺りがいまだにちくちくと痛むし頭痛もする。朝からアドヴィルを飲む。

ここ数日雪が降らずに融けていたのですっかり油断していたのだが、今日は朝から雪だった。次第に本格的に降り出し、夕方近くには吹雪になった。考えてみればまだ1月半ば、3月まで雪は降り続けるのだ。まったく気が滅入ることに。

日中はさしたることをやっていない。というよりも何をしていたか思い出せない。台所で相場のルールをWordに清書したり、その程度。結構本格的に何もしなかったように思う。昼食後に猛烈な眠気が襲ってきてなんとかこらえた。ああ思い出した、午後になって「ニュー・シネマ・パラダイス」を最後まで見たのだった。確かにラストシーンはよかったが、やっぱりこの映画、僕には過剰な演出と演技に思えた。ストーリー自体はちょっといい話という程度で、小説だったら短編にしかならないような話なのだが。恐らく意図的に古き良き映画のテイストを出したかったのだと思うが、僕にはそれが鼻についた。3時ごろになって体調もよろしくないので書斎のソファで毛布を被って寝ようとしたのだが眠いわりにはなかなか寝付けず、寝たのかどうかわからないままに1時間経過した。起きて台所に戻ると、外は凄い吹雪になっていた。日中たびたび外を見に行ったのだが、そんなに積もりそうにもないと思って油断していた。朝食用のパンが切れそうなので買い物に行かねばならない。仕方なく吹雪の中、車でスーパーに買い物に行く。いつの間にか道路にはまた雪が積もっていた。

帰宅してBSをつけてアジア杯のオーストラリア×韓国の試合を見ながら夕飯前にカルピスウォーターを飲んでいると、急に気分が悪くなり少し熱っぽいような気がしたので風邪でもひいたのかと思い熱を計ってみたが熱はなかった。風邪気味なのだろうか。スーパーで買ってきたとんかつ(柔らかいと書いてあったがちっとも柔らかくなかった)で夕飯を食べながらサッカーを見る。

結果は数少ないチャンスをものにした韓国が1-0で勝ったものの、ポゼッション65%という数字が表すように試合自体はオーストラリアが支配していた。ここまでアジア杯を見てきて、日本以外ではオーストラリアが抜けて強いと思っていたのだが、今日の試合を見る限りオーストラリアは詰めが甘すぎる。とても2試合で8点取ったとは思えない。案外だった。一方の韓国はというと、体格こそオーストラリアより身長はあるものの、組織的な攻撃が出来ずとにかくチャンスが作れない。カウンターだけの退屈なサッカー。途中からオーストラリア目線で見ていたが、とてもエキサイティングと呼べる試合内容ではなかった。次に韓国は中国と当たるはずだが、この調子では足元をすくわれるかもしれない。これでほぼ全チームの試合を見たが、こうしてみると日本のパスワークは頭ひとつ抜きん出ていて、普通にさえやれれば普通に優勝できるように思えるのだが。確かにアジア杯というのはそう簡単に優勝できたり勝てるような大会ではないけれど。個々の選手の技術、組織力、チーム全体としての力は日本がアジアナンバー1であることは間違いないと思う。問題はきちんと力を出し切れるかどうか。

夜、後輩のM月くんとLINEで長電話。というのも、一昨日のスイスフランの暴騰で破綻したアルパリの日本法人を彼が使っていると以前聞いたので心配になったから。話してみると、彼はまだシミュレーションだけで口座開設して取引していなかったので難は逃れた模様。しかし久々に話してみるとすっかり右傾化していてちょっと驚く。

その後、どうも今日は携帯で誰に電話しても話中になるので変だなと思い、117とか問い合わせにかけてみても話中で携帯がまったく繋がらないことに気づいた。ネットでauの問い合わせ番号を見て固定電話でかけてみると9時でサポート時間は終了しており唖然、しょうがないので海外滞在中のサポート番号というのがあったのでこれなら24時間繋がるだろうとかけてみると繋がった。まったくわかりにくい、au。故障だけではなく盗難とか紛失とかもあるだろうに、24時間繋がる電話番号をもっとわかりやすく表示しておいて欲しいものだ。で、言われるがままに電池を外してICカードを抜き差しして電源を入れ直したところ、ようやく繋がるようになった。携帯が繋がらなかった間にもしかしたら特養から面会再開の連絡があったかもしれないと思って弟に電話してみたがまだのようだった。

それからまたLINEで今度は同級生のジョンと長電話。例のFacebookでのMさんの書き込みが理解できないのは僕だけではないということが判明。少々ほっとする。まあ考えてみれば霊能者が森を奪い合って罵倒し合っているなんて普通に理解できないのだが。あまりにもみんなが「いいね!」を押していると自分だけが変で理解できないのではないかと不安になってしまうのだった。

まだ雪はしんしんと降り続いているのだろうか。いずれにしても明日の朝は雪かき決定だろう。それにしても今日は体調が悪く、本当に何も出来なかったししなかったという感。改めて人間体調が悪いとどうにもならないなと思う。ただ、2人と話出来たのはよかった。最近電話する勇気もなくて。


カテゴリー: 未分類 | 不調 はコメントを受け付けていません

金縛り、パニクって自爆、日本×イラク

1月16日、金曜日。

朝7時半にトイレに目が覚めて、今日は燃えるゴミの日だと気づき、ゴミが出せるかもと思ってそのまま起きた。無事ゴミは出せたものの何しろ睡眠不足、朝食後に眠気が襲ってきて結局コタツで昼寝。すると目が覚めかけたところで久々(10年か15年振りぐらいか)の金縛りにあった。部屋の中に誰かがいる(気配がする)のだが身動き出来ない。玄関から叔母の声がする。声をかけようとするがまったく声が出来ない。明らかに人の気配がするのに身体は微動だにしない。まるで幻覚と幻聴のようだが、物凄くリアルな感覚。ようやく身体が動くようになって起きてみるともちろん部屋の中には誰もいないし玄関に叔母もいない。考えてみるとこれまであった金縛りはいつも寝入りばなで、目が覚めかけたところであったのは初めて。

今日は夕方からのアジア杯日本×イラク戦ぐらいしか予定がなく、週末であるので相場も控える予定だった。予定では。ところが、あまりに手持無沙汰なので昼過ぎに軽い気持ちでなんとなくポジションを取ってしまった。これが間違いの元。しかも売買の方向を間違って取ってしまい、これで一日すべてが狂ってしまった。どんどん裏目って4連続ストップロスを食らい、すっかりパニクってしまった。それですっかり平静を失ってしまい、どんどんポジションを取り続けてしまう。それで引っ込みがつかなくなってしまった。そのうちアジア杯が始まってポジションも放置、決済のタイミングを失う。試合が終わり、もう夜の指標で決済するしかなくなったのだが、あろうことかここでも決済し損ねて裏目に。指標時に即決済していればかなり挽回出来ていたのだが結局損切りせざるを得なかった。本来ならここで残念でしたと手仕舞いするところなのだが気がつくとすっかり状態に突入してしまっていた。こうなるともう止まらない。深夜の指標でまたポジションを取ってしまい、後はバタバタ。この時点で今日が週末であり、週明けの月曜日が米市場が休みということもどこかに行ってしまう。気がつくと延々ポジションを取りまくっては少し取り戻してまた損切りというのを繰り返す羽目に。気がついたときには僕にしては大量の(しかも無意味な)トレードをして大敗の上塗りをしてしまっていた。とはいうものの、ちまちまとポジションを数多く取っていたのでどうにもならないほどの負けではないのだけれど、とにかく行動自体はもう無茶苦茶になってしまった。そんなわけなので午後にポジションを取って以来、サッカーを見ている間を除けば深夜までずっとパニクっていた。

そういえば昨日のスイスフランの暴騰で一千万以上の負けを食らった人がいたと書いたが、FX業者の大手アルパリUKがなんとこれで破綻、日本支社のアルパリジャパンもポジションをすべて強制決済、新規ポジション・入金・口座開設すべて中止という惨事に。恐らく日本のみならず世界中で犠牲者多数と思われ、これに比べれば今日の僕のバタバタとパニクって大敗したことなど実に取るに足らないレベル。しかし問題は金額よりもむしろ平静さを失ってやってはいけないことをやり続けてしまったことであり、こういう風にパニクるようだとそのうちとんでもないことになりかねない。そのことが地団太を踏むほど悔しいのである(実際地団太を踏んだ)。こういう状態に突入してしまうといつのもやり方、自分のルールというものがどこかに行ってしまう。実際、深夜の指標で取ったポジションをいつも通り冷静に持っていれば実はかなり挽回出来たのだった。ところがそれが出来なかった。しかもその後ポジションを取り直して自爆してしまった。まさしくやってはいけないことのオンパレード、正直言ってまだ心臓がどきどきしている。それだけ冷静さ、平静を失ってまともな判断が出来る状態ではなかった。人間ていざとなると意志が弱い動物だなあと改めて思う。明日から土日で相場が休みというのはこの場合有難い。少し頭を冷やす必要があるから。今日大敗したといっても今月というか今年に入ってからはまだプラスであるのだから、また改めて仕切り直してやり直せばいいのだ。それにしても今日のところはあまりにもお粗末な立ち回りでそれが物凄く悔しい。どうもさっきから同じことを繰り返しくどくどと書いているような気がするが、それぐらい、憤死するぐらい悔しいのだった。

というわけでここからは梅酒を飲みながら酔っ払って書くことに。

アジア杯、日本×イラク、1-0。結果的には本田のPKの1点止まりに終わったが、内容としては特に前半の立ち上がりは非常によかったと思う。効果的なパス回し、崩しが随所に見られた。決定的なシーンがことごとく本田で、3回もポストとバーに当ててしまったのには驚いた。普通に決まっていればハットトリック出来たのに。数は多くなかったがピンチもそれなりにあり、押し込まれる時間帯もあるにはあったが、事前に思っていたようにイラクはそれほど強いチームではなかった。今日のところはゴールポストとバーが立ちはだかったという印象。香川がまだ本調子にないところが気になるが、長友のパフォーマンスはよかった。トータルで日本の調子自体は上がっているように思えた。しかしながら本日、アギーレの八百長疑惑の告発が受理されたということで、先々を考えるとなかなかに複雑な心境。アジア杯後には監督が交代する可能性が高くなった。しかし、この時期にアギーレ以上の監督を呼ぶのは非常に難しい。後任に日本人監督の名も挙がっているが、それはそれでちょっと心もとないものがある。

どうやら昨日の雪かきの筋肉痛が来たらしく、一日中右のあばらの辺りがちくちくと痛む。母のところからはいまだに面会再開の連絡は来ない。


カテゴリー: 未分類 | 金縛り、パニクって自爆、日本×イラク はコメントを受け付けていません

悪夢

1月15日、木曜日。曇り。

高いところから飛び降りなければならないという高所恐怖症の僕にとっては怖い夢(以前からたびたび見る)が何故かそのまま父(だと思う)が自分の服に火をつけ始めるというとんでもない悪夢になり、8時半に目が覚めた。昨夜は本を読むのに熱中して寝たのは3時半近かったから当然睡眠としては足りないが、何しろ嫌な夢だったので起きるしかなかった。

しょうがないので本日も業務に赴く。が、しょぼい展開になったので早々に退散、無駄骨に終わる。帰宅して、黒川博行「悪果」を終盤から最後まで一気に読み切る。しかしこの小説、後半は面白いのだが警察の腐敗と捜査の一部始終を事細かに書いた前半が、いくらリアリティを追及するためとはいえ伏線と前振りとしてはあまりにも長過ぎた。前段に300ページを費やすのはどうかと思う。とにかく全体としてはバランスが悪い。大阪弁の会話も果たしてこれは必要なのかと首を傾げたくなるものが多い。無駄な描写を省いたらページ数は半分ぐらいで済んだのではないかと思う。アマゾンのレビューで非常に評判がよかったので読んでみたのだが、まったく無駄のないシーラッハを読んだ後だけに気になった。

そのシーラッハだが、本日「罪悪」が届いたので次はこれを読む予定。

本を読み終えて4時近く、さてどうしたものかと思ったが予報は雪だったのに雪が降らなかったので車庫の雪下ろしの続きをやることにする。屋根に上ってみると、少し融けたがそのせいで圧雪のように固くなっていた。なので雪下ろしはかえって大変、無理せずに30分でやめる。まだ3分の1ぐらい残っているが。

日が暮れて、「ニュー・シネマ・パラダイス」の続きを少々見た後、BSでアジア杯のカタール×イランの試合を見ていたら、雪下ろしの疲れがじわじわと来て、同時に睡眠不足から猛烈な眠気が襲ってきた。普通ならテーブルに突っ伏して寝てしまうところなのだが、なんとか眠気をこらえられたのは相場が大変なことになったから。ちょうどポジションをひとつ取ってチャートを見ていたら、6時42分に突如として急落、あっという間にストップに引っかかった。一体何事が起こったのかと思ったら、スイスが対ユーロの上限を撤廃して金利を下げたためだった。ドル円もユーロドルもユーロ円も急落したのだが、スイスフラン絡みはもっととんでもないことになっていて、後でツイッターを見たところによると一瞬で一千万円以上の損失を食らった人が続出していた。とにかく凄い乱高下というか暴落(スイスフランは急騰)、よせばいいのにポジションを取り続けてしまったものだから一時はかなりの含み損を抱えることになってしまった。なんでポジションを取り続けてしまったかというと、当初のプランがあったからなのだが、それにしてもやたらと動くので夜の指標で裏目ったらと思うと生きた心地がしなかった。幸いにして指標は裏目には出ず、なんとか微損で収める。というか、またちびっただけでもう少し辛抱すればプラスだった。結局、風呂上りに深夜の指標に向けて少々ポジションを取り直し、トータルでは若干のプラスになった。今日は本来なら相場は様子見にしておこうと思っていたのだが、朝方プランが浮かんだので結局手を出してしまい、結果、スイスのサプライズのお蔭で散々振り回される羽目に。

相場が大変なことになったお蔭でイランとカタールの試合は気もそぞろでちゃんと見れなかったのだが、1-0でイランが勝ったもののスコアが示すようにそれほど両者に差があるとは思えなかった。このグループからはイランとUAEが勝ち上がったものの、見たところイランは優勝候補との前評判ほどは強くない。というか、今回の中東勢は全体的にあまり強くないと思う。日本が勝ち上がったらこのイランかUAEのどちらかと準々決勝で当たるわけだが、普通にやれば勝てる相手だとみた。問題は僅差になったときだが、リードしたときのイランの露骨な時間稼ぎは相変わらず。

いまだに母のいる特養からは面会再開の連絡がない。インフルエンザと風邪の人が出たということで面会が出来なくなってからもう今日で9日目だ。ずっと一日も欠かさず行っていたので、どうにも母の精神状態が心配だし、顔を見ないと気分的に落ち着かない。早く面会を再開して欲しいと切実に思う。

カテゴリー: 未分類 | 悪夢 はコメントを受け付けていません

ちびる

1月14日、水曜日。晴れのち曇り。

8時半起床。朝は快晴だった。一晩寝たら昨日の疲れは取れたが、今日はさすがに雪下ろしは休む。しかし、昨日あれだけ身体に来たのに今日筋肉痛にならなかったのが不思議。

僕にしては早起きしたので業務に行ってみる。3時過ぎまで。可もなく不可もなく、時間潰しと言えば時間潰し。それはそうと、途中まで隣の席に座ったおっさんの口臭が物凄くうんこ臭くて参った。ああいうの、自分では気づかないんだろうか。おっさんが口を開けるたびに息を止めてた。疲れる。

帰宅後、夕方から夜にかけては相場。収支的には大勝の部類に入るが、最後の最後でびびってしまってトレード的には失敗した感も。途中の利食いするタイミングを逃して同値決済を3つ食らったのもなんか失敗した気分になるが、なんにせよリスク管理という側面を考えると間違いではないし結果オーライと考えるべきなのかもしれない。夕食時に既に結構なプラスになってしまって戸惑った部分もあった。

それはそうと、相場をやりながら夕飯を作っていると、どういうわけかガスコンロの火が赤くなって焦った。そういえば昨日もちょっとコンロの片方がガス漏れみたいな感じになって、というのも昼間掃除機で吸いこんだせいだと思われ、着火口をぐいと押し込んだら直ったんだけど、今日のはちょっと原因が分からない。その後コーヒーを淹れるのに湯を沸かしたときは普通に青い火が点いた。気のせいだろうか。うちのガスコンロは家を新築して以来そのままなので、たぶん30年以上使っていると思われ、ガス漏れとかが心配だ。元栓閉めておいた方がいいのか。それとも考え過ぎか。

相場のチャートを見ながら音を消してウズベキスタン×中国(1-2)の試合をちらちらと見ていたのだが、結果的に逆転勝ちしたからというわけではなく、以前から比べると中国強くなったというか技術レベルが随分と上がったように見えた。逆にウズベキスタンは前評判ほどではないように見えたが、いずれにしてもちゃんと見ていないのでただの印象。アジア杯、ここまでのところ韓国の試合はちゃんと見れていないのだけれど、日本以外ではオーストラリアが抜けて強いように見えた。ダークホースは中国っぽい。中東勢はそこまで強い感じはしない。明日イランの試合をもう一度見てみるつもりだけれど。

昨日今日と雪が降らなかったのでひと段落。ただ明日は雪の予報。雪下ろしの続きやるかどうか悩むところ。そういえばシーラッハ「犯罪」の感想ツイートに訳者(酒寄進一)から直接リプライが来て驚いた。こういうところがツイッターの醍醐味だと思う。


カテゴリー: 未分類 | ちびる はコメントを受け付けていません

1月13日、火曜日。晴れときどき曇りかな。

8時台に一度目が覚めたのだが二度寝して9時44分起床。お蔭で久しぶりに7時間半眠れた。最近何故か早く起きることに抵抗がある。理由はよく分からない。大方午前中を持て余すからだと思うが。

午前中は1階に掃除機をかけたり昼食用のサンドイッチを作ったりと家事をして過ごす。で、昼食を摂る前、12時ジャストにおもむろに車庫の屋根の雪下ろしを始めた。相変わらず雪は物凄く重い。下ろしても下ろしてもなかなか減らない。結局45分やったところで本日は諦める。驚いたことに、これだけやってもまだ雪は半分近く残っている。

この昼の雪下ろしが一日中響いた。とにかく時間が経つに連れ疲労が溜まり身体が重くなっていく。まるで時間の経過とともに地球の重力が増していくようだ。どんどんどんどん全身に乳酸が溜まっていく。夕方コタツで小一時間ほど気絶しても効果なし。夕飯を食してアジア杯のオーストラリア×オマーンの試合を見ていても身体は重くなる一方。夜には身動きが取れないほど疲れ果てる。まるで全身が石化して漬物石にでもなったようだ。脳まで石化したように頭も回らなくなってくる。終いにはあまりにも疲れて気分が悪くなりそうになる。近年、これほどまでに疲れたのはついぞ記憶にない。どういうわけだろうか。たかだか45分間雪下ろしをしただけなのに。先日は50分雪下ろしをしたがここまで身体には来なかった。

あまりにも身体が重くてどうにもならないので風呂に入ったが、それでもなかなか疲れが取れない。頭も回らない。どうにもならないので先ほどから梅酒を飲み始めたのだが、それでようやっとちょっとほぐれてきた気がする。

そんなわけであまりにも頭が回らないので今日は相場のポジションは持たず様子見。というか様子見をする元気もなかった。

夜、例の軽い知的障害のある息子さんにギターを教えて欲しいとの依頼を電話して断る。なんて言おうかいろいろと頭を悩ませたのだが、いざ電話してみると意外とあっさりと済んだ。やっぱりアンプもないのにギターを教えるというのは無理。それに、難しいことは出来るのだが簡単なものが弾けないし。

今日で母に面会が出来なくなってもう一週間になる。夕食前に特養に電話して確認してみたが、まだダメだそう。母の顔を見れないとどうにも落ち着かない。心配になる。

今日はとにかくあまりにも疲れていてお話にならない。酔っ払って本読んで寝るだけだ。


カテゴリー: 未分類 | 石 はコメントを受け付けていません

日本×パレスチナ、4-0

1月12日、月曜日。

ふと気がつくと、今日は朝軽く雪かきをやって以来、一歩も外に出ていないのでどんな天気だったのかもよく分からない。雪は降っていなかったと思うが。なにしろ午後から茶の間に篭ってずっとサッカーを見ていたので。そういえば日本の試合が始まるころに傾いた日が眩しかった覚えがあるので晴れていたのかもしれない。

9時45分ごろに起床して、朝食後に前述のように軽く雪かきをしたが、午前中から乳酸が溜まっているようで疲れが抜けず。よって今日は雪下ろしは休み。午後からは高校サッカーの決勝、アジア杯の日本×パレスチナ戦、イラク×ヨルダンと、サッカーを3試合立て続けにひたすら見た。

というわけでアジア杯、日本の初戦であるパレスチナ戦、結果は4-0で大勝と言えなくもないが、内容的には不満が残った。大方の予想通りの先発で始まった前半はよかった。強風でやりにくそうではあったが、3点を取った前半だけみるとここまで見てきたアジア杯の他の試合に比べて日本のパスワーク、攻撃のスピードは群を抜いているように見えた。しかし後半遠藤が交代し、4点目を決めた後はペースが停滞。何も遠藤の交代がすべてだったわけではないと思うが、特に後半の後半は緩かった。本田が消えている時間も長かったし、パスが有機的に繋がらなくなった。結果論で言えば遠藤の代わりは清武ではなくて柴崎を試すべきだったと思う。いずれにしても力の差は歴然としていたので、4-0というスコアはむしろ物足りないくらいだった。初戦をきちんと勝ったということ自体は評価すべきだとは思うが。そのまま、次に対戦するイラクの試合をなんとなくではあるが見ていたが、ヨルダンとそれほど力の差はないようには見えた。どちらも今日のパレスチナよりはずっと強いけれど、普通にやれば勝てるだろう。それにしてもパレスチナ戦の2点目、香川の強いシュートをヘディングした岡崎の反応にはびっくりした。

相場は先週末に仕込んでおいた指値が朝PCを立ち上げてみると2つとも成立しており、読みも当たって後はどのタイミングで決済するかだけだった。結局夕食後に決済したのだが、結果的には絶妙なタイミング。楽に大勝してしまったのでその後はポジションを持たず。毎日こんな感じなら楽なのだが。

夜はhuluで「ニュー・シネマ・パラダイス」を見始めたのだが、このいろんな賞を受賞して評価も評判も高い映画、僕にはどこがいいのかさっぱりわからなかった。チープで安直に思われる演出、モリコーネの音楽もそれほどいいとは思えず。どうもこういう映画は僕には合わないようだ。というわけで3分の2ぐらい見たところでそれ以上見る気が失せる。

というわけで相場で楽をしてしまったせいもあるが、今日は一日サッカーを見て終わった印象。やっぱり日本代表の試合は面白い。しかしながら、後半精彩を欠いてしまったように、力を十分に発揮出来たときと出来ないときの落差がある。それは先だってのW杯の結果が示している。メンタルの部分なのかそれともコンディションの部分から来るのか。どんな相手と試合しても90分持てる力を存分に発揮することが今の日本代表の課題だと思う。

それはそうと、めんどくさいなあと思いながらも夜、風呂に入る前にちょこっとギターを弾いてみて衝撃を受けた。一番簡単なコードを教えるために開放弦を使ったオープンコードを試しに弾いてみたのだけれど、Cとか上手く弾けない。大ショック。まあフォークの人みたいに普段ローポジションのオープンコードなんか弾かないというせいもあるが、それにしても。これでは人に教えるなど到底無理、例の話はお断りしようと思う。そもそもうちにはアンプすらないので、ギターを教える環境が整っているとは言えない。正直、田舎に戻ってから友達とか知り合いがほとんどいないので話はしてみたかったんだけれど。これではとてもじゃないけど銭をもらって云々は無理。しかし、ここまで弾けなくなってるとは思わなかった。まあ毎日練習すればなんとかなるとは思うけれど、それでは逆に労力に見合わない。単純に銭を稼ぐだけであれば相場にもっと身を入れた方がいい。なんかちょっと残念な気がしないでもないが。しかししばらくサボってる間に想像以上に楽器弾けなくなってるなあと再認識。

なんか今日は一日煙草がおいしくなかった。それも残念。


カテゴリー: 未分類 | 日本×パレスチナ、4-0 はコメントを受け付けていません

置いてきぼり、紀の国屋バンド

1月11日、日曜日。基本的には曇り、ときどき雪がちらつく。

置いてきぼり(置いてけぼり?)を食らう夢を二度見た。まず、就職出来ないという夢を見て8時半に目が覚めた。いつもより若干早く起きたせいか朝食後も生あくびが絶えない。それになんか体調が悪く、風邪でもひいたのかと思った。そういえば筋肉痛にはならなかった。これは予想外。午前中はずうっとダルくてあくびばかりしていた。蕎麦を茹でて昼食後、結局コタツで昼寝することに。すると母にどうやっても会えないという夢を見た。朝見た夢も昼見た夢も、どちらも置いてきぼりを食らって取り残されるという夢だ。実際に僕は大学を卒業するときに就職活動に取り残されたし、最後に勤めた会社を退職後に再就職しようとしてかなわなかったし、今現在母に面会出来ないし、そういった意味では2つの夢どちらも現実に沿った夢ではあった。いろんな意味で、僕は「現実に」取り残されつつある。

今日は注文していた紀の国屋バンドのアルバム、「STREET SENSATION」が届いた。PCにインポートして久しぶりに通して聴くと物凄く懐かしい。そこには70年代の終わり、ちょうど学生だったころの空気があって、ちょっと息苦しくなるほど切なくなるような感じがする。それはたぶん、青春というものがあまりにも遥か遠い昔になってしまったからだと思う。それに、まるで自分がやっていたバンドであったかのような錯覚を覚えてしまうのだった。それぐらい自分と緊密なものを覚える。まるでこの音の中にあのころの自分がいるとでもいうような。2曲目の「グッドバイ・アゲイン」が好きだ。

”気の抜けたビールを一口飲んで あなたの寝顔をもう一度確かめる”

まあ僕はビールが飲めないんだけど。いずれにしても、あのころの自分はこんな風だったなあという気がする。学生時代に住んでいた高円寺のボロいアパート、湘南の友人たちと徘徊した夜の青山。薄暗いアパートの廊下に座り込んで、共用の電話でレミと長電話したこと。ヨウタロウの母校である鎌倉高校の文化祭に出たこと。何もかもが輝いて、まだ何もかもが惨めだなんて思わなかった。学生時代特有の安っぽいセンチメンタリズムさえどこか甘いものに思えていた。僕にはまだ夢も希望もあった。ギターのカッティングひとつにも希望があった。そんな時代が聞こえてくる。

アナログでいうB面はライブになっている。

これ以外でも大貫妙子のカバー「A.M.4:00」、サム・クックのカバー「ユー・センド・ミー」、おおたか静流がまだ大高静子だったころの曲「Hangin’ Around」、どの曲にも思い入れがあり、そのどれもがまだ二十歳だったころの自分を、あの時代を投影しているように思えるのだった。本当に、ただ自分が若かったというだけではなくて、今思うと胸が詰まるようないい時代だったなと思う。僕はいつも何かを夢見て、いつも恋をしていた。まだバブルの喧騒も、携帯もスマホもインターネットも、巨大地震も原発事故もなかった。あのころの日本はとてもいい国だったのだ、まだ。僕も父も母も弟も友人たちも、みんな若かった。僕らにはまだ未来があり、そこで呼吸していた。

ときどき、どうしてこうなっちまったんだろうと思うよ。

—————————————————————————

午後は昨日の続きでガレージの雪下ろしをした。小一時間、正確には50分。昨日の日記には6・70cmと書いたけれど、今日改めて見るとどうやら7・80cmは積もっているようだった。少しは慣れて、昨日よりは多少要領はよくなったと思うのだけれど、何しろ雪が多くてまだ半分にも満たない。だが体力的にはこれぐらいが一杯一杯。へとへとだ。

夕方、飲み物が切れたのでスーパーに買い物に行こうとしたら車のエンジンがかからない。唖然。確かにここのところエンジンのかかりは悪かったが、どうやらバッテリーが上がったようだ。反射的にまずJAFに電話してみた。車のトラブル=JAFみたいな意識があって。ところがやたらと高い。工賃だけで1万2千いくら、プラスバッテリー代ということだった。そこで一旦ペンディングにして電話を切り、ディーラーに電話してみたところ、バッテリー代の6980円だけでよく、交換に来てくれるという。最初からディーラーに電話すればよかった。何しろ田舎に帰るまで中古の車しか乗ったことがなく、ディーラーとは縁がなかったので慣れがない。40分ほどで隣町からディーラーの営業がやってきてバッテリーを交換してくれて、無事エンジンがかかるようになった。やれやれ。

夕食後はBSでアジア杯のイラン×バーレーンを見る。バーレーンはボールコントロールが甘く、かつて日本を苦しめた姿はなかった。14番の選手はいい選手だったけど。イランも結果的には2-0で勝ったけれど、優勝候補と言われるほどの強さは感じなかった。これならオーストラリアの方がいいチームだと思う。とにかく中東のチームはすぐ大袈裟に倒れるのでサッカーとしては退屈なサッカーだ。韓国の人がイランのサッカーをベッドサッカーと揶揄するのも分かる気がする。

サッカーを見た後、ようやく直った車でスーパーに買い出しに出かける。帰宅後はなんとなくテレビを見て(これはこれで珍しいことだけれど)夜が更ける。昼間の雪下ろしがじわじわと効いてきて、疲れて本を読む気にもなかなかなれなかった。ここ数日は映画を見るという頭にもならない。

ふと来週の土曜日のことを思い出し、ギターの練習をせねばと思うのだがどうにも面倒に思えて明日でいいかと。考えれば考えるほど、超初心者でしかも知的障害のある人にギターを教えるのは途轍もなく面倒なことに思えてくる。ちと途方に暮れる。着地点がまったく見えて来ない。音楽理論抜きでギターを教えるというのは物凄く大変なのでは、と心配になってくる。考えると憂鬱になってくるので、土曜日まで考えないことにしよう。


カテゴリー: 未分類 | 置いてきぼり、紀の国屋バンド はコメントを受け付けていません

初めての雪下ろし、犯罪

1月10日、土曜日。

足に来ている。たぶん明日の朝起きると、足だけではなく全身筋肉痛だと思う。というのも、田舎の実家に戻って初めて(もしかしたら生まれて初めてかもしれない)雪下ろしをしたからである。

今日は青空が覗いて晴れてるなと思うと吹雪いたり、猫の目のように天気が変わった。日中は例によって台所で本を読んでいた。午後になって、ふと窓の外を見るとこの数か月留守であると思われる、普段は老婆が一人暮らししている裏のプレハブの平屋の屋根に親族かボランティアと思われる男性が上って雪下ろしをしていた。このプレハブの家は屋根から落ちた雪で玄関がほとんど雪で埋まっている。確か母と同い年だったと思う老婆は猫と暮らしていたのだが最近はまったく姿を見せず夜も電気が点いていないので、どこかの施設にでも入ったのだろうと思っていた。最近はすっかり空家の体を成していた。そこですら雪下ろしをやっているということにいささかショックを受けた。ということは、この界隈で雪下ろしをしていないのはうちぐらいなのではないだろうかという疑念が湧いた。さすがにやらないとまずいのではと思う。

そんなわけで外に出て梯子を探したが見つからず、梯子ぐらいある大きな脚立があったのでそれを運んで一番雪が積もっていると思われるガレージの屋根に立てかけて上ってみた。すると、雪が大変なことになっている。母屋はともかく、さほど頑丈な造りとも思えないガレージをこのまま放置しておくともしかして雪で潰れたりはしないだろうかと心配になり、とうとう雪下ろしをする決心をした。

最近窓から目撃したところを見ると、隣家とか近所ではスノーダンプとかジョンバといった効率のいいもので雪下ろしをしているようだが、うちにはそんなものはなくプラスティック製のシャベルしかない。なのでそれを持って恐る恐る屋根に上がり、雪下ろしを始めた。雪は60cm以上、もしかしたら70cmぐらい積もっていてしかも湿っていて重い。なので、想像以上に重労働だった。自分では一生懸命やっているつもりなのだが何しろ雪が多くてなかなか捗らない。最近の極度の体力のなさ故に始めてすぐにへばりかける。そこをぐっとこらえてしばらくせっせと雪下ろし(というよりもむしろ、屋根の上で雪かきをしているようなものだった)をしたものの、4分の1ほどで燃料切れでギブアップ。高所恐怖症の僕ではあるが、屋根の上での作業よりもむしろ梯子代わりの脚立を降りるときが一番怖かった。

たかだか車庫の4分の1しか雪下ろし出来なかったのだが、前後に煙草を吸った時間から察するに小一時間は作業していたようだ。それにとにかく雪が重かった。こんな重労働というか運動をしたのは近年記憶にない。そんなわけだからとにかくへばった。足ががくがくになった。もしも僕が昔の強制労働を強いられる囚人や奴隷だったとしたら、真っ先に倒れて過労死していることだろう。そんなわけなので本日は疲労困憊。

晴れ間を見て雪下ろしをしたのだが、終わって台所で煙草を一服していると外はまた吹雪いていた。どうやらタイミングとしてはよかったっぽい。

そろそろ夕飯を作ろうかと思っていると6時過ぎに携帯が鳴った。見ると、見知らぬ番号だ。出てみると、女性の声でネットで見たのですがという。何かと思ったら、例の通信作詞講座を地域別の音楽教室サイトに登録しておいたのを見たらしく、息子さんにギターを教えて欲しいとのことだった。話を聞いてみると隣町の人だった。もちろん教えるのはやぶさかではないのだが、問題はこの息子さんというのが譜面をまったく読めないのはもとより、軽度の知的障害があるということだった。なので、教えるとしたら本当に基礎の基礎、ゼロからということになるだろう。これはいささか大変かも知れないなと頭の片隅をよぎったけれど、とにかく来週の土曜日に一度来てもらうことにした。お母さんが車で連れてくるということだった。いろいろと頭でカリキュラムをシミュレーションしてみるものの、理解度をどんどん下げていくと切りがなく、これは案外難しいかもしれないなと思う。ともあれ、一度話をしてみることだ。いずれにしても、これは僕にギターの練習をしろということであり、書斎を片づけろということなのかなと。

夕食後はBSで高梨沙羅が優勝したジャンプのW杯を見た。好調時の高梨は一人だけ次元の違う強さだった。

というわけでフォン・シーラッハ「犯罪」読了。ツイートを引用すると、

ということに尽きるのだが、極限まで無駄を削ぎ落とした語り口なので一編一編が短く、とても読みやすかった。人は何故犯罪を犯すのか、という根源的な問いの背景にそうした人間そのもの、そういった人たちの人生そのものが感傷的ではない文体によって(しかしなんらかの愛情すら持って)描かれていて感銘を受ける。いわゆるエンターテインメントとしての通り一遍のミステリーでもなく、深刻で陰鬱な純文学でもない。かといってただのドキュメンタリーというわけでもない。作者が有能な刑事弁護士であることから、すべて実話に基づいていることにも説得力があるし、ミニマリズムに徹した音楽を聴いているような斬新でとても新鮮な短編集だった。乾いた筆致がとにかく印象的。あらゆる人に薦めたい。ツイートにもあるように次作の短編集「罪悪」も早速アマゾンに注文した。


犯罪

今日で母のところに行かないのはもう4日目、何かがぽっかりと抜け落ちている感じが抜けず、いまだに慣れない。昨日弟から電話があって、特養で流行っているのは風邪ではなくインフルエンザらしい。いずれにしても早くまた面会出来るようになってもらわないと、どうにも気分的に落ち着かない。

それにしても今日は疲れた。明日も雪下ろしの続きをやるつもりではある。いい運動になるし。

カテゴリー: 未分類 | タグ: | 初めての雪下ろし、犯罪 はコメントを受け付けていません

充たされざる者

1月9日、金曜日。

曇りときどき晴れ。雪はほとんど降らず。

9時過ぎ起床。日中業務。夕方歯医者。夜BSで今日から開幕したアジア杯初戦、オーストラリア×クウェート。その後読書。

という具合に、日記なんてその気になれば1行か2行で収まる。つまり一ヵ月は30行から62行で収まることになる。常日頃の僕の日記はいささか長過ぎるのではないかと思う。だがしかし、人間の記憶というのは実にいい加減なものだから、後で検索をかけられるようにある程度は具体的に書く必要はあるのだった。

本日から始まったアジア杯、4-1というスコアが示すようにオーストラリアは確かに以前よりも強くなった(よりパスを回せるようになった)ように見えたが、それ以上にクウェートが弱かった印象。しかしやっぱりアジア杯って案外と面白い。たかがアジアだけの大会と侮れない。日本とてそう易々と勝てないし、ましてやそう簡単に優勝できるものでもない。だからこそ見ていて面白い。

カズオ・イシグロ「充たされざる者」読了。しかし長い小説だった。上下巻とかじゃないのにこれだけ長いとは。しかもそれが正味たかだか3日間ぐらいの話なのだ。それだけこの小説は寄り道が多い。というよりも寄り道自体がすべてと言ってもいいぐらいだ。一番の特徴は整合性とリアリティを無視しているところ。そもそも語り手である主人公の記憶自体が混濁している。時間はまるで相対性理論のように伸び縮みする。いや、どちらかというとひたすら伸びる。たかが2階までエレベーターで上がる間に果てしない長い会話がなされたりする。主人公が何かをしようとするたびに不意に誰かが介在し、主人公が口を開こうとするとそれを許さないように誰も彼もが長広舌をふるう。ともすると主人公の優柔不断さにいらいらする。ひたすら誰かの邪魔が入る。この小説自体がそういった邪魔や寄り道が目的であるかのようだ。話の方向性自体が意図的に曖昧であり明確なベクトルを持たない。それは主人公と登場人物の関係性もそうだ。作者は意図的に辻褄の合わない人間関係を描いている。入れ替わり立ち代わり登場してくる人たちは点として現れて一本の線としては結びつかない。これらは不条理を描く典型的な手法とも言えるが、いまさらながらカフカの偉大さを改めて感じる。このやたらと長い小説を読んでいる間、ずうっと主人公とともにいらいらしているわけで、ストーリーはどこにも帰結せず何も解決しないのだが、何故か最後に奇妙な安堵感を覚える。不思議な小説だ。


充たされざる者 (ハヤカワepi文庫)

今日は夜に米の雇用統計があったのだが本日は傍観。つまり、分からなかった。それに週末だからポジションを持ち越すのも怖いし。結果は現時点でブレただけ、確たる方向性は出ていない。無理して手を出さなくて正解だったか。

気がつくと明日から3連休、いつもなら憂鬱になるところだが幸いにしてアジア杯が始まり、明後日は日本とパレスチナの試合があるので助かる。しかし業務は今日も無駄骨に終わったがホントにただの時間潰しにしかならない現状。かといって日中自宅に篭ると煮詰まるし、困ったものである。最近体力、とみに足腰があからさまに弱っているので夜階段の昇降をしたが、ちょっとやっただけで物凄くへばる。まさに後期高齢者並みの体力。これは少し続けないと。

と、こんなことを書いている間にもパリでは新聞社を襲撃した犯人とその関係者が2か所で人質を取り立て籠もっていて剣呑なことになっている。


カテゴリー: 未分類 | タグ: | 充たされざる者 はコメントを受け付けていません