あやまち

2月27日、火曜日。

9時49分起床。

老人ホームの担当職員に、母を病院に移して欲しいと依頼した。

午前中、町役場に電話して健康保険の担当者に減額証(医療費の限度額適用)の説明を受けた。不思議なことに、保険証とマイナンバーカードの両方を持ってきて欲しいという。本来であればマイナンバーカードが保険証の役割を果たすのでは?と思ったが、今のところどうやらそうではなさそうだ。こんなことで、10月に本当に保険証を廃止するという愚行をするのだろうか。現政府のやることなすこと、すべて滅茶苦茶だ。

特老の職員に電話した際に、予約をしないで母に面会しに行ってもいいということを確認、前述の減額証を申請するために保険証も必要なので、午後に特老に面会に行った。

改めて見ると母の部屋は広くて日当たりもよく、住環境としてはいい。いつもと違って、事前に面会に来るという情報なしで訪れたので、母は喜んで今日はよく喋ってくれた。母に病院に移ることを告げたが、母はそれでもいいと言う。しかし、それを告げながら自分は間違っているのではないかという思いが頭から抜けなかった。病院の大部屋に移れば明らかに環境は悪くなる。今の母親は自力で起き上がることもできないので行動範囲はベッドの上に限られるが、それでもスペースが極度に狭くなるのは辛いのではないかと。とはいうものの、まだこうして話せるうちに点滴なりをしないと、凄いスピードで母は衰弱するだろう。

いずれにしても、母を病院に移すというのは究極の選択だった。

面会は15分程度と言われていたので、その足で役場を訪ね、先ほど電話で話した職員を呼んでもらって減額証を発行してもらった。それからまた特老に戻って保険証と発行されたばかりの減額証を預かってもらう。

これで本日やるべきことはすべてやった。残るは買い物だけだったが、雪かき用のプラスティックのスコップはホームセンターにもなかった。

帰宅して、抜け殻のようになってしまった。いまだに自分は間違っているのではないかという思いが抜けない。耳鳴りが酷かった。町営の温泉に行って戻ると、耳鳴りは少しましになった。

夜に弟と電話で話して、間違ってはいないことを確認。しかし母が可哀想だという気持ちは消えない。

昨日YouTubeにアップした曲に高評価がつかないので、ツイッター(X)で若者を煽るようなツイートをしたら、YouTubeに動画を上げるようになって初めて、ひとつだけ低評価を食らった。実際に低評価されてみると物凄いショックだった。結局、口は災いの元というか、余計なことを言わなければよかった。それにしても、ボサは何故こんなにも評価されないのだろうか? フェイスブックにも告知したので、同級生たちにもそれほど評価されていないというのは。結局、今日一番のショックはこれになってしまった。

ふと今気づいたが、ここにリンクを埋め込んでも、再生はされるが高評価はされないんだな……。YouTube上で見ないと。それでもめげずに貼っておくか。めげているけれど。

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長い話

2月26日、月曜日。

9時15分ごろ起床。

午前中母と面会。今日は母の部屋での面会だったが、担当職員に食事も飲み物もほとんど摂れていないのでもう看取り介護にするか病院にするか決めて欲しいと言われた。実際母はたった一週間でも見るからに弱っていて、いつ亡くなってもおかしくないように見え、僕はベッドの脇でボロボロと泣いてしまった。母はまだボケてもいないし受け答えもするが、もう長くは生きられないのだと。母の人生は終わりに近づいているのだ。夕方会社から帰宅した弟と電話で話し、このまま母が餓死するのを見守るわけにはいかないから病院に移すということに決めた。弟が妙に冷静だったのは、僕がまたボロボロ泣いたせいだろうか。明日担当職員に電話して、10年間いた特別養護老人ホームから病院に移すという話をする。

今日韓国ドラマ「私の夫と結婚して」全16話を見終わり、長い話にもいつか終わりはあるのだと思った。なんだかんだ、物凄く欲張った話ではあったが。途中いかに酷いことがあっても、最後がハッピーエンドならいいのだろうか。このドラマは人生をやり直す話だったが、現実には時間は巻き戻らない。人生もまた、ハッピーエンドならそれでいいのだろうか。長い話のように人生にもまた終わりがある。このドラマで印象に残ったのは、主人公の「運命なんて怖くない」という言葉だが、そりゃ、やり直せるのなら怖くないだろうな。未来は本当に不確定なんだろうか。変えられるものなのだろうか。

夜、バンドの新曲をYouTubeで公開。5拍子のボサ。ファーストアルバムにもボサを入れたのだがいまひとつ受けがよくなかった。この手のものはいかによい演奏をしても凡庸に聴こえるのだろうか。それとも単に、南米系というかラテン系の受けがいまひとつなのか。この曲の弦は本職のアレンジャーである陽太郎にアレンジしてもらった。タイトルはバルガス=リョサの「緑の家」。

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幸せってなんだっけ?

2月25日、日曜日。

10時14分起床。

最悪だ。夜買い物に出たときに玄関の屋根から落ちた雪をちょこっと雪かきしたら、プラスティックのスコップが割れてしまった。もうひとつのスコップも割れていて、残っているのは昔ながらの金属のスコップだけ。ドラッグストアに行ってみるともうスコップ自体が店頭にない。外は本降りの雪。

日中の記憶があまりない。一曲ミックスし直した気がするが……。午後からはひたすら韓国ドラマ「私の夫と結婚して」を見続ける。13話まで到達したが、11話であまりにも主人公が幸せになったので、あと5話が残っているので嫌な予感がした。これは酷いことが起こるのではないかと。案の定そういう感じに。というか、そもそも復讐譚+ラブコメというコンセプト自体も欲張りだが、何かと盛り過ぎな感。

久々に長いドラマを見て思ったのは、韓国のドラマに於ける幸せはどうも成功して金持ちになることとイコールな気が非常にする。気のせいだろうか。で、幸せってそういうものだっけ?

夜、バンドの曲を一曲動画にしたが、まだ公開していない。明日は午前中母と面会。

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失意

2月24日、土曜日。

9時14分起床。相変わらず寒いが、雪はちらついた程度。

夜、女子サッカー五輪最終予選、北朝鮮 0-0 日本。本当に酷い試合だった。終始北朝鮮が圧倒。日本はひたすらミス連発。勝てる気配なし。3-0ぐらいで負けて当然の試合だった。同じ条件下でこれほどパフォーマンスの差があっては話にならない。男子サッカーと同じく、ここに来て個人任せの行き当たりばったりのサッカーでは勝てないということ。肝心なところでミスを連発するのはポジショニングも悪いということ。そもそもシュートをまったく打たない。見ていてこれほどストレスの溜まる試合も珍しかった。

というのが本日のシメになったが、それでなくても今日はそもそも酷い気分だった。日中はアルバムに備えて一部曲のミックスし直し、ソロの一部弾き直し。それから例の韓国ドラマ「私の夫と結婚して」。めっちゃ面白いのだがいささか盛り過ぎの感もある。このドラマは主人公が10年前に戻って人生をやり直すという話なのだが、16話のうち半分近くまで見て、現実の人生はやり直しが効かないんだよな、と思う。自分の人生は失うものに比べて得るものがあまりにも少ない。もう欲しいものは何も手に入らないのではないかと、完全に悲観的なモードに入ってしまった。まるでトレードみたいだ。利食いはほんのちょっとで損切りはデカい。結局自分の力では何もどうにもならないんじゃないかと。まったくもってポジティブに考えられなくなってしまった。こうなるとうつ病だからどうのということではない……。

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完勝

2月23日、金曜日。

9時26分起床。会社員時代の夢を見たが、またしても会社の中で迷う夢だった。エレベーターを降りると、会社がどこにあるか分からなくなるという。

日中、ミックスの直し。都合9回もミックスし直しているということは、単純に判断力や耳が落ちているということなんだろう。自分の曲を客観的に判断するのは確かに難しいが。1曲直したあと、もう1曲ギターソロのテイクを修正、結局これもミックスし直し。

Jリーグ開幕戦、名古屋 0-3 鹿島。鹿島が完勝。たぶんこれが本日の「いいこと」なんだろう。恐らく今日は鹿島のいいところだけが出た試合。

ところで、昨日からAmazonプライムで見始めた韓国ドラマ「私の夫と結婚して」がめっちゃ面白いのだが、韓国ドラマあるあるでとにかく長い。1回1時間で16回もあるとは。まあ「冬ソナ」ほど長くはないと言えるが……。

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惨禍

2月22日、木曜日。

9時54分起床。夢の中で電車の駅を寝過ごすという、久々に入れ子構造の夢を見た。

朝食後雪かき。今冬2回目の除雪車が入っていて、雪も湿っていたので電動除雪機は使わず17分で力尽きる。一応車が出せるところまではやった。

日中は業務でボロボロ。不思議なくらいにやることなすことすべて裏目に出て、果てしなく往復ビンタを食らい続けてボコボコに殴られた気分。何をやっても上手く行かない日というのは確かにあるが、メンタル的なダメージが凄い。結局のところ、こういう日というのは途中から思考回路がネガティブになって、それが負の連鎖を生んでいるという感じがする。とにかく相場の神様にお前はダメだと言われている感凄い。ひとまず休めということなのかなあと解釈するしかない的な。いずれにしろ、明日はJ1の開幕戦があるので休むか。

それにしてもいいことないな。なんかいいことないかと毎日思っているのに。

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雪ふたたび

2月21日、水曜日。

9時47分起床。起きると外は雪景色になっていた。

雪はしんしんと降り続き、夕方にはちょっと積もった。よって、明日の朝は雪かきになるだろう。

日中業務少々。仕切り直しだがまだちょこちょことやるだけ。明日の早朝にFOMC議事録があるので様子見ということもある。

雪が降ったということもあって今日は寒かった。夕食後の夜、ずっと気になっていたp.m.のギターソロを弾き直してみたが、セッティングが同じではないのでどうしても荒く聴こえてしまう。弾き損ねが気にはなるものの、こちらのテイクの方がスリリングな気がするので、アルバムにはこっちのテイクを入れようかなと検討中。ソロだけ音色が違うのが気になると言えば気にはなるが。

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終焉

2月20日、火曜日。

10時43分起床。それでも眠い。というのも、昨夜あれから深夜になってキーボードの山崎と長電話、当初は曲の打ち合わせのつもりだったが、山崎のエレピ音源の問題解決に付き合うことになり、気がつくと3時過ぎまで付き合ったのだった。最近は寝る時間が以前より早くなって1時ぐらいには寝ていたので、途中から眠くて大変だった。

日中は何をしていたのか、今ひとつ定かではない。昼頃に昼寝をしたのは覚えている。と、思い出した。午後は以前から何度となくマスタリングをし直していた曲をミックスから修正して再度マスタリングしたのだった。で、夕方近くなって、最近の業務は含み損を両建てで固定したまま放置、という形だったのだが、どういう気まぐれか買いのポジションを利食ってしまった。怖いのですぐまた買いを入れるみたいなことをやっていたのだが、そうやっているうちに相場が下に傾いてきて、これはある意味チャンスだったのだが結局やることと言えば細かく損切りしてくことぐらい。それで夜になってとうとうすべて損切りしてスクエア(ポジションを持っていない状態)になった。そもそも最初に両建てのアイディアを思いついたときは、一生含み損を抱えるくらいのつもりだったのだが、結果的には二週間と持たず。だがしかし、ここ最近ほとんどポジションを取らなかったのでトレードのやり方自体を忘れつつあり、ある意味致し方ないのかなと。ただ、全部切ったらもうちょっと気分がすっきりするのかなと思っていたが、実際はそうでもなかった。なんだか嫌な不安感だけが残った。ひとまず悪夢は終わった。と考えるしかない。

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沈黙の艦隊

2月19日、月曜日。

9時8分起床。例によって朝食後昼まで昼寝。

Amazonのドラマ「沈黙の艦隊」を見終わったが、すべてが圧巻だった。映像、演出、音楽、役者の演技、どれをとっても素晴らしく、ここまで完成度の高い日本のドラマは見たことがない。原作の漫画の存在は知っていたが、いかにも海軍というか自衛隊ものというのはどちらかというと苦手で読んだことはなかった。大国アメリカ(そしてまた日本という国も)が一人の男に手玉に取られる話だから痛快なのは当然。感心したのは描かれるアメリカ、米軍にニセモノ感がなかったこと。それといささか揶揄して描かれている日本政府にそれなりに緊迫感がみなぎっていることだ。詰まるところ、考えてみればまったくもって荒唐無稽な話なのだがリアリティがある。もちろん虚構のリアリティだが。いずれにしても、日本もこれだけのものを撮れるのだなと改めて驚いた。

午後、仙台から弟が来て一緒に母と面会したが、母の衰えぶりにがっかりする。このままではいずれ要介護5になるというか、もうそんなに長くは生きられないのではないかと。人が年を取るのは当たり前であるのだが、何故か目の前の母だけが急速に年老いていくように思えて。

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蚊帳の外

2月18日、日曜日。

8時41分起床。だと思う(手帳の字が読みにくい)。

朝食後に血圧を計ったら、降圧剤を増やしたからか下の血圧が70を割っていて、そのせいなのかふらふら。よって午前中はソファで昼寝をして全滅。

午後はアンプシミュレーターをちょっと試す。ひとつ欲しいものがあってのことなのだが、ソフトウェアのアンプシミュレーターはやはりレイテンシーが気になる。

今日からBlueskyというSNSを始めてみた。とはいうものの、見た目も中身もかつてのツイッターとまったく同じ。違うところはよく分からないが、まず誰をフォローしたらいいのか全然分からない。仕方なく検索をかけてツイッターでフォローしている作曲家の人をフォローしたら、フォローバックしてもらえた。そんなわけで、フォローしているのは2人、フォローされているのは1人。茫漠とした砂漠の真ん中にぽつんと一人でいるようだ。そのうち厭世観が湧いてきて、自分は世界の蚊帳の外にいるのだ、という気がしてきた。

夜、そんな気分の中、Amazonプライムでドラマ「沈黙の艦隊」を見始めたのだが、これがどうやって撮ったのか不思議に思える映像の連続。ほぼほぼCGなのだろうが、なんとも凄い時代になったものだ。

明日は午後仙台から弟が来て、二人で母と面会。

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