揺れと慣れ

2月17日、火曜日。

kitchen

8時6分、地震で目が覚めた。それほど大きい揺れというわけではなかったのだが、がたがたと長い時間揺れたのでもしかしたら大きな揺れが来るかもと思わせるような感じだった。震災の年を想起させる。実際、午後の地震も含めて震災の余震だったようだ。午後の地震の方はちょうど業務から帰る頃合で気づかなかった。青森の方では震度5だったようだが。

業務から帰宅後、2時過ぎに特養に電話して母に会いに行く。このところの母は変わりなく、安定しているというか感情的なブレや妄言はない。特養に入ってもう10ヶ月目になるが、ようやくというか、すっかり慣れたということなのだろうか。気がつくと面会を控えるように言われてから1ヵ月以上経ち、あれほど毎日面会に行っていたのに、僕の方でも数日おきにしか会えないことに慣れ始めている。なんだかそういうことも少し寂しいことのように思える。

帰宅後、風呂の掃除をして夕方近くなるとまた眠気が襲ってきて台所のテーブルに突っ伏して少し寝た。不自然な姿勢のせいか首が痛くなった。夕食後、huluで「桐島、部活やめるってよ」を見始めたのだけれど、時間軸を細分化する手法はいいのだがどうも見ている僕の方がいつもながら集中力に欠ける。淡々と描かれる高校生活というものは、僕ぐらいの年齢になるとなかなか感情移入出来ない。自分の高校時代というものがあまりにも昔すぎて、もはやほとんど思い出せない。覚えているのはバンドのこととか、テニス部の部室、あとは数少ないデートをしたこと。考えてみると授業中の記憶というものがない。いずれにしても、普通に携帯を持ち歩くいまどきの高校生の日常と、自分の高校時代とがリンクしないのは当たり前のような気もする。そんなわけでたぶんよく出来ている映画なんだろうなと思いながらもまた中途になっている。

相場は朝、夕方、夜とちまちまとやったのだが、結果的には失敗だった。朝持ったポジションをそのまま持ち続けているだけでよかった。ついさっき指値がひとつついたけれどさてどうしたものか。

なんだか一日の輪郭がはっきりしない。今週は予定というものがない。せいぜいが買い物の予定を書き込む程度。あとは手帳が真っ白だ。なんとなく一日が過ぎていく。音楽をかけないと田舎の夜は静かだ。しんと静まり返っている。ただ暖房の音だけが微かに聞こえる。ひっそりと夜は更けていく。

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とんこつ

2月16日、月曜日。

豚骨のラーメンが食べたくてしょうがなかったのだ。用賀に住んでいたころ、柳屋という九州ラーメンの店が出来て、そこの豚骨の細麺のラーメンが無茶苦茶美味かった。ああいう、こってりとした豚骨スープのラーメンが無性に食べたかったのである。というのも、田舎に戻って以来、この町で2軒のラーメン屋に行ったがどちらにも豚骨はなく、スープが(自分的には)あっさりし過ぎていた。味噌ラーメンを頼んでもあっさり。非常に物足りない。

というわけで、ネットで調べて隣町に豚骨ラーメンを出す店があるというので夕飯はそこに食べに行くことにした。ラーメン屋が2軒近いところにあって、手前の店の方が評判がいいことは分かっていたが、とにかく僕は豚骨のこってりしたラーメンが食べたかったので新潟のチェーン店であるラーメン屋に入り、豚骨チャーシュー麺を頼んだ。

ramen1

これが衝撃を受けるほど美味しくなかった。不味いといっていいレベル。スープは豚骨なのに魚介の味が残る。で、やはりあっさりし過ぎている。具も物足りない。物凄くがっかりした。やはり山形のラーメンのレベルは低い。これまで3軒で食べてスープは元より麺も旨いと思ったことがない。萎える。恐らく、山形のラーメンの傾向と僕の好みとがまったく合わないのだと思う。それにしても柳屋のラーメンが懐かしいし恋しい。武蔵浦和でもラーメンの集合店舗があって美味しいラーメンが食べられた。山形では九州の豚骨ラーメンはおろか、札幌系の味噌ラーメンも望めそうにない。しばらく店を探索する気も失せた。山形、少なくとも僕の住むこの町の近辺ではラーメンではなく蕎麦を食べるのが正解なようだ。

そもそも量的にも物足りなかったので夜になって腹が減ってしょうがなかった。まったくもって本日の夕飯は失敗、自分でレトルトのナポリタンを作った方がよほど美味しかった。

今日はほぼ晴れていた。何故か8時前に起きる。その前に6時台に何度か目が覚めて二度寝三度寝。考えてみれば今日はプラスティックごみの日で、ごみが2袋溜まっていたのでどうせならもうちょっと早く起きてゴミを出せばよかった。

というわけで早起きしてしまい、朝食後に業務に行ってしまった。今日はツイていた。しかしながら、あれほど連日追い求めていたのがこの程度のことなのかと脱力する。なんだか馬鹿らしくなってしまい、昼過ぎには帰宅。

例によって眠気がやってきて午後はコタツで昼寝。少しだけ寝て母のところに顔を出そうと思っていたのだが、気がつくと2時間近く寝てしまい、目が覚めるともう5時になっていたので今日は母のところに行くのを断念。

相場は今日は米市場が休場な上にギリシャ問題でユーロがどう動くか見当がつかず様子見。

「深夜食堂」、とうとうhuluで配信している20話を全部見終わってしまった。最後の方は少々トーンダウン、今日は泣かなかった。早くシーズン3を配信して欲しいものだ。その流れで「孤独のグルメ」という松重豊主演のドラマ(やはり30分もの)を1話だけ見たが、こちらは半分はただ松重豊が旨そうに食事しているだけという、食いしん坊万歳のドラマ版といったところ。

前述のラーメンの話も「深夜食堂」もそうだが、これまで僕は自分をグルメではないと思っていた。それほどのこだわりはないし食べ物に関して薀蓄を語りたがるタイプでもないし。しかしながらどうやら僕にも美味いだの不味いだのという基準はそれなりにあるのだなと。確かにもう10年以上前になるけれど料理が趣味だった時期があって、そのころはソース作りから入れ込んであれこれやっていたものだった。そういえば、レトルトのスパゲッティですら美味しいものとそうでないものがある。自分で思っている以上に実は味にうるさい部分はあるのだなということに気づく。で、おいしそうなものを見るとやっぱり食べたくなる。

今日は2日遅れでバレンタインのチョコレートが届いた。同級生のOさん、ありがとうございます。イタリアのチョコレート、思いの外おいしかったです。

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禁忌

2月15日、日曜日。

8時45分起床。一日中雪が降り続いたというわけではないのだけれど、結果的に3度雪かきをした。今日は業務に行ってしまった。で、案の定無駄骨。なんていうか、ツイてないというよりも普通に起こることが起こっているだけであって、要するに自分が欲しているほどツイていないということなのだなと思う。つまり、不ヅキが続くとそろそろツイてくるのではないかという無意識下の願望があって、結果としてツイているかいないのかという両極端の見方しか出来なくなってしまうという人間の心理。いつの間にかツキだけが物差しとなってしまう。まったくやれやれとしか言い様がない。

3時半に精神科。しかし行ってみると待合室がやけに混んでいる。看護師に訊いてみると1時間は待つというので向かいの喫茶店でウィンナーコーヒーを飲んで時間をつぶす。このウィンナーコーヒーが恐ろしく不味かった。診察では医師にどうかと訊ねられても答えに困った。自分でもよく分からない。酷く煮詰まっている時期が長かったように思えるが、昨日辺りからドラマを見続けていたりもするので、1ヵ月というスパンでの自分の状態がすっかり訳が分からなくなってしまい。もう随分前から医者の方でも治療に煮詰まっている。今日も薬も含めて何かいいアイディアがありますかと僕に訊ねてくる始末。結局薬は変わらず。

今日も昨日から引き続きhuluでドラマ「深夜食堂」を見る。で、ときおり涙ぐむ。1話が30分と短いし、毎回誰かしらがちょっとずつ幸せになるので延々と見続けてしまう。フォークソングの類は苦手なのだが、オープニングを歌っている鈴木常吉と挿入歌を歌っている福原希己江は凄くいい。ぐっと来る。恐らく映像・ドラマとの相乗効果だとは思う。単体で歌を聴いたらここまで感情移入出来てはいなかったと思える。

不味いウィンナーコーヒーを飲んでいる間にフェルディナント・フォン・シーラッハ「禁忌」読了。正直言ってがっかりした。最初に読んだ「犯罪」があまりにも新鮮で強烈だったので、どうも期待し過ぎたのか。作を重ねるごとに読み手の自分のテンションが落ちていく。以下ツイートから。

とまあ、こうして連続ツイートしたものを並べると文句たらたらなのだけれど、それだけ期待が大きかったということ。

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深夜食堂

2月14日、土曜日。

人が幸せになる話が好きだ。バレンタインデーの夜、台所で一人、ノートPCでドラマ「深夜食堂」を見て涙ぐむ俺がいて。相変わらず涙もろい。最近読んだ中で一番好きな「ストーナー」は、失敗と思える結婚生活にもじっと耐えて、主人公であるストーナーは幸せに人生を終えた。少なくともそんな風に思えた。

今日はシーナ&ザ・ロケッツのシーナの訃報が入った。僕は内田裕也のツイートで知った。ツイッターは一番情報が早いメディアだと思う。シーナはパソコンで35年間の自分のバンドの音源を聴きながら亡くなった。旦那の鮎川誠は幸せな死に方だと言った。たぶんそうなのだろう。彼女はそうして61歳の生涯を終えた。

さっき玄関の鍵を閉めるときに外を見たら雪が降りしきっており、明日の朝の雪かきは確定。

昨夜寝たのは2時過ぎなのに、今朝も8時過ぎに無駄に早起きしてしまった。朝食後に雪かき。除雪車が入ったので30分かかった。早起きすると条件反射的に業務に行きたくなるが、行っても得られるのはストレスと経済的損失だけなのが分かっているのでじっと耐える。それでなくても今日は朝から断続的に雪が降っている。昨夜からの続きでYouTubeで延々とバラエティの動画を見て午後まで過ごす。夕方近くなって眠気がやってきて、コタツに移動して1時間ちょっと気絶。朝もうちょっと寝られればいいのだが。

その後、夜は前述のように「深夜食堂」を見続ける。この歳になってようやく酒が飲めるようになったので、一度はゴールデン街で飲んでみたいものだと思うのだが、たぶん叶わぬ夢だろう。大体において、一人で店に入って酒を飲むなんてことは、まだ自分が酒が飲めるのかどうかも分からなかった高校のとき(学校の帰りにスナックでジン・フィズを飲んだりしていた)以来一度もしたことがない。

ツイッターでやりとりしていて、渋谷の喫茶店マックスロードを思い出す。かつては根城だった渋谷、懐かしい喫茶店は数多い。一番思い出深いのは109の地下にあったカフェ・ラ・ミルだろうか。最初は違う名前の喫茶店だった。場所が分かりやすいので打ち合わせで一番多く使った。パリ人肉事件の佐川君を見かけたのもカフェ・ラ・ミルだった。女の子と待ち合わせたのもカフェ・ラ・ミルが一番多かった。あとはBUNKAMURA地下のドゥ・マゴとか。学生時代に行った道玄坂のロック喫茶B.Y.G.、自分の小説にも何度となく登場させて行きつけだったジャズ喫茶メアリー・ジェーンはいまだに在る。いつかまた訪れるときは来るのだろうか。

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バラエティ

2月13日、金曜日。

早く起きたらゴミを出そうと思っていたのだが、微妙にゴミを出せない7時50分に起床。この辺は8時までにゴミを出さなければならない。名前を書かなければならないので都心のように前の晩に出すことも出来ない。中途半端に早起きしてしまったので今日も業務へ。で、例の早起きするとツイていないというジンクス。昨日から通算9回続けて40%のカスを引き、さすがにもうやってられんと呆れて帰る。どういうわけか早起きして業務に行くといつもツイてない。それでも行ってしまうのは、早起きして自宅に篭っていると煙草の本数がやたらと増えてしまうのではないかと思うから。しかしここまで来るとしばらく行く気が失せる。

帰宅後、PCに向かって相場のポジションを取ったりしていたのだが眠気が頭に蜘蛛の巣のように絡みついていたので、ソファで毛布を被る。小一時間ほどうとうとする。

ようやっと眠気が取れてまた机のPCに向かう。ふと窓の外を見ると猛烈な吹雪になっていた。風が強いのか地吹雪のようになっていた。この調子でずっと吹雪かれたら一体どうなることかと思ったが、30分後ぐらいに吹雪は止んだ。

昨夜から持ち越したポジションは朝方決済、午後に取ったポジションはドル円だけ残してユーロドルは少しばかりの利食いで決済、ドル円は夜にそこそこのところで利食いして決済。今日は週末だしギリシャ情勢も気になるので無理せず。

夕食後頭痛がしてアドヴィルを飲む。相場のポジションを全部決済してからはテレビで「崖の上のポニョ」を見始めたのだが、冒頭からついていけない感じがしてこれは無理と思い、YouTubeで「嵐にしやがれ」の内田篤人ゲストの奴を延々と3本立て続けに見た。めちゃくちゃ面白かった。こうしてみると、もしかして自分は本質的にはバラエティが好きなんじゃないかと思った。CMがなければ。嵐って結構面白いなと思う。意外な発見。

明日の朝の雪かきは既に決定事項。予報も雪。しかし早起きすると前述のように煙草の本数が増えるし眠気が取れないしあまりいいことがないように思える。出来れば夜型で回した方が気分的には楽だ。しかしながら早起きすると早く眠くなってまた早く目が覚めて、という循環になってしまう。

ちなみに、なんで「崖の上のポニョ」を見ようと思ったのかというと、ポーニョ、ポニョポニョという主題歌をソニー時代に同僚だった藤岡さんが歌っている(しかも紅白にも出たらしい)ということが判明したからなのだが、結局見れずじまいだった。


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早起き

2月12日、木曜日。

もう眠い。

今朝はゴミ当番だったので、ついでにゴミを出そうとアラームをかけて7時20分に起きた。お蔭で懸案だった資源ごみ(あきかん)を出すことが出来た。

早起きしたので今日も業務に行ってみる。すると、超絶にツイていなかった。40%が7回も続くとなればもうどうしようもなく、ここまでツイてないとかえって諦めがついてせいせいする。なんていうか、早起きするとことごとく損をするという最近のパターン。帰宅すると宅配便の不在票が届いていたので連絡を取り、2時半までに来るというのでそれまで少し寝ようとソファで毛布を被る。しかしなかなか寝付けず、一瞬うとうとしたぐらいだった。届いたのはFXで使っている業者のキャンペーン商品。レトルトのカレーとか。これが意外と助かる。

荷物を受け取った後、特養に電話して母のところに行った。母はずっと遠くを見ているような茫洋とした感じだったが、落ち着いてはいた。僕が一昨年喧嘩した近所の医者の名前が出て来ないと言うと、母も思い出せないらしくしきりに気にしていた。二人で頭を捻ったがとうとう名前は出て来なかった。小一時間ほどいて帰る。

帰宅後の夕方、huluでドラマを見始めると相場の指値が成立した音がしたので見ると、ドル円が急落、あっという間にストップに引っかかってしまった。凄い勢いで落ちるので何事が起こったのかと思いきや、日銀の関係者の発言の報道(噂レベル)だった。大体落ち切ったところで買い直し、夜に決済してトータルでは結局プラスに持って行くことが出来た。その後の指標で動いたのを見計らって取ったポジションはことごとく同値決済。

今日は雪ではなく雨、お蔭で少しだけ雪が融け、雪かきをせずに済んだ。明日は燃えるゴミの日だし、眠いので今夜も早めに寝て朝起きられたらゴミを出そう。


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欲求不満

2月11日、水曜日。

祝日。体調が悪い。朝は9時前に起きて朝食後に軽く雪かき。業務に行ってみるが、ツキがないというよりも今月は下ネタに拘り過ぎている。業務中からどうも体調がよろしくなく、風邪でもひいたのかと思う。帰宅後、眠気が襲ってきてコタツで少し寝てから母のところに行こうとしたものの、そのまま5時ぐらいまで寝てしまい本日は母のところに行くのを断念。いずれにせよもし風邪をひいているとしたらうつすと大変だ。コタツで寝るといつもの習いでさらに具合が悪くなる。普段の夕飯の頃合になってもまったく食欲がない。朝食用のパンが切れたこともあってスーパーまで買い物に行き、500円の刺身を買ってきてそれで夕飯を済ませる。

体調が悪いと相場もやる気になれず。huluで「ライフ・イズ・ビューティフル」の続きを見始めたがどうもオーバーアクトの演技が鼻について途中で止める。先日見た「ニュー・シネマ・パラダイス」もそうだが、どうもこの辺の評判のいいイタリア映画というのは演出過剰というかわざとらしさの方が目についてどうにも僕はダメだ。かつてのタヴィアーニ兄弟とか、もっとさかのぼればフェリーニとかパゾリーニといったころのイタリア映画はどこに行ってしまったのだろうか。続いて「マイアミ・バイス」を見始めたのだが冒頭でこれは無理と諦める。どうも今は抑制の効いた映画しか見れないのか、それとも映画というものを見れる精神状態にないのか。

煙草を吸ってもおいしくない。やっぱり風邪気味なのかなと思う。それに、どうも自分が欲求不満の状態にあるような気がしてならない。欲求不満というのは現実を素直に受け入れられないということだと思う。それがいろんな意味で自分に蓋をしているような気分。解放感がないし、なかなかポジティブになれない。

明日の朝はゴミ当番なので、今日は早めに寝ることにする。

と書いているそばから、こんな時間から酔っ払って相場のポジションを取ってどうすんだ、俺。

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火星の人

2月10日、火曜日。

アンディ・ウィアー「火星の人」読了。非常に評判の高かった本で、実際よく出来ている小説で面白かった。がしかし。大半を占める主人公の独白があまりにも軽い。アクシデントで火星にただ一人取り残されるという深刻な状況にいるのに、あまりにもお気楽でハイなのだ。口語体を原文の雰囲気のまま訳そうとした試みは分からないでもないが、この辺は欧米人と日本人のノリの違いというか、テンションの違いのようなものを違和感として感じてしまう。偶然ではなく必然の積み重ねで主人公が窮地に陥るという作者の用いた手法は実に正しいし、火星でのサバイバルが科学的にも緻密に書かれているのだが、そのシリアスなディテイルとは裏腹にあまりにも楽天的な主人公が軽薄に見え過ぎてしまう。ユーモアがてんこ盛りなのだが、てんこ盛り過ぎてサバイバル・コメディの体を成している。なので最後まで読み切った読後感もなんか内容の割には軽い。それと、専門用語がカタカナでなんの説明もなく頻出するのも気になった。ウィリアム・ギブスン作品で黒丸尚がやったように、もっとルビを使うようにしたらもう少し分かりやすくなったと思う。要はアメリカン・コメディ的なハイなアメリカ人のノリをあまりにもそのまんま日本語に置き換えたので読んでいる日本人の読者である(テンションがやたらと低い)自分との落差、カルチャーギャップみたいなものが気になった。言い方を変えれば深刻な話なのにお気楽に読めるし、長い小説なのに読みやすくすいすい読める。なんか褒めてるのかけなしているのか分からなくなったけれど、いろんな意味でオタクな小説であるとは思う。

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今日は世界が雪に埋もれる。朝食後に1回目の雪かき。ときどき小止みになるものの、油断するとまた凄い吹雪みたいになったり。日中は結構な勢いで雪が降りしきっていた。そんなわけで午後に2回目の雪かき。今日は午後泌尿器科の予約が入っていたので3時ごろに行ったら前代未聞に混んでいた。かといって、吹雪いてる中を来たので出直す気にもなれず、本(シーラッハ「禁忌」)を読もうと思ったのだが物凄く眠くなり、結局ひたすら待合室で舟を漕いでいた。気がつくと1時間半も待たされた。終わって処方薬局で薬を受け取って帰るころにはもう5時近かった。ところで、なんで泌尿器科に通っているのかというと、トイレがやたらと近いからで、軽い前立腺肥大と診断されて薬を飲んでいる。トイレが近いのはとにかく四六時中飲み物(それもコーヒーとかの利尿剤的なもの)を飲んでいるせいもかなりあるとは思うものの、それはそれで抗うつ薬として飲んでいるドグマチールとかの副作用で口が渇いたり、あるいは煙草のせいであったりもするのだろうが、ただ前立腺肥大という病名をつけられると通わずにはいられないわけで。で、薬を飲むようになってから大分経つけれどもいまだにトイレの近さは解消されていない。というわけで今日からまた薬がひとつ増えた。

本日の相場は昨夜指値しておいたのが寝ている間に成立、それを夕方まで引っ張っていい感じで利食い出来たので後は乱高下っぽいところもあり無理しなかった。これで昨日の大敗分を7割5分方ぐらい取り戻した。昨日やたらとバタバタとポジションを取り過ぎてしまった反動か、今日は必要以上に慎重になって消極的になったかも。

夜は久しぶりにhuluで「ブリット」の続きを最後まで見た。ホントにこの映画はディテイルをよく覚えている。たぶんもう4回ぐらい見たのだろう。中堅どころの印象が強いピーター・イェーツ監督作品らしく、けして大傑作というわけではないのだけれど、ティピカルな刑事もののツボを堅実に押さえた映画ではある。

さっき玄関の鍵を閉めるついでに外を見たらどうやら今は雪は止んでいるようだが、一日中雪が降って道路がすっかり圧雪路になってしまったので除雪車が入る可能性大。どっちにしても明日も雪かき。明日は祝日だし、母の様子を見に行きたい。なのであんまり今日みたいにどかどかと降らないで欲しいのだが。


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惨禍、猫

2月9日、月曜日。

気がつくと高い門柱の上にいて降りられないという夢を見て、不本意ながら7時45分起床。予報通り、外は雪だった。今日は県立中央病院で悪性リンパ腫の予後検査が1時に入っているが血液検査があるので1時間早く行かなければならない。なので、アラームをかけてソファで毛布を被ってぎりぎりまで寝る。すると、猫を抱き上げたらその猫が自分の背丈ぐらいあるという夢を見た。

病院では今日は少々待たされた。先日のCT検査も今日の血液検査も異常なし。よかった。帰りがけにドトールに寄って遅めの昼食を摂る。

帰宅後は相場。またもや気がつくとポジションを取りまくって状態突入、方向性のはっきりしない日に振り回された。結果的に大敗。なんていうか、今日はそれほど動いた日ではないのにこれだけボコボコにやられてしまうということに参る。こういう日はちょっとした動きに右往左往してしまう。それで自分のスタイルを見失ってしまう。というか、そもそもよく分からない日だった。

そんなわけでストレスで煙草ばかりが増えた。だが今日のところは検査結果が異常なかったということに感謝すべきなのかもしれない。それが一番大事。

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ゼロ

2月8日、日曜日。

外は雨の音がする。これも山下達郎よろしく、夜更け過ぎに雪へと変わるのだろう。なにしろ予報では明日の山形の最高気温はマイナス1度で雪。明日はまた県立中央病院に行かなければならないのだが。ユーウツ。

集中力がない。まったくない。ゼロ。本も読んでいられない。特に音楽をかけているとまったく読書に集中出来ない。夕方、書斎の窓際で本を読もうと試みたが結局一人掛けのソファでうたた寝をしてしまっただけに終わる。本をまともに読めるのは寝床の中かトイレの中だけだ。

ここまで集中力がないとひたすら煮詰まる。ギターは何故か弾くたびに下手になる気がする。よってすぐ嫌になる。夕方の煮詰まり方が特に酷かった。何をしたらいいのかさっぱり分からなくなる。夜になって、一年ぶりぐらいにXPのPCに電源を入れて必要なファイルをUSBメモリに移そうと試みたが、やたらめったらフリーズして何度やってもダメ、諦める。こうして何をやってもダメな感じがしてさらに煮詰まる。

しょうがないので久々にヨウタロウに電話してみると、どうやら仕事中らしかったのですぐに切る。どうせ話すことなど特にないのだ。ヨウタロウは電話に出てくれるだけまだましだ。

二度寝三度寝して9時に起きて、結局今日も業務に行った。で、今日も不ヅキ。4日連続。まあこれは別に不思議なことではない。そういえば朝方、アマゾンから注文していたギタースタンドと本が届いた。無料お試しでのお急ぎ便はとにかくやたらと早く届く。考えてみればギター2本あるのだからスタンドも2本頼めばよかったかなと思う。追加で注文してもいいのだが。

いずれにしてもここまで煮詰まると日記に書くことすらない。なんでこんなに集中力ないのだろうか。こういうときは物事に対する興味まで失ってしまう。こういうのは抑うつ状態の典型的な症状だが……。本当に最近、相場のない土日は途方に暮れることが多い。こうなると投げやりな人生とも呼べない。ただ道に迷ってどの方向にも行けなくなって呆然としている感じに近い。


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